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ネモフィラを植えてはいけない3つの理由:徒長や増えすぎの失敗を防ぐ方法

2024年5月7日

ネモフィラはかわいらしい花が特徴的で人気が高い一方で、植えてはいけないと言われることもあります。

主な理由としては、増えすぎたり徒長して倒れやすいなどの特性がありますが、正しい知識と簡単な対策があれば植えてはいけないというほどのデメリットを感じることなく育てることができるはずです。

この記事では、ネモフィラを植えてはいけないと言われる理由と、失敗しないための具体的な方法をお伝えします。

ネモフィラとは

庭に植えられたネモフィラ
ネモフィラ(Nemophila)は、北アメリカ原産のハゼリソウ科の一年草で、「ベビーブルーアイズ」とも呼ばれています。

直径2〜3cmの青い花が特徴的で、白い斑点がある「ネモフィラ・マクラータ」が特に人気です。

草丈15〜30cmほどでグランドカバーにも適しており、日本ではひたち海浜公園などで広大な花畑として植栽され、春の観光スポットになっています。

初心者にも育てやすい花ですが、いくつかの条件を守らないと栽培に失敗することがあることから「ネモフィラは植えてはいけない」と言われることもあります。

次の項では植えてはいけないと言われる3つの理由について詳しくお伝えしていきます。

ネモフィラは植えてはいけないと言われる3つの理由

ネモフィラには危険性はなく、庭に植えてかわいらしい花を楽しめることから人気が高いですが、時に植えてはいけないと言われることがあります。

主な理由としては、主に次の3つが挙げられます。

  1. こぼれ種で増えすぎるから
  2. 根が傷みやすいから
  3. 徒長しやすく倒れやすいから

どれもネモフィラを植えることで大きなデメリットとなることはなく、ちょっとした対策をすることで自宅の庭でネモフィラを楽しむことが可能です。

それぞれの理由についてもう少し詳しくお伝えしていきます。

こぼれ種で増えすぎるから

ネモフィラは種子の生産量が多く、風に飛ばされやすいため、こぼれ種によって周辺に勝手に広がってしまう可能性があります。

生育条件に合った環境だと、予期しないところでネモフィラが増えすぎてしまうこともあるので注意が必要です。

根が傷みやすいから

ネモフィラは根が弱く、植え付けや移植の際にダメージを受けやすいです。

また、踏みつけられると枯れてしまうため人やペットが通る場所には向きません。

徒長しやすく倒れやすいから

ネモフィラは肥料や水を与えすぎると、徒長して草丈が高くなってしまいがちです。

自分の重さに耐えずに、根元がぐらぐらしたり倒れてしまうことがあります。

ネモフィラが増えすぎるのを防ぐ方法

増殖したネモフィラ

ネモフィラを増やしすぎないためには次の2点が大切です。

  • 花がらを早めに摘む
  • 種を採取して保管する

ネモフィラはこぼれ種で増えるので、花がらを摘んでおくとこぼれ種も発生せず増えすぎることはありません。

花がらを摘まなかった場合は、茶色く枯れた実から種を採取すれば大丈夫です。茶色くなった実ごと採取するようにしましょう。

ネモフィラの徒長を防ぐ方法

ネモフィラを育てる際に失敗しやすいのが徒長です。徒長するとせっかくのかわいらしい花も見た目が悪くなってしまうので注意しましょう。

ネモフィラがひょろひょろすると徒長する原因は主に次の3つが挙げられます。

  • 日光が不足している
  • 水やりや肥料が多すぎる
  • 密集している

一つひとつ原因を探って対処していくことで、徒長を防ぐことができます。

密集して風通しが悪くなっても徒長の原因になるので、適切に剪定(切り戻し)することも大切です。

ネモフィラの育て方の基礎知識

ネモフィラを適切に育てる際のポイントを簡単にご紹介します。

育成環境・日照・置き場所

  • 日当たりが良く、涼しい気候を好む。
  • 適温は5~20℃。秋に播く一年草だが、寒冷地では春に播くことも可能。
  • 冬は防寒が必要で、移植を嫌うため直まきやポットでの育苗が適している。

肥料・水やり

  • 過湿は根腐れや病気の原因となるため、水はけを良くし、土が乾いたら十分に水を与える。
  • 庭植えでは肥料はほとんど不要で、肥料が多いと徒長しやすい。
  • 鉢植えでは成長に応じて液体肥料を追肥。

病気と害虫

  • 病気:日当たりや風通しが悪く、多肥多湿の環境で灰色かび病が発生しやすい。
  • 害虫:春にアブラムシが発生しやすく、早期に防除することが重要。

なお、ネモフィラの基本的な育て方についてはこちらのページに詳しくまとめているので、あわせて参考にしてみてください。

「ネモフィラは植えてはいけない」に関するQ&A

ここでは、ネモフィラは植えてはいけないと言われる理由に関するQ&A(質問&回答)をご紹介します。

ネモフィラに毒性はある?

ネモフィラ(学名:Nemophila)には毒性がありません。

ネモフィラは観賞用として世界中で栽培されており、人やペットに有害な毒素は含まれていないとされています。そのため、増えすぎ対策や徒長対策さえ行えば公共の庭園や家庭の花壇に安心して植えられます。

ネモフィラは勝手に増えるって本当?

ネモフィラは、一定の条件下では自然に増えることがあります。一年草ですが、こぼれ種(自然播種)によって翌年も新しい株が生えてくることがあります。

ただし、ネモフィラの自然繁殖は多年草のように地下茎で広がることはなく、急激に広がることもありません。適度に増えていくことが多く、園芸家にとってはむしろ歓迎される特性です。

気候や栽培条件によっては、毎年種をまかなくても楽しめる可能性がありますが、確実に翌年も咲かせたい場合は、種を採取して保存するか、新たに種をまくことをおすすめします。

まとめ:ネモフィラは植えてはいけない理由と対処法

ネモフィラを植えてはいけないと言われる理由としては、主に以下に3つが挙げられます。

  • こぼれ種で増えすぎるから
  • 根が傷みやすいから
  • 徒長しやすく倒れやすいから

いずれも適切に育てることでそれほど難しいことなく防ぐことができるので、育てるのを躊躇するほど大きな問題とはなりません。

生育条件に合った環境づくりと種の収穫をすることで、ネモフィラを育てるデメリットを感じることなく楽しめるはずです。

ぜひネモフィラを育てて、可愛らしい花を咲かせてみてくださいね。

なお、ネモフィラの種まきの方法についてはこちらのページで詳しくお伝えしているので、種から育てたいという方は参考にしてみてください。

  • この記事を書いた人

「ハーブ民」編集部

北海道でハーブ苗の販売を行っている合同会社リンクウィットのハーブブログ編集部。 「初心者にもわかりやすく・楽しく」をモットーに、ハーブの魅力や育て方をハーブ愛MAXでお伝えしています! 姉妹サイト「ハーブティータイムズ」も楽しく運営中^^

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