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セントジョーンズワートオイルの効能とは?香りやアロマオイルとしての使い方も

2024年5月24日

セントジョーンズワートオイルとは、セントジョーンズワートというハーブの花や葉をオリーブオイルに漬け込んで作るオイルです。

古くから傷や炎症、神経痛などへの効果のほか、抗うつ作用やリラックス効果も期待できると言われています。

この記事では、セントジョーンズワートオイルの効能や香り、アロマオイルとしての使い方などについて詳しくご紹介します。

セントジョーンズワートオイルは、自然な成分で作られた安全で優しいオイルですが、使用する際には注意点もあります。最後までお読みいただき、セントジョーンズワートオイルの魅力を知っていただけると嬉しいです。

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セントジョーンズワートオイルの効能

セントジョーンズワートオイルとは、セントジョーンズワートの花びらをオリーブオイルなどに漬け込んで抽出したインフューズドオイルです。

赤い色と独特な香りが特徴で、古くから傷や炎症の治療に使われてきました。

セントジョーンズワートオイルの効能を以下にまとめました。

効能 補足
皮膚トラブルの緩和 皮膚軟化作用や抗菌作用、創傷治癒作用や消炎作用があるので、日焼けや火傷、虫刺されや切り傷などの皮膚のトラブルに塗ると、痛みや炎症を和らげ、早く治りやすくします。また、ニキビや湿疹などの肌荒れにも効果があるとされています。
筋肉・関節の痛み緩和 血流促進作用や鎮痛作用があるので、筋肉や関節のこわばりや痛みに塗ると、ポカポカと温かくなり、コリや緊張をほぐしてくれます。五十肩や腰痛などの慢性的な痛みにも効果があるとされています。また、むくみやセルライトの解消にも役立ちます。
精神的な不調の緩和 抗うつ作用や安眠作用、鎮静作用があり、欧州ではうつ病の治療サポートとして処方されることもあります。不安や不眠にも効果があるとされています。

アロマオイル・エッセンシャルオイルとしての効能

セントジョーンズワートオイルは、インフューズドオイルとして身体に塗ることで様々な効能を発揮しますが、精油で去るアロマオイルやエッセンシャルオイルとしても使用できます 。

セントジョーンズワートの花から抽出される精油は、香りや成分がインフューズドオイルとは異なりますが、同じく精神的な不調に効果があるとされています。

主な効能を以下にまとめました。

効能 補足
抗うつ作用 セントジョーンズワートは、「サンシャイン・ハーブ」とも呼ばれるほど太陽の光を感じさせる明るい香りが特徴です。この香りは、脳内の神経伝達物質である セロトニン や ドーパミン の分泌を促進し、気分を高揚させます。また、ストレスや不安によって引き起こされるコルチゾールというホルモンの分泌を抑制し、リラックス効果もあります
安眠作用 メラトニン という睡眠ホルモンの分泌を促進し、睡眠の質を向上させるほか、不眠の原因となるストレスや憂鬱な気分を和らげ、心身を落ち着かせます。
鎮静作用 香りは、 GABA という神経伝達物質の活性化を促進し、神経系を鎮めます。また、緊張や不安を解消して精神的なバランスを整えます

セントジョーンズワートオイルの香り・匂い

セントジョーンズワートオイルにはインフューズドオイルと精油の2種類がありますが、それぞれ 香りや匂いが異なります。

作り方・特徴 香り
インフューズドオイル 花びらをオリーブオイルなどに漬け込んで抽出したもの。酸化して赤い色をしている。 酸っぱくて苦味のある香りと、ベースとなる植物オイルの香りが混ざっている。
精油 花から水蒸気蒸留法で抽出したもの。黄色い色をしている。 甘くて爽やかな香りがある

インフューズドオイルと精油ではそれぞれ使用方法や注意点も異なりますので、次に詳しくご紹介します。

使い方と注意点

セントジョーンズワートオイルは、インフューズドオイルと精油で使い方が異なります。

インフューズドオイルは身体に塗って使用し、精油は香りを楽しんで使用するという違いがありますが、それぞれ注意点もありますので使用前に確認しておきましょう。

ここでは、

  • インフューズドオイルとしての使い方と注意点
  • 精油としての使い方と注意点

それぞれについて詳しくお伝えしていきます。

インフューズドオイルとして使う場合

インフューズドオイルは、単体で使用することもできますし、他の植物オイルや精油とブレンドして使用することもできます。

単体で使用する場合は、適量を手に取って、気になる部分に塗ってマッサージします。血行促進や鎮痛効果があるので、足やお腹のスリミングや肩こりのケアなどにおすすめです 。

