ネモフィラはかわいらしい花を咲かせる人気のあるハーブですが、時に「植えてはいけない」と言われることがあります。
主な理由としては増えすぎることや上手に育てられない可能性が挙げられますが、正しい育て方をすればそれほど難しいこともありません。
ここでは、ネモフィラには植えてはいけないという3つの理由や失敗しないための適切な育て方を中心にお伝えしています。
ネモフィラを育ててみたいけどうまく育てられるか心配という方はぜひ参考にしてみてください。
ネモフィラは植えてはいけないと言われる3つの理由
ネモフィラは植えてはいけないと言われる理由としては、主に次の3つが挙げられます。
- こぼれ種で増えすぎるから
- 根が傷みやすいから
- 徒長しやすく倒れやすいから
どれもネモフィラを植えることで大きなