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ナスタチウムの育て方|ひょろひょろの予防法や冬越し対策

ナスタチウムは色鮮やかな花を楽しむだけでなく、花や葉、種子を食用に使えるハーブです。

ナスタチウムを自宅で育てるのはそれほど難しくはありませんが、元気よく育てるには地植えする際に適している土壌や、ひょろひょろと徒長してしまう対策など、コツを押さえておく必要があります。

この記事では、ナスタチウムの育て方について、初心者にもわかりやすいように、種まきから収穫まで詳しくお伝えします。

ナスタチウムを育ててみたいという方は参考にしてみてくださいね。

ナスタチウム栽培に適した環境づくり

ナスタチウムは、日当たりと風通しのよい場所を好みますが、高温と真夏の直射日光が苦手なので、夏場は明るい日陰に移動させるか遮光ネットで日差しを弱めてあげます。

環境づくりのポイントは次のとおりです。

用土づくり 水はけと通気性のよい土を好むので、市販の草花用培養土やハンギングバスケット用の土を使うか、赤玉土5:ピートモス3:パーライト2の割合で配合したものを用いると良いでしょう。植え付け時には元肥として緩効性肥料を土に混ぜ込みます。
水やり 乾燥に強い植物なので、水を少なめに管理するのがポイントです。鉢植えの場合は、土が完全に乾いてからたっぷり水をあげるようにしましょう。地植えの場合は、根付いたらほとんど水やりの必要はありません。水やりをしすぎると根腐れや茎が間延びする原因になるので注意しましょう。
肥料 夏を除く生育・開花中に液体肥料を定期的に与えます。追肥は10日~2週間に一度与えてください。窒素分が多い肥料を与えると葉ばかりが増え花が咲かない原因になるので、肥料選びは慎重に行いましょう。

種まき時期と方法

ナスタチウムの種まきの適期は4月~5月と9月頃です。発芽適温は15~20℃なので、地域に合わせて時期は調整します。

種は光があると発芽しないため種の上に1cm程度の土を被せる必要があります。また、種皮が硬いので水に一晩浸けてから蒔くと発芽率が高くなります。

実際の種まきの手順は次のとおりです。

  1. 育苗ポットに土を入れる。
  2. 1つのポットに1粒ずつ種をまく。
  3. 日陰で管理し、土が乾かないよう水やりをする。
  4. 約1週間ほどで発芽する。

本葉が2~3枚になったら土や地面に植え替えます。

畑へ地植えする時期と方法

ナスタチウムを畑へ地植えする時期は、3月下旬~5月中旬が適しています。

この時期は発芽適温である15~20度になりやすく、また遅霜の心配もなくなります。ただし、地域や気候によってはもう少し遅くなる場合もありますので注意してください。

ナスタチウムを畑へ地植えする方法は、以下のとおりです。

  1. 畑を耕して土をほぐす。
  2. 赤玉土や腐葉土などを混ぜて有機質に富んだ土にする。
  3. 畑に穴を掘り、緩効性肥料を土に混ぜ込む。
  4. 苗より大きな穴を掘る。
  5. 鉢植えの苗を鉢から抜き取り、根鉢を崩さないように穴に入れる。
  6. 土で苗を覆いしっかりと固める。
  7. 水やりをたっぷりと行って根付きを促す。

ナスタチウムは草丈が伸びる種類もあるので、複数の苗を植える場合は20~30cmの間隔をあけて植えましょう。

また、日当たりと風通しの良い場所に植えることが大切です。

鉢植え・プランターで育てる方法

ナスタチウムを鉢植え・プランターで育てる場合は、水はけと通気性のよい土を用意します。市販の草花用培養土やハンギングバスケット用の土を利用するか、赤玉土とピートモスと軽石(パーライト)を混ぜたものを使います。

苗の植え付け時期は、地植えの時期と同様に3月下旬~5月下旬が適しています。

鉢底にネットを張り、鉢底石を敷いた鉢に肥料を混ぜた土を入れますが、苗が入っていたものよりも一回りほど大きなサイズの鉢に1株ずつ植えるようにします。

土で苗を覆ってしっかりと固め、たっぷりと水やりをして植え付け作業は完了です。

ナスタチウムは日当たりの良い場所を好みますが、暑さに弱いので真夏は明るい半日陰に移動させます。水やりは土が乾いたら行い、過湿にしないように注意します。

肥料は元肥として緩効性化成肥料を土に混ぜておき、夏以外の生育・開花期に液体肥料を定期的に施しましょう。肥料をあげすぎると葉ばかりが茂って、花つきが悪くなるのでご注意ください。

ナスタチウムをハンギングで育てる方法

ナスタチウムはハンギングバスケットに植えると見栄えがします。

ハンギングバスケットで育てる際は、草丈が3m近くになるものや1m程度のものなどがあるつる性の品種が適しています。

ハンギングバスケットの場合でも鉢植えと同様の方法で育てられるので、詳しくは鉢植え・プランターの項をご参照ください。

ナスタチウムを寄せ植えするコツ

ナスタチウムを寄せ植えする場合はつる性の品種を選ぶと映えます。ナスタチウムは横に広がるように生長するので、隣の植物とは間隔をあけることが大切です。

寄せ植えするのに相性の良い植物としては、以下のようなものがあります。

花と寄せ植え バーベナ、ロベリア、ペチュニア、インパチェンスなどとの相性が良いです。とくに花姿が似ていてカラフルなペチュニアとの寄せ植えはおすすめです。ハンギングバスケットにしてもよく映えます。
野菜と寄せ植え ナスタチウムはコンパニオンプランツとして使われている方も多いです。アブラムシの被害を予防する効果や益虫を呼ぶ性質があります。とくにきゅうりやピーマンとの相性が良いとされています。
ハーブと寄せ植え 他のハーブと組み合わせてハーブの寄せ植えを作ることもできます。コモンセージチャイブと一緒に育てることによって華やかな寄せ植えを収穫しつつ楽しめます。

ナスタチウムの花が咲く時期と香り・花言葉

ナスタチウムは南アメリカ原産の一年草で、色鮮やかな花や蓮のような葉を持ちます。花や葉が食用になるハーブとしても知られており、クレソンに似た辛みがあります。

花が咲く時期は、4月下旬~7月、9月~11月上旬頃と開花期間が長い植物の一つです。

ただし熱帯地方が原産地なのですが、高山地帯に自生するので夏の暑さにやや弱い傾向にあり、真夏は開花が止みがちとなります。花色は黄色、赤、オレンジ、ピンク、白など多彩で、花径は5〜7cmほどです。

ナスタチウムの花言葉は、「愛国心」「勝利」「困難に打ち克つ」などです。これは草姿に由来し、丸い葉が盾を、赤い花が血に染まった鎧をイメージさせ、戦いに赴く戦士を想起させることからきています。

花が咲かない理由と対処法

ナスタチウムは、色鮮やかな花を咲かせる一年草ですが、時には花が咲かないというトラブルに遭うことがあります。

花が咲かない主な原因は以下の3つです。

肥料の与えすぎ 肥料をあまり必要としません。与え過ぎてしまった場合は水やりで肥料分を流してあげましょう。
暑さ 暑さに弱く、真夏は開花が止まることがあります。特に直射日光を避けて風通しの良い場所で育てる必要があります。
種子の形成 種子を作ると開花が減少します。しぼんだ花や種子はこまめに摘み取ることで開花を促すことができます。

室内での育て方

ナスタチウムの室内で育てる場合も、鉢やプランターで育てる方法変わりはありません。

室内での置き場所は、日当たりと風通しの良い場所にして、夏場は直射日光を避けて涼しく明るい場所に移動させます。

なお、ナスタチウムは春まきと秋まきがありますが、室内で育てる場合は秋まきがおすすめです。

剪定・切り戻し・摘心・花がら摘みをする目的と時期

ナスタチウムは、色鮮やかな花を咲かせる一年草ですが、剪定・切り戻し・摘心・花がら摘みを行うことで、より美しく健康的に育てることができます。

それぞれの目的・時期と時期について以下にまとめました。

剪定 枯れた葉や茂りすぎて蒸れそうな個所の剪定を行います。剪定は必要に応じて行い、植物の成長に合わせて支柱を立てると茎が折れることを防ぎます。
切り戻し 茎や葉を適度に切り戻すことで、植物の形を整え風通しを良くすることができます。暑さに弱く夏場は元気がなくなるため、夏前に全体的に(草丈の3分の1ぐらいまで)切り戻します。
摘心 ナスタチウムは、最初の摘心を苗が根付いてから2週間ほど経った時期に行います。茎の先端の新芽のうち、2枚目から3枚目の葉が展開した時点で手で軽くつまんで摘みます。一度に多くの茎を摘む場合は数日おきに少しずつ摘むようにしましょう
花がら摘み ナスタチウムは、花がらや種をつけると花つきが悪くなります。花がらや種を摘み取ることで花芽の形成を促進し、多くの花を咲かせることができます。

夏越しの注意点

ナスタチウムは高温多湿に弱く、夏場は元気がなくなりやすい植物です。夏越しを成功させるためには、以下のような注意点があります。

切り戻し 梅雨が明ける7月中旬~下旬に、草丈の3分の1ぐらいまで切り戻します。これによって植物の負担を減らし、秋に再び開花することができます。
日陰への移動 ナスタチウムは25度以上の暑さでは株が弱ります。直射日光の当たらない半日陰に移動させるか、遮光ネットやカーテンで日差しを調節してください。
水やりと肥料の調節 乾燥に強く多湿に弱いので、水やりは土の表面が乾いてから行います。肥料も与えすぎると花つきが悪くなるので夏場は控えめにします。
病害虫の予防 高温乾燥時にハダニに侵されやすくなります。葉裏に水を吹きかけたり、霧吹きで水をまいたりして湿度を上げると予防できます。

