カモミールは優しい白と黄色が可憐な花で人気が高いですが、時にその花言葉が怖いと言われることがあります。
実際のところ、カモミールの花言葉には怖い意味はなく、一部の花言葉が怖いイメージを連想させてしまったことが誤解されている原因と言われています。
この記事では、カモミールの花言葉の意味について由来などを交えながらご紹介していきます。また、怖いと言われるようになった理由についても詳しくお伝えします。
自宅で育てようか迷っている場合や、贈り物をする時などの参考にしてみてくださいね。
カモミール(カミツレ)の花言葉の意味と由来
カモミールには、その生態や特徴を反映した深い意味を持つ花言葉が複数存在します。
主な花言葉として「逆境に耐える」「逆境で生まれる力」が挙げられ、これらは過酷な環境下でも力強く生育するカモミールの特性に由来しています。
また、純白で可憐な花姿から「清楚」という花言葉も持ち合わせています。特にジャーマンカモミールは、その優しい香りと心を落ち着かせる効能から「あなたを癒す」という花言葉が与えられました。
さらに、その優しい性質から「仲直り」という意味も含まれています。
このように、カモミールの花言葉には、一見繊細に見える外見とは対照的な強さと、その優しい癒しの特質が見事に表現されているのが特徴です。
Hardy(丈夫)な性質と、Gentle(優しい)な特性を併せ持つカモミールならではの、バランスの取れた花言葉と言えるでしょう。
カモミールの花言葉
- 逆境に耐える
- 苦難の中の力
- 清楚
- あなたを癒す
- 仲直り
カモミール(カミツレ)の花言葉は怖いと言われる理由は?
カモミール(カミツレ)の花言葉は怖いと言われることがありますが、カモミールの花言葉には怖い意味はありません。
怖いと言われる理由については、花言葉の「逆境」が怖いイメージの原因となったのではと言われています。
実際のところ、カモミールの花言葉は非常に前向きな意味を持っています。
「逆境に耐える」という花言葉は、困難に打ち勝つ強さや勇気を表現しており、決してネガティブな意味合いではありません。むしろ、人生における希望や力強さを象徴するものと解釈できます。
さらに、カモミールには「あなたを癒す」「清楚」といった穏やかで優しい花言葉も存在します。これは、古くからハーブティーとして愛用され、リラックス効果をもたらすその特性を反映したものです。
このように、カモミールの花言葉は決して怖いものではなく、むしろ贈り物としても最適な、前向きで温かみのある意味を持っています。
ガーデニングやフラワーギフトの素材としても人気があり、その心地よい香りと共に、励ましや癒しのメッセージを伝えることができます。
カモミールの花言葉は本数によって意味が変わる?
カモミールの花言葉は特に本数によって意味が変わるわけではありませんが、「ごめんなさい」と謝罪をして仲直りをしたいという気持ちを表すのに、15本のカモミールを渡すのが良いとされています。
理由は、15本の花束には「ごめんなさい」と相手への謝意や和解を望む気持ちを表現する意味があり、なかなか言い出せない気持ちを15本のカモミールによって伝えるという表現方法があるというものです。
花言葉である「仲直り」を込めて、カモミールを選ぶとより気持ちが伝わるのではないでしょうか。
カモミールの優しい香りと可愛らしい姿は、凍り付いた心を溶かし、新たな関係性を築くきっかけとなることでしょう。
このようなアプローチなら、言葉では言い表しにくい「ごめんなさい」の気持ちも、自然な形で相手に届けることができるはずです。
カモミールの花を贈るのに最適なシーン
カモミールの花は、その可憐な見た目とリラックス効果のある香りから、様々なシーンで贈り物として喜ばれます。
ここでは、カモミールの花を贈るのに最適なシーンをいくつかご紹介します。
- 励ましや応援の気持ちを伝えたい時
- 「ごめんなさい」と謝罪して仲直りをしたい時
- お見舞いの時
- 感謝の気持ちを伝えたい時
これらのシーン以外にも、カモミールの花は様々なシーンで贈り物として喜ばれます。可憐な見た目と優しい香りは、受け取った人の心をきっと癒してくれるでしょう。
励ましや応援の気持ちを伝えたい時
カモミールには「困難を乗り越える強さ」や「試練の中での成長」といった、勇気づけられるメッセージが込められているため、仕事や学業に励む人々への励ましの気持ちを込めた贈り物として最適です。
忙しい時間を過ごす中でも、カモミールによってリラックスした休憩時間を過ごしてもらえるかもしれません。心身をリフレッシュさせる香りと味わいは、きっと喜ばれることでしょう。
