無印良品のアロマオイルは天然の植物から抽出したエッセンシャルオイルを使用しており、香りの種類も豊富です。
リラックスしたいときや気分を変えたいときに、アロマディフューザーやアロマポットなどで香りを楽しむことができます。
しかし、そんな無印のアロマオイルには、体に悪い成分が含まれているという噂や、他のブランドに比べて価格が高いという声が寄せられていますが、実際はどうなのでしょうか。
この記事では、無印のアロマオイルに安全性や価格についてまとめているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
無印のアロマが体に悪いと言われる理由
インターネットやSNSでは時折、「無印のアロマは体に悪い」という噂を目にすることがあります。しかし、こうした噂の背景には、いくつかの誤解や認識のずれが存在しています。
まず第一に、無印のアロマ製品が比較的手頃な価格であることから、品質に対する不安の声が上がることがあります。
高級なオーガニック精油と比べると価格が安いため、「安い=低品質」という先入観から「体に悪いのではないか」と推測されることがあるようです。
次に挙げられるのは、アロマオイルの誤った使用方法です。
どのブランドの製品であっても、正しく使わなければ体調不良の原因になる可能性があります。たとえば、原液を直接肌に塗布したり、エッセンシャルオイルを飲用したり、換気の悪い場所で長時間使用したりすることは、健康へのリスクを高める使い方です。
こうした使い方によって不調を感じた場合、それが「無印のアロマが体に悪い」という印象につながってしまうこともあります。
さらに、香りに対する個人差も大きな要因です。特定の香りにアレルギー反応を起こす方や、強い香りに敏感な体質の方もいます。たとえば、イネ科アレルギーのある方がレモングラスの精油を使用すると、不快感を覚える可能性があります。これは無印の製品に限らず、すべてのアロマ製品に共通する点です。
実際には、無印良品のエッセンシャルオイルは100%天然成分で作られており、公式サイトには抽出部位や抽出方法も明記されています。
信頼できる英国の精油取扱業者から輸入し、日本国内で容器に詰めて販売されているため、品質管理はしっかり行われているといえるでしょう。
結論として、無印のアロマが「体に悪い」と一概に言うことはできません。大切なのは、製品の成分を理解した上で、自分の体質に合った正しい使い方をすることです。
無印のアロマオイルの成分と安全性
無印良品のアロマ製品には、大きく分けて「単一精油(エッセンシャルオイル)」「ブレンドエッセンシャルオイル」「フレグランスオイル」の3種類があります。
安全に使用するためには、まずそれぞれの違いを正しく理解することが大切です。
エッセンシャルオイル(単一・ブレンドともに)は、無印良品の公式サイトによると、100%天然成分で作られています。ラベンダーやオレンジ、ゼラニウムなど、植物から抽出された成分のみを使用しており、合成香料は含まれていません。
100%天然成分のエッセンシャルオイル。素材そのものの香りを楽しめる単品オイルと、気分に合わせて組み合わせたブレンドエッセンシャルオイルをご用意しています。
引用:無印良品公式HP
特筆すべき点は、商品ラベルに原産国や抽出部位、抽出方法が明記されていることです。たとえばラベンダーは、フランス産の花と葉を使用し、水蒸気蒸留法で抽出されています。
このように、製造過程の透明性がしっかり確保されています。
【抽出部位】葉
【抽出方法】水蒸気蒸留法引用:無印良品公式HP
上記のことから、無印のアロマオイルは適切な方法で抽出された100%天然成分のエッセンシャルオイルであり、安心して使うことができる製品であると言えます。
一方、フレグランスオイルには天然の精油に加えて人工香料も含まれており、主にラタンスティックで使用する室内用芳香剤として販売されています。
こちらはディフューザーや肌への使用は推奨されておらず、用途を間違えないよう注意が必要です。
品質管理の面でも、無印良品は信頼できる英国の精油取扱業者から原料を輸入し、日本国内で充填・品質検査を実施しています。
以前は緑色の遮光瓶を使用していましたが、現在は光による劣化を防ぐため、茶色(アンバー)の瓶へと変更されるなど、品質保持への工夫も見られます。
なお、天然成分とはいえエッセンシャルオイルは高濃度の植物エキスであるため、使用方法を誤ると肌トラブルなどを引き起こす可能性があります。特に、肌に直接塗ることや飲用することは避け、必ず薄めて使うなど基本的な使用ルールを守ることが重要です。
アロマオイルの安全性の関する論文
吉田聡子氏、佐伯由香氏による「香りが自律神経系に及ぼす影響」という論文には、アロマオイルの安全性については直接的には言及されていませんが、以下のような記述があります。
看護領域で芳香療法を用いる場合,精 油自体の持つ生理的作用と個人の嗜好とを考慮し選
択する必要性のあることが考えられた。
アロマオイルを看護領域で使用することに使用することについて危険性を指摘することはなく、安全性について読み取れる記述となっています。
なお、上記論文の概要を以下にまとめておきます。
ラベンダー、ローズマリー、シトロネラの3種類の精油を吸入したときの自律神経系の反応を測定した。
ラベンダーの香りは、交感神経系を抑制し、精神的にも身体的にもリラックス効果、ローズマリーの香りは、精神的にリフレッシュやスッキリとした気分を感じさせるとともに、一時的に交感神経系を刺激する効果があることがわかった。
なお、シトロネラの香りは、好みに個人差が大きく、精神的な反応や自律神経系への効果も複雑であった。看護領域で芳香療法を用いる場合は、精油の生理的作用と個人の嗜好を考慮して選択する必要がある。
アロマオイルの安全な使い方
アロマオイル(以下、精油)は、生活に心地よさをもたらすアイテムですが、その効果を安全に引き出すためには、正しい使い方を知っておくことが大切です。
ここでは、無印良品の製品を含む精油の基本的な使用ルールをご紹介します。
原液を直接肌に使用しない
最も注意すべき点は、エッセンシャルオイルを原液のまま肌に塗らないことです。精油は植物の有効成分が高濃度に凝縮されているため、刺激を引き起こすおそれがあります。
マッサージなどに使いたい場合は、必ずホホバオイルやスイートアーモンドオイルなどのキャリアオイルで薄めて使用してください。
一般的には「キャリアオイル30mlに対して精油6滴程度(約1%濃度)」が目安とされています。
飲用は絶対にNG
精油を口に入れることは絶対に避けてください。水や飲み物に混ぜる、カプセルに入れて飲むなどの方法は危険です。
誤って飲み込んでしまった場合は、大量の水や牛乳を飲んで、すぐに医師に相談しましょう。
※食品添加物として認可された「食品用精油」は別ですが、市販のアロマ用精油とは目的も成分も異なります。
空間で使うときも適度な量で
ディフューザーやアロマストーンなどで香りを楽しむ場合も、使いすぎには注意しましょう。
特に小さなお子さまやペットのいるご家庭では、強い香りが負担になることがあります。適切な換気を行いながら、控えめな量から始めるのがおすすめです。
動物は人間より嗅覚が鋭く、体の代謝機能も異なるため、人にとって心地よい香りでもペットには負担になることがあります。
体質によっては医師に相談を
次のような方は、使用前に医師に相談することをおすすめします。
- 妊娠中・授乳中の方
- アレルギー体質の方
- 持病のある方や薬を服用中の方
思わぬ体調変化が起こる可能性があるため、慎重な判断が必要です。
少量からスタートする
アロマの香りに対する反応には個人差があります。最初は少量から試して、自分に合った使用量や頻度を見つけていくことが大切です。
特に新しい精油を使う場合は、体調や気分に注意しながら様子を見ましょう。
保管方法にも注意を
精油は直射日光や高温多湿を避けて保管しましょう。お子さまやペットの手の届かない場所に置くことも重要です。
また、開封後は酸化によって香りや品質が劣化するため、キャップをしっかり閉め、できれば1年以内を目安に使い切るようにしましょう。
無印のアロマオイルの人気が高い理由
無印良品のアロマ製品は、「シンプルかつ高品質」である点が多くの支持を集めています。
100%天然成分で作られ、合成香料や添加物を使わないため、植物本来の香りが楽しめ、自然志向のライフスタイルにぴったりです。
また、豊富なラインナップも魅力で、ラベンダーなどの単品精油から、「おやすみブレンド」「すっきりブレンド」など目的に応じたブレンドオイルまで取りそろえられており、初心者にも選びやすい工夫がされています。
高品質ながら価格が手頃で、全国の店舗やオンラインで購入しやすい点も、人気の理由の一つです。さらに、原産国や抽出方法などの情報が明記されており、安心感があります。
口コミでも高評価を得ており、「香りがナチュラル」「リラックスできる」といった声が多く、「おやすみブレンド」や「スウィートオレンジ」などは特に人気です。
ディフューザーやアロマストーンなど関連アイテムも充実しており、無印のアロマ製品は日常に自然な癒しを取り入れたい方に最適です。
実際のユーザー体験談・口コミ
我が家では無印のアロマオイルを使ったミスト(フレグランスミスト くつろぎブレンド)を睡眠時に活用していますが、心地よい香りに包まれてリラックス効果があるので入眠時には欠かせないアイテムとなっています。
今後はおやすみブレンドなどをデフューザーで使ってみたいと思ってますので、使ったら感想を書きたいと思います。
また、他の方の口コミ情報も探してみたのでご紹介します。
疲れた日のアロマ🍀
今日はレモンのエッセンシャルオイル#無印 pic.twitter.com/2jd6pPiKha— ヒトリン👩 (@yuuuyuuu61) February 21, 2023
無印の人気アロマオイルランキング
無印のアロマオイル人気ランキングは公式サイトで以下のように記載されています。
第1位:おやすみブレンド
就寝前のリラックスタイムにぴったりのアロマとして、不動の人気を誇るブレンドオイルです。ベルガモットやスウィートオレンジといった柑橘系に、ホーウッドやサイプレスなどのウッディ系の香りが穏やかに調和し、心を落ち着かせてくれます。
「この香りを嗅ぐと自然と目が重くなる」「枕元で使うとぐっすり眠れる」といった声が多く、不眠に悩む方からの支持も厚いアイテムです。ラベンダーが苦手な方にも使いやすいブレンドとして人気です。
第2位:ラベンダー
アロマテラピーの定番ともいえるラベンダーは、リラックス効果の高さから世界中で愛用されています。無印良品では、フランス産の花と葉を水蒸気蒸留法で抽出しており、やや深みのあるウッディな香りが特徴です。
心が落ち着かないときや緊張を和らげたいとき、とくに就寝前のリラックスタイムに適しています。女性だけでなく男性にも人気の、幅広い層に支持される香りです。
第3位:ひのき
日本人に馴染み深い、和の香りを代表するシングルオイルです。檜風呂を思わせる落ち着いた木の香りは、心を静め、深いリラックス感をもたらします。
「山奥の森にいるような気分になる」といった声も多く、自然とのつながりを感じたいときにぴったり。和室や書斎など、落ち着いた空間での使用がおすすめです。
第4位:くつろぎブレンド
ラベンダーやスウィートオレンジ、ゼラニウム、ホーウッドが絶妙に調和した、心ほぐれる香り。
フローラルな印象を持ちながらも重すぎず、日常の中に心地よいひとときをもたらしてくれます。読書やお茶の時間、休日の午後など、リラックスしたいシーンにぴったりで、「部屋全体が優しく包まれるような感じがする」と好評です。
第5位:グレープフルーツ
柑橘系の中でも特に爽やかでフレッシュな香りが魅力のシングルオイル。ほんのりビターで清々しい香りは、気分転換やリフレッシュしたいときに最適です。
朝の目覚めに香らせると、心も体もスッキリと目覚めるような感覚に。「甘すぎず、誰にでも好かれる香り」として、オフィスやリビングでの使用にも人気です。
まとめ:無印のアロマの安全な使い方とお得な購入方法
この記事では、無印のアロマオイルについて「体に悪い・高い」という噂や、実際の口コミや効果をご紹介しました。
無印のアロマオイルは、天然精油100%で合成香料は使用されていないことや、原産国や学名などの情報が明確であること、使用期限が書かれていることなどから、品質は安心できるものと言えます。また、価格も他のブランドの精油に比べて手頃であり、香りも豊富で人気があります。
無印のアロマオイルには、自律神経を整えたり、鼻づまりや不眠を改善したりと、さまざまな効果が期待できます。
ただし、精油は使用法を誤ると体に悪い影響があるので、肌に直接塗らない、飲用しない、妊娠中や乳幼児には注意するなどのルールを守る必要があります。
香りを楽しむだけでなく、心身の健康にも役立つ素晴らしいアイテムです。ぜひ、自分に合った香りを見つけて、快適な生活を送ってください。