耐寒性と冬越しの方法

ナスタチウムは耐寒性が弱い植物で、冬に霜や寒風に当たると枯れてしまう可能性があります。冬越しを成功させるためには、以下のような方法があります。

室内への取り込み ナスタチウムは気温が5度以下になると弱ってしまうため、冬になる前に鉢植えのナスタチウムを室内へ取り込むことがおすすめです。日当たりの良い窓際に置いて水やりは土が乾いたら行います。
防寒対策 ナスタチウムを庭植えにした場合や、室内へ取り込むことができない場合は、防寒対策を行います。鉢底や鉢周りに藁や落ち葉などを敷いて保温します。また、夜間や霜が降りそうな日はビニールや不織布などで覆って保護します。

ナスタチウムがひょろひょろと徒長・倒れる原因と対処法

ナスタチウムは、水やりや肥料のやりすぎがひょろひょろと徒長の原因となります。場合によっては栽培中に倒れてしまうこともあります。

乾燥を好む植物で、過湿状態にすると茎だけが伸びて花付きが悪くなるほか、窒素が多い肥料を与えすぎると葉が増えて花付きが悪くなってしまいます。

ひょろひょろと徒長したナスタチウムの対処法は、以下のようになります。

水やりの調整 土の表面が乾いたら水やりを行い、やりすぎないようにします。庭植えの場合は根付いたら水やりは不要です。
肥料の調整 植え付け時に緩効性肥料を土に混ぜておき、鉢植えの場合は6月~7月と9月~10月に液体肥料を追肥します。地植えの場合は肥料をやらなくても育ちます。
剪定・切り戻し 徒長した茎を思い切って切り戻します。7月中旬~下旬に切り戻すと秋に再び花が咲きます。

挿し芽(挿し木)で増やす方法

ナスタチウムを挿し芽で増やすのは6月頃が適期です。

挿し芽で増やす方法は次のとおりです。

  1. 茎の部分を5~10cm切り取る。
  2. 上の部分の葉を数枚以外は取り除く
  3. 切り口を鋭利な刃物で斜めにカットする
  4. 切り口を1~2時間ほど水に浸す
  5. 挿し穂の切り口に発根促進剤を塗布する
  6. 土に割りばしなどで穴を空ける
  7. 空けた穴に挿し穂を挿す

根が付くまでは、明るい日陰に置いて乾燥させないようにして、発根が確認できたら鉢上げ(植え替え)しましょう。

乾燥が気になる場合は、ふんわりとビニールをかけておくのもおすすめです。

こぼれ種でも増える

ナスタチウムは、こぼれ種でもよく発芽します。

ベランダでの栽培でも、こぼれ種が発芽して新しい株が育つことがあります。

種を集めて一晩水に浸けてから蒔くようにするとさらに発芽率がアップするので、種でたくさん増やしたい方は種を収穫することをおすすめします。

収穫時期と方法

ナスタチウムは花や葉、種子は食用になりサラダや酢漬けなどに利用できます。

収穫する際は、以下のポイントを押さえておきましょう。

花が咲いたらすぐに摘み取ります。摘み取った花は水にさらして洗い、水気を切ってから冷蔵庫で保存します。
葉は随時収穫できますが、若い葉の方が柔らかくて美味しいです。葉を摘むときは株の外側から取り、株元から5cm以上残して切り取ります。
種子 種子は花が終わってから最初は小さい直径5mm弱の大きさが、直径1cm程になるほど膨らみます。その黄緑色の粒が熟して黄土色に変わり、完全に熟すとポトリと種が地面に落ちて水分を含み、また発芽します。種子を収穫するときは黄緑色の粒を株から摘み取ります。

ナスタチウムの育て方に関するQ&A

ここでは、ナスタチウムの育て方に関するQ&A(質問&回答)を紹介します。

  • 毒性はある?
  • 立ち枯れ病とは?
  • 芽が出ない理由と対処法は?
  • 混植に適したコンパニオンプランツは?

上記の問いについて詳しく回答していますので、参考にしてみてくださいね。

毒性はある?

