広告 ハーブの知識

ハーブの土づくりマニュアル:作り方・配合割合やpH調整について

ハーブは一般的な野菜や花とは異なる土の性質を好むので、市販の土をそのまま使うとハーブの成長や香りに影響が出る可能性があります。

ただ、土づくりはそれほど難しいことはなく、市販されている土を配合することで簡単に作れます。ハーブ用の土として販売されている用土であればそのまますぐに使えるので便利です。

この記事ではハーブの土づくりについて、ハーブの土の作り方、配合割合、pH調整を中心にお伝えしています。ハーブを元気に育てるための参考にしてみてくださいね。

ハーブくん
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ハーブを育てるための土の重要性

ハーブを育てるためには、適切な土が重要で、土の品質がハーブの成長にも大きな影響を与えます。

ここでは、ハーブを育てるための土の重要性として

  • ハーブが好む土の特性
  • 土の品質がハーブの成長に与える影響

上記2点を中心にお伝えしていきます。

ハーブが好む土の特性

ハーブが好む土の特性として、

  1. 通気性が良い
  2. 水はけが良い
  3. 栄養分が豊富

この3つの特性が挙げられます。これらの特性を持った土を用意することで、ハーブの成長に良い影響を与えることができます。

通気性が良い土は、ハーブの根が酸素をしっかりと吸収できるため根の発育にも良い影響を与え、水はけがよい土は、過剰な水分を排水して根の腐敗を防ぐ役割があります。

また、栄養分が豊富な土はハーブの成長を促進し、健康な状態を維持するのに役立ちます。

土の品質がハーブの成長に与える影響

土の品質がハーブの成長に与える影響は大きいです。

例えば、水はけが悪い土では根が酸欠になり、根腐れの原因となることがあります。また、通気性が悪い土では根が窒息し、成長が停滞することもあります。

何度苗を植えてもハーブが枯れてしまったり成長しないという場合は、土の質を確認してみると良いでしょう。ハーブが好む土の状況に変えるだけでも生育状況は変わってきます。

ハーブを育てるためには、水はけや通気性が良く栄養分が豊富な土が適していますが、個々の品種によって違いはあるので、必ず品種ごとに適した土の性質を確認して、調整するようにしましょう。

ハーブの土づくりマニュアル:基本の作り方

ハーブを育てるためには適切な土を用意することが重要です。ハーブが好む土の特性や土の品質がハーブの成長に大きな影響を与えます。

ここでは、基本的なハーブの土づくりのマニュアルとして、

  1. 必要な材料とその選び方
  2. 土づくりの手順とポイント
  3. 土の配合割合について
  4. 鉢やプランター栽培向けの土の作り方

上記4つの点にまとめてご紹介していきます。

必要な材料と選び方

ハーブを育てるためには適切な土を用意することが重要です。ハーブが好む土の特性を考慮し、以下の材料を用意しましょう。

  1. 有機物
  2. 土壌改良材
  3. pH調整剤

以下にもう少し詳しくお伝えしていきます。

有機物

土の主成分として、有機物が必要です。有機物はミネラルや栄養素を保持し、水分を保持する働きがあります。

有機物の代表的なものとしては、堆肥や腐葉土、コンポストがあります。これらの材料は、ホームセンターや園芸店で手に入れることができます。

土壌改良材

ハーブを育てる土は通気性が良いことも大切です。通気性が悪いと根が窒息してしまい、ハーブの成長に影響を及ぼします。

通気性を高めるためには、パーライトやバーミキュライトなどの質の良い土壌改良材を加えると良いでしょう。

pH調整剤

さらに、一般的にハーブは中性から弱酸性の土を好みます。そのため、土のpHを調整する必要があります。pH調整剤としては、石灰や硫酸アルミニウムなどがあります。

ただし、pH調整剤は適切な量を使用することが重要ですので、使用方法をよく読んで正確に調整しましょう。

土づくりの手順とポイント

ハーブ栽培に適した土づくりの手順は次のとおりです。

  1. 庭や畑の土を掘り起こし、草や石などの不純物を取り除く。
  2. 堆肥や腐葉土などの有機質を加えて土を肥えた状態にする。
  3. 水はけが悪い場合は砂やパーライトを加える。
  4. 保水性を高めたい場合は腐葉土やバークチップを加える。
  5. pH調整をする。

土づくりのポイントとしては、水はけと保水性のバランスが挙げられます。

ハーブは水はけが良い土を好みますが、同時に保水性も必要です。そのため、砂やパーライトを加えることで水はけを良くし、腐葉土やバークチップを加えることで保水性を高めることがポイントです。

複数の種類の土を混ぜて粒の大きさや保水性が異なる土が混在することで、水はけのよいハーブ栽培に適した土が作りやすくなります。

また、pH値も重要な要素です。ハーブは中性から弱酸性の土を好みますので、pH値を調整することも大切です。土壌酸度計や試験キットを使用して、適切なpH値を確認しましょう。pH調整の方法は後ほど詳しくお伝えします。

土の配合割合について

ハーブを育てるための土の配合割合は、ハーブの種類や育てる環境によって異なります。一般的には、ハーブに必要な栄養分や水分を適切に保つために、以下の割合で土を配合することが推奨されています。

・有機物(堆肥や腐葉土):40〜60%
・砂:20〜40%
・粘土:20〜30%

有機物は土を保水性に優れた状態にし、栄養分を供給します。砂は排水性を良くし、根の腐敗を防ぎます。粘土は土壌の保水力を高め、根の成長を促進します。

ただし、ハーブの種類によっては特定の土壌環境を好むものもあります。例えば、乾燥に強いハーブは砂の割合を増やし、水はけを良くすることが重要です。

一方で、湿度を好むハーブは有機物の割合を増やし、保水性を高めることが必要です。

ハーブを育てる際は、土の配合割合を調整してハーブの成長環境を最適化しましょう。また、育てるハーブの特性や栽培環境に合わせて、配合割合を微調整することも大切です。

鉢やプランター栽培向けの土の作り方

鉢やプランターでハーブを育てる場合でも、通気性が良く水はけが良い適切な土づくりが重要です。

適切な土づくりにより、ハーブの根が酸素をしっかりと吸収して水分を適切に保つことができます。

鉢やプランター向けの土の作り方は次のとおりです。

  • 市販の培養土をベースにする。
  • バーミキュライトやパーライトなどの質の良い砂を加える。
  • 有機質の肥料を加える。

培養土は通気性や保水性に優れており、ハーブの成長に適しています。培養土をベースにしてバーミキュライトやパーライトを加えて土の保水性が向上させて根の腐敗を防ぎます。

さらに、有機質の肥料を加えることもおすすめです。有機質の肥料は土壌を豊かにし、ハーブの成長を促します。例えば、堆肥や腐葉土などを加えることで、土の栄養価を高めることができます。

以上のように、鉢やプランター栽培向けの土は、通気性や水はけの良さを重視し、培養土にバーミキュライトやパーライト、有機質の肥料を加えることで作ることができます。

pHとハーブの成長

pHは土壌の酸性度やアルカリ性度を表す指標であり、ハーブの成長にも大きな影響を与えます。

ハーブは一般的に中性から弱アルカリ性の土壌を好みますが、土壌は酸性に傾きやすい傾向にあるので調整は必要です。

ここではハーブの成長に欠かせない土壌のpHについて、

  • pHの基礎知識と測定方法
  • ハーブが好むpHとその調整方法

この2点に分けてお伝えしてきます。

pHの基礎知識と測定方法

ハーブの成長には土のpH値が重要です。pHは酸性度やアルカリ性度を示す指標であり、土壌の酸性度やアルカリ性度を測定することができます。

pHの測定方法は簡単で、市販の土壌酸度計を使用するか土壌サンプルを採取し、専用の試験キットで測定可能です。土壌サンプルを採取する際は、ハーブの根元付近から採取し、表面の汚れや異物を取り除いてから測定します。

すぐに測定できるので、pHがハーブ栽培に適していない場合は調整することができます。

ハーブが好むpHとその調整方法

一般的にハーブは、中性からアルカリ性の土を好みます。しかし、土壌は酸性に傾きやすいため調整が必要です。pHが適切でないとハーブの根が養分を吸収することができず、成長が阻害される可能性があります。

pHを調整するためには、石灰や木灰を添加することが効果的です。石灰は土のpHを上げる(アルカリ性側に調整する)ために使用され、木灰は中性化するために使用されます。

土全体に混ぜ込んで、できる限り均一になるように調整していきます。

土づくりで起こりがちな問題とその解決策

ハーブの土づくりにおいて起こりがちな問題として、土の配合割合が適切でないことが挙げられます。

土の配合割合はハーブの種類や栽培方法によって異なるため、庭に様々な種類のハーブを植えたり、鉢やプランターに寄せ植えする際には注意が必要です。

また、土のpH値が適切でない場合も問題が生じます。ハーブは、一部の種類を除いて中性から弱アルカリ性の土を好みます。そのため、適切なpH値を維持することが欠かせません。

さらに、土の品質によっても問題が生じることがあります。土が固くなりすぎている場合、ハーブの根が伸びづらくなります。また、水はけが悪い土の場合、根腐れや病気のリスクが高まります。

これらの問題を解決するためには、土の配合割合やpH値を適切に調整し、水はけの改善や、土の品質を改善するために堆肥や腐葉土を添加することも有効です。

さらに、水やりの方法や頻度を見直して適切な水分管理を行うことも大切です。

ハーブの健康状態を判断する方法

ハーブを育てる上で大切なのは、その健康状態を正しく判断することです。

ハーブが健康であるかどうかを判断する方法は主に以下の3つがあります。

  1. 葉の状態を確認する。
  2. 根の状態を確認する。
  3. ハーブの成長具合を確認する。

それぞれの方法について確認方法をお伝えしていきます。

葉の状態を確認する

健康なハーブの葉は鮮やかな色をしており、元気に伸びています。

葉が黄色や枯れている場合は、栄養不足や水やりの問題が考えられます。また、葉に虫食いや黒い斑点がある場合は、害虫の被害がある可能性があります。

根の状態を確認する

健康なハーブの根は白くて張りがあります。根が茶色や腐っている場合は、根腐れが進んでいる可能性があります。また、根が浅く広がっている場合は、根の成長が十分でないことを示しています。

成長具合を確認する

ハーブの成長具合も健康状態の指標となります。健康なハーブはしっかりと成長し、茂っています。成長が停滞していたり、枯れてしまっている場合は、土や水やりの問題が考えられます。

ハーブの土づくりに関するQ&A

ここでは、ハーブの土づくりに関するQ&A(質問&回答)を紹介します。

  • コバエなどの虫がわかない土はある?
  • 100均の製品でも問題ない?
  • ハーブの土と観葉植物用の土の違いは?
  • ホームセンター(カインズやコメリ)でも買える?
  • 通販でも買える?
  • プロトリーフのハーブの土の取扱店は?
  • ハーブの土と野菜の土の違いは?
  • ハーブの土に代用できる土はある?

上記の問いについて詳しく回答していますので、参考にしてみてくださいね。

コバエなどの虫がわかない土はある?

ハーブの土づくりにおいて、コバエなどの虫が発生しないようにするためには、以下のポイントを押さえることが重要です。

  1. 有機質の豊富な土を使用すること
  2. 適切な水やりを行うこと
  3. 適切な肥料を与えること

それぞれのポイントについて、詳細は次のとおりです。

1. 有機質の豊富な土を使用すること
ハーブは有機質を好み、栄養価の高い土壌を求めます。有機物が十分に含まれた土を使用することで、虫の発生を抑えることができます。

2. 適切な水やりを行うこと
土が乾燥しすぎると虫が発生しやすくなるため、適度な水やりを心掛けましょう。土の表面が乾いたら、十分に水を与えることがポイントです。

3. 適切な肥料を与えること
過剰な窒素分の肥料は虫の発生を促すことがあります。適切な割合の肥料を与えることで、虫の発生を予防することができます。

以上のポイントを守りながら、ハーブの土づくりを行うことで、コバエなどの虫の発生を抑えることができます。ハーブの育成環境を整えることで、健康的に成長させることができます。

100均の製品でも問題ない?

100均の製品でも十分な品質の土を見つけることができますが、いくつかのポイントに注意する必要があります。

まず、ハーブが好む土の特性を考えましょう。ハーブは通気性の良い土を好みますので、100均の土の中でも通気性の良いものを選ぶことが重要です。

また、土の品質がハーブの成長に与える影響も考慮する必要があります。100均の製品でも栄養豊富な土を選ぶことができれば、ハーブの成長に良い影響を与えることができます。

ただし、100均の製品には品質のばらつきがあることも考えられます。品質の良い土を選ぶためには、製品の成分や栄養素の表示を確認することが重要です。

ハーブの土と観葉植物用の土の違いは?

ハーブの土と観葉植物用の土は、いくつかの点で異なります。

ハーブの土 観葉植物用の土 補足
配合原料 赤玉土や腐葉土など細かい粒子が多い ヤガラシやパーライトなどの荒い粒子が多い ハーブは排水性を重視し、観葉植物は保水性を重視するためです。
土壌酸度 pH7.0±0.5とややアルカリ性 pH6.0±0.5と弱酸性 一般的にハーブは弱アルカリ性を好みますが観葉植物は弱酸性を好みます。
見た目・手触り さらさらとしている ふかふかしている 配合原料や保水性・排水性の違いによるもの

ハーブの土と観葉植物用の土の違いを理解し、それぞれの植物に合った土を選ぶことが大切です。

ホームセンター(カインズやコメリ)でも買える?

ハーブの土はホームセンターでも購入することができます。カインズやコメリなどのホームセンターでは、ハーブの土を取り扱っていますので、手軽に入手することができます。

ホームセンターの通販でもハーブの土を購入することができるので、大量に購入する際などはとても便利です。

通販でも買える?

ハーブの土は通販でも手に入れることができます。

通販では、専門のハーブ用土やオーガニックな土など、さまざまな種類の土が販売されています。

通販でハーブの土を購入する場合は、品質に注意することが重要です。ハーブはデリケートな植物であり、土の品質が成長に大きく影響を与えます。品質の良い土を選ぶことで、ハーブの健康な成長をサポートすることができます。

通販でハーブの土を購入する際は、口コミや評価などを参考にして、信頼性の高い商品を選ぶようにしましょう。また、通販で購入した土を使用する際は、必要な配合割合やpH調整など、土づくりの基本をしっかりと押さえておくことも大切です。

プロトリーフのハーブの土の取扱店は?

プロトリーフは日本国内で多数の店舗を展開しており、ハーブの土に特化した品質の高い商品を提供しています。

プロトリーフでは、ハーブが好む土の特性を考慮し、必要な材料を厳選しています。また、土づくりの手順やポイントにもこだわり、ハーブの成長をサポートします。さらに、土の配合割合やpH調整についても詳しくアドバイスしてくれます。

ハーブの土には虫が発生しやすいという問題もありますが、プロトリーフのハーブの土はその点にも配慮されています。虫がわかないような特殊な処理が施されており、安心して使用することができます。

プロトリーフのハーブの土は、ホームセンターや通販でも購入することができます。店舗では専門のスタッフが丁寧にアドバイスをしてくれるので、初心者の方でも安心して利用することができます。

ハーブの土と野菜の土の違いは?

ハーブは野菜と比べて、土の条件に対して少し厳しいです。

水はけが良く栄養分が豊富である土を好みます。また、ハーブは野菜と比べてアルカリ性の土を好む傾向があります。

野菜の土は、水はけが良く栄養分が適切に含まれていることが重要ですが、酸性から中性の土が好まれます。

これらの違いから、ハーブの土づくりでは野菜の土を使うのは好ましくありません。ただし、石灰などを配合してpH調整するなどすることでハーブ栽培に適した土に改良することは可能です。

ハーブの土に代用できる土はある?

ハーブの土は、水はけがよくかつ水持ちも良い土が適しています。市販のハーブの土を使うのが簡単ですが、手に入らない場合は、自分で土をブレンドして代用することも可能です。

例えば、赤玉土と腐葉土を6:4の割合で混ぜて、苦土石灰や草木灰を少量加えると、ハーブに適した弱アルカリ性の土になります。また、バーミキュライトやパーライトなどの資材を加えると、通気性や保水性を高めることができます。

ハーブによっては、野菜や花の土に石灰を混ぜて代用することも可能です。

まとめ:ハーブの土づくりや配合、pH調整のポイント

この記事では、ハーブの土づくりの方法についてお伝えしました。ハーブの土づくりでは、以下の3つのポイントがあります。

  • 水はけの良い土
  • 通気性が良い土
  • 酸度は中性から弱アルカリ性

基本的にはハーブはこのポイントを押さえることでしっかりと育てることができますが、それぞれのハーブの種類によって適した条件は異なるので、個々に調整が必要です。

水はけや通気性を高める配合や、酸度の調整については本文中にまとめているので、ぜひ参考にして健康なハーブ栽培に役立てていただけたらと思います。

  • この記事を書いた人

「ハーブ民」編集部

北海道でハーブ苗の販売を行っている合同会社リンクウィットのハーブブログ編集部。 「初心者にもわかりやすく・楽しく」をモットーに、ハーブの魅力や育て方をハーブ愛MAXでお伝えしています! 姉妹サイト「ハーブティータイムズ」も楽しく運営中^^

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