また、傷や火傷などの外傷にも塗って治癒を促進させることができます。

ブレンドして使用する場合は、ベースとなる植物オイルにセントジョーンズワートオイルを加えて混ぜます。植物オイルはお好みで選ぶことができますが、例えば オリーブオイル や マカダミアナッツオイル などと相性が良いとされています。

そのほか、インフューズドオイルは フェイシャルケアにも使用できます。

例えば ブースター として使用することで肌の血行を良くし、美肌効果を高めることができます。ブースターとして使用する場合は、洗顔後に化粧水をつけた後に適量を手に取って顔全体に塗った後に乳液やクリームなどを重ねて保湿します。

また、パックとして使用することで肌の引き締め効果やリフトアップ効果を得ることができます。パックとして使用する場合は、適量を手に取って顔全体に塗った後に、コットンやガーゼなどを乗せて10分程度放置します。その後にぬるま湯で洗い流します。

なお、注意点としては以下の4点が挙げられます。

  1. 妊娠中や授乳中の方は使用を避ける。
  2. オイルを肌に塗った後は紫外線を避ける。(光毒性を起こす可能性があるため)
  3. 血液凝固阻止薬や免疫抑制薬などの医薬品と併用しない。
  4. 過剰な使用は控える。

上記4点に注意して、安全に活用していただけたらと思います。

精油として使う場合

精油は、アロマテラピーとして香りを楽しむことで効果があります。

精油はアロマディフューザーや アロマランプなどに入れて空気中に拡散させることで、香りを吸入することができます。

香りを吸入することで、脳内の神経伝達物質の分泌を調整し、気分を高揚させたりリラックスさせたりすることができるほか、抗うつ作用 や 安眠作用 や 鎮静作用 があるとされています。

精油は ハンカチ や ティッシュ などに数滴垂らして持ち歩くことで、いつでも香りを嗅ぐことができます。

また、バスタイムにも使用できます 。バスタブにお湯を張った後に数滴垂らすことで、香りを楽しみながら全身の血行を良くし、リラックス効果やデトックス効果を得ることができます 。

ボディオイル や クリーム などに数滴混ぜることで、身体に塗ってマッサージすることもできます。これはインフューズドオイルと同様に血行促進や鎮痛効果があります 。

なお、精油として用いる場合でも、注意すべき点はインフューズドオイルとして用いるサイト同じですので、ご参照ください。

オイルマッサージの効果

セントジョーンズワートオイルは、インフューズドオイルと精油のどちらもオイルマッサージに適しています。

オイルマッサージとは、オイルを身体に塗って手で揉んだり押したりすることで、血行を良くしたり筋肉をほぐしたりすることで、リラクゼーション効果や美容効果などがあります。

セントジョーンズワートオイルには、花びらから抽出された成分に 血流促進作用や鎮痛作用 があるため、インフューズドオイルを使ったオイルマッサージには、以下のような効果が期待できます。

効果 補足
スリミング効果 血流が良くなることで新陳代謝が上がり、脂肪燃焼やむくみ解消につながります。足やお腹などの部分痩せにおすすめです。
肩こりや筋肉痛の改善 鎮痛作用があることで痛みを和らげるほか、血流が良くなることで筋肉のこわばりや緊張もほぐれます。肩や首、腰などのコリにおすすめです。
外傷の治癒促進 殺菌作用や抗炎症作用があることで傷や火傷などの外傷の治癒を促進するほか、収れん作用や抗酸化作用があることで肌の引き締めや老化防止にも役立ちます。

一方で、精油を使ったオイルマッサージには、以下のような効果が期待できます。

効果 補足
気分の高揚やリラックス 香りを吸入することでストレスや不安を軽減し、気分を明るくしたり落ち着かせたりすることができるほか、入眠のサポートにもなります。
免疫力の向上やデトックス 香りを吸入することで自律神経のバランスを整え、免疫力を高められます。また、血流が良くなることで老廃物の排出や代謝の促進にもつながります。

精油を使ったオイルマッサージは、他の植物オイルやインフューズドオイルとブレンドして使用します。

ブレンドする場合は、20mLのブレンドオイルを作る場合、ベースの植物オイル20mLに対してセントジョーンズワートの精油2滴程度が目安です。精油はお好みで選ぶことができますが、例えば ベルガモットやカモミールなどが相性が良いとされています。

セントジョーンズワートオイルは顔にも使える?

セントジョーンズワートオイルは、インフューズドオイルと精油の2種類がありますが、どちらも顔にも使えます。

それぞれのオイルをフェイシャルオイルとしてに使う場合の効果や使い方、注意点について、お伝えします。

インフューズドオイルを顔に使う場合

インフューズドオイルは、 肌に直接塗ることで効果があります 。特にセントジョーンズワートオイルは、花びらから抽出された成分に 殺菌作用や抗炎症作用 があるとされています。

そのため、インフューズドオイルを顔に使う場合は、以下のような効果が期待できます。

効果 補足
ニキビや吹き出物の改善 殺菌作用や抗炎症作用があることで肌荒れを防ぎ、ニキビや吹き出物の治癒を促進します。
肌の引き締めや老化防止 収れん作用や抗酸化作用があることで毛穴を引き締めたり、シワやたるみを防いだりします。

インフューズドオイルを顔に使う場合は、単体で使用することもできますし、他の植物オイルや精油とブレンドして使用することもできます。ブレンドする場合は、20mLのブレンドオイルを作る場合、ベースの植物オイル15mLに対してセントジョーンズワートオイル5mL、精油2滴程度が目安です。

精油はお好みで選ぶことができますが、例えば ティーツリー や ラベンダー などが相性が良いとされています。

なお、インフューズドオイルを顔に使う場合は、以下の禁忌に注意してください。

注意点 禁忌
日光過敏性 セントジョーンズワートオイルは日光過敏性を引き起こす可能性があります。日光過敏性とは、日光に当たると肌が赤くなったりかゆくなったりする状態です。そのため、セントジョーンズワートオイルをつけた後すぐに日光に当たらないようにしてください。(夜寝る前などに使用するのがおすすめです)
アレルギー反応 セントジョーンズワートオイルはアレルギー反応を起こす可能性があります。アレルギー反応とは、肌が赤くなったりかゆくなったりする状態です。そのため、初めて使用する場合は小さな部分でパッチテスト(※注)をしてください。

※注)パッチテストとは、耳の後ろや手首などの目立たない部分に少量のオイルをつけて、24時間様子を見ることです。異常がなければ使用できますが、異常があれば使用を中止してください。

精油を顔に使う場合

精油は、 アロマテラピーとして香りを楽しむことで効果があります。特にセントジョーンズワートの精油は、脳内の神経伝達物質の分泌を調整し、抗うつ作用や安眠作用や鎮静作用 があるとされています。そのため、精油を顔に使う場合は、以下のような効果が期待できます。

効果 詳細
気分の高揚やリラックス 香りを吸入することでストレスや不安を軽減し、気分を明るくしたり落ち着かせたりすることができます。また、入眠のサポートにもなります。
免疫力の向上やデトックス 香りを吸入することで自律神経のバランスを整え、免疫力を高めることができます。また、血流が良くなることで老廃物の排出や代謝の促進にもつながります。

精油を顔に使う場合は、他の植物オイルやインフューズドオイルとブレンドして使用します。

ブレンドする場合は、20mLのブレンドオイルを作る場合、ベースの植物オイル20mLに対してセントジョーンズワートの精油2滴程度が目安です。

精油はお好みで選ぶことができますが、例えば ベルガモット や カモミール などが相性が良いとされています。

注意点としては、インフューズドオイルと同じなので上記をご参照ください。

セントジョーンズワートオイルの作り方

セントジョーンズワートオイルは、市販されているものもありますが、自宅で簡単に作ることもできます。

自分で作れば、新鮮なハーブを使って、添加物や保存料なしのピュアなオイルができます。また、自分の好きな植物オイルや精油とブレンドすることもできます。

ここでは、セントジョーンズワートオイルの作り方をご紹介します。

【準備するもの】

  1. セントジョーンズワートの花びら:新鮮なものか乾燥したもの
  2. 植物オイル:オリーブオイルやひまわり油など
  3. 広口の保存瓶:ガラス製で清潔なもの
  4. チーズクロスやガーゼ:濾過(ろか)用
  5. ボトルや容器:完成したオイルを入れるもの