「ごめんなさい」と謝罪して仲直りをしたい時
喧嘩をしてしまった相手や、誤解が生じてしまった相手との関係を修復したいときに、カモミールを贈ると良いでしょう。
カモミールの花言葉には「仲直り」や「友情」といった意味が込められています。この花は、相手との関係修復や心からの謝意を表すのに適した贈り物として知られています。
意見の相違や行き違いがあった後、関係を元に戻したい時、この花の持つメッセージは非常に有効です。
カモミールから作られるハーブティーや、花そのものを束ねたブーケを用意して、和解の糸口を見つけるのはいかがでしょうか。優しい香りと共に、新たな関係の始まりを祝福することができるかもしれません。
お見舞いの時
カモミールの花言葉には「あなたを癒す」という意味が込められており、これは相手を思いやる気持ちを表現するのに最適で、病気見舞いやストレスを抱えている方への贈り物として非常に適しています。
可愛らしい見た目や良い香りでも癒される贈り物として喜ばれるのではないでしょうか。
しかし、お見舞いの際には鉢植えでの贈呈は避けるべきとされている点はご留意ください。
感謝の気持ちを伝えたい時
カモミールの花言葉は「苦難に耐える」や「逆境に耐える」など、一見ネガティブな印象を与えるものが多いです。しかし、その裏には「どんな困難にも負けず、強く生きていく」という力強いメッセージが込められています。
感謝の気持ちを伝えたい時、カモミールの花は相手が困難を乗り越えたことを称え、これからも強く生きていってほしいという思いを伝えるのに最適です。
カモミールが誕生花なのはいつ?
カモミールは、3月14日と2月14日、11月3日の誕生花とされています。
この日の誕生日ギフトにカモミールの花を添えるのもオシャレな贈り方ですね。
カモミールは3月14日の誕生花として知られていることの方が多いですが、2月14日と11月3日の誕生花としての認知度も上がって欲しいと思います。
カモミール(カミツレ)ってどんな花?
数あるハーブの中でも知名度が高いカモミールの主な特徴や開花時期は次のとおりです。
カモミールの特徴
カモミールは、キク科の植物で、白い花びらと黄色の花芯が特徴的な花です。世界中で約20種類以上存在し、日本国内では、主にジャーマンカモミールとローマンカモミールが栽培されています。
この花は、草丈が20~50cmで、花期は5~7月です。花色は白で、葉の形は羽状複葉です。リンゴのような甘い香りが特徴で、鎮静、抗炎症、抗菌などの薬効があります。
カモミールは、ハーブティーやアロマテラピー、化粧品など様々な用途で利用されています。特に、ジャーマンカモミールは、薬効が高く、ヨーロッパでは古くから民間薬として用いられてきました。
カモミールの開花時期
カモミールは、ヨーロッパでは5月から8月頃、日本では4月から6月頃とされています。春から初夏にかけて、白や黄色のかわいらしい花を咲かせます。
カモミールは、寒さにとても強い植物です。そのため、日本では冬の間も枯れずに緑の葉を茂らせており、比較的長い期間楽しむことができます。
また、カモミールは多年生植物であるため、一度植えれば毎年花を咲かせることができます。花期が終わった後に、株を少し切り戻してあげると、翌年もまた元気に花を咲かせてくれます。
カモミールの英語名と和名
カモミールは英語で”Chamomile”、学名で”Matricaria recutita”または”Chamaemelum nobile”と呼ばれます。
日本語では、カモミールは”カミツレ”とも呼ばれます。カミツレは、”噛み付く”と”痛み”を組み合わせた言葉で、噛むと苦い薬草であることから名付けられたと言われています。(漢字では「加密列」と表記されます)
カモミールは、ハーブティーやアロマテラピーなど、様々な用途で利用されています。その優しい香りや鎮静効果は、心と体を癒してくれると言われています。
まとめ:カモミールの花言葉と怖いと言われる理由
カモミールの花言葉には主に次のような意味があります。
- 逆境に耐える
- 苦難の中の力
- 清楚
- あなたを癒す
- 仲直り
いずれも怖い意味はありませんが、逆境に耐えるという言葉が怖い意味を連想させたのではと言われています。
カモミールには温かな花言葉が込められているため、相手への誠意や思いやりの気持ちをさりげなく表現することができます。
贈られた後もドライフラワーとして長く楽しむことができ、大切な思い出として残すことができるほか、お茶として楽しむことができる実用性も兼ね備えており、心温まるギフトとして喜ばれることでしょう。