結論から書くと、ナスタチウム自体には毒性はありません。

ただし、観賞用に栽培されたナスタチウムは食べられないので注意してください。観賞用のナスタチウムは害虫駆除のために農薬を散布している場合があり、使用されている農薬にもよりますが、物によっては手に届くまで農薬が残っている場合があります。そのため、観賞用として販売されているものはあくまで観賞用として楽しむようにしましょう。

食用として育てる場合は、必ず野菜専用の土を使い種から育てます。理由は、園芸用のナスタチウムの苗は人体に使用できない量の農薬を使って栽培しているからです。苗から育てたい人はエディブルフラワーとしてナスタチウムを販売しているお店から購入してください。

立ち枯れ病とは?

立ち枯れ病とは、高温多湿の環境で株が蒸れてしまい茎や葉が枯れてしまう病気です。

立ち枯れ病にかかると、ナスタチウムは元気な花を咲かせることができません。また、立ち枯れ病は他の植物にも感染する可能性があります。

立ち枯れ病を防ぐためには、以下のような対策を行いましょう。

  • 水やりは土の表面が乾いてから行う。
  • 風通しの良い場所に植える。
  • 日当たりの良い場所に植える。
  • 予防的に殺菌剤を散布する。

ナスタチウムは立ち枯れ病に弱い植物ですが、適切な管理を行えば美しい花を咲かせることができます。水やりや日当たり、風通しに注意して、ナスタチウムを元気に育てたいですね。

芽が出ない理由と対処法は?

ナスタチウムは種から育てることができる植物ですが、種まきをしても芽が出ないことがあります。その理由としては、以下のようなものが考えられます。

芽が出ない原因 補足 対処法
種子の品質が悪い 種子は古くなると発芽率が低くなります。また、自分で収穫した種子は薄皮がついている場合があり、そのまままくと発芽しにくくなります。 新しい種を使うこと、自分で収穫した種子は薄皮を剥いてから蒔くようにします。
水やりが不適切 種子は水分を必要としますが、水やりをしすぎると根腐れや茎腐れの原因になります。逆に水やりをしすぎないと乾燥して発芽しません。 土の表面が乾いてから水やりを行うようにします。
温度が低すぎる 種子は20度前後の温度で発芽しやすいです。温度が低すぎると発芽に時間がかかったり、発芽しなかったりします。 温度を保つために、日当たりの良い場所に置いたり、発芽箱やビニール袋を使ったりしましょう。

混植に適したコンパニオンプランツは?

ナスタチウムは花の鑑賞やハーブとしての活用だけでなく、他の野菜と一緒に植えることでさまざまな効果を発揮する「コンパニオンプランツ」としても優れています。

コンパニオンプランツとは、作物の近くに植えるだけで害虫を遠ざけたり、生育を促進したりする植物のことです。ナスタチウムは、その香りや成分で多くの害虫を忌避し、また葉が茂って土を覆うことで保湿や保温の効果もあります。

ナスタチウムと混植に適した野菜は、以下のようなものがあります。

アブラナ科の野菜 白菜やキャベツ、ブロッコリーなどのアブラナ科の野菜はナスタチウムと相性が良いです。ナスタチウムはアブラナ科の野菜につきやすいアブラムシやヨトウムシなどの害虫を寄せ付けません。また、アブラナ科の野菜は根が深く伸びるため、ナスタチウムと根が競合しないで済みます。
ナス科の野菜 ナスやトマト、ピーマンなどのナス科の野菜もナスタチウムと混植することでメリットがあります。ナスタチウムはナス科の野菜につきやすいコナジラミやカイガラムシなどの害虫を遠ざけます。また、夏場にはナスタチウムの葉がナス科の野菜の根元を覆って土温を上げたり乾燥を防いだりします。
その他の野菜 上記以外にも、ニンジンやレタス、オクラなどの野菜とも混植することができます。ただし、根が浅く伸びる野菜と混植する場合は、根が絡まらないように注意しましょう。

以上が、ナスタチウムと混植に適したコンパニオンプランツについてです。ナスタチウムは花壇だけでなく畑でも活躍する万能な植物です。ぜひ試してみてください。

まとめ:ナスタチウムの育て方のポイント

この記事ではナスタチウムの育て方のポイントをご紹介しました。

ナスタチウムはそれほど栽培が難しいハーブではありませんが、耐暑性も耐寒性もそれほど高くないので、夏越しと冬越しには注意が必要です。

また、水やりや肥料の与え方によっては、花が咲かなかったりひょひょろと徒長したり倒れたりすることもあるので、ポイントを押さえて栽培するようにしましょう。

ナスタチウムは花や葉、種子は食用になりますので、上手に栽培して新鮮な状態で収穫して活用したいですね。

  • この記事を書いた人

「ハーブ民」編集部

北海道でハーブ苗の販売を行っている合同会社リンクウィットのハーブブログ編集部。 「初心者にもわかりやすく・楽しく」をモットーに、ハーブの魅力や育て方をハーブ愛MAXでお伝えしています! 姉妹サイト「ハーブティータイムズ」も楽しく運営中^^

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