セントジョーンズワートオイルの作り方は以下のとおりです。

手順 手順 ポイント
1 花びらを保存瓶に入れる 新鮮なものを使う場合は、水気をよく切ってから入れます。乾燥したものを使う場合は、容器の半分くらいまで入れる。
2 植物オイルを注ぐ 花が完全に浸かる量にする。容器の上部に2~3cmくらい空間を残します。
3 保存する しっかりと蓋を閉めて、日光が当たる場所に置く。毎日一回くらい瓶を振って中身を混ぜる。
4 漬け込む 2週間~1ヶ月くらい漬け込む。この間にセントジョーンズワートから成分が植物油に浸出されてオイルが赤く変色する。
5 ろ過する チーズクロスやガーゼでろ過して、別の容器に移す。このとき、花びらをしっかりと絞って、オイルを取り出すと良い。
6 冷暗所で保存 酸化しやすい性質があるた早めに使い切る。

生活の木のセントジョーンズワートオイル製品

ハーブやアロマなど自然の恵みを活かした商品を提供している「生活の木」の製品の中でも、セントジョーンズワートオイルは、厳選された原料と伝統的な製法で作られた高品質な商品とされています。ここでは、生活の木のセントジョーンズワートオイル製品をご紹介します。

有機セントジョーンズワート
フランスやブルガリア、ポーランドなどで有機栽培されたセントジョーンズワートの葉、花、茎をカットしたものです。

有機JAS認定商品で農薬や化学肥料などは一切使用されていません。ハーブティーとして飲むと、リラックス効果が期待できます。

また、植物油に浸出してトリートメントオイルとしても使用できます。

セントジョーンズワート浸出油
南フランスで太陽浸出法という伝統的な製法で作られたオイルです。太陽浸出法とは、生のセントジョーンズワートとオリーブオイルをガラス容器やステンレス容器に入れて、太陽の光に当てて浸出する方法です。

この方法で浸出すると、セントジョーンズワートから成分が植物油に溶け出し、オイルが赤く変色します。この赤い色素には、「ヒペリシン」という物質が含まれており、肌をやさしくケアする効果があります 。セントジョーンズワート浸出油は、スキンケアやマッサージにおすすめです。

セントジョーンズワートクリーム
セントジョーンズワートクリームは、セントジョーンズワート浸出油を主成分としたクリームです。淡いピンク色のクリームは、肌になじみやすく、しっとりとした使用感があります。乾燥肌や敏感肌に優しく働きかけてくれます。

また、ラベンダーやローズマリーなどの精油も配合されており心地よい香りがします。セントジョーンズワートクリームは、顔や体に塗るだけでなく手荒れやひび割れなどのケアにもおすすめです。

まとめ:セントジョーンズワートオイルの効能と使い方

セントジョーンズワートオイルは、傷や炎症、神経痛などに効果があるだけでなく、抗うつ作用やリラックス効果も期待できます。

香りは甘くてフローラルな感じで、アロマオイルとしても使えます。

ただし、使用する際には光過敏性や副作用などの危険性もあるので注意が必要です。

また、セントジョーンズワートオイルを自宅で簡単に作る方法をご紹介しています。自宅でセントジョーンズワートを栽培してフレッシュな花を使って最高のオイルを作ってみるのもおすすめです。

 

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「ハーブ民」編集部

北海道でハーブ苗の販売を行っている合同会社リンクウィットのハーブブログ編集部。 「初心者にもわかりやすく・楽しく」をモットーに、ハーブの魅力や育て方をハーブ愛MAXでお伝えしています! 姉妹サイト「ハーブティータイムズ」も楽しく運営中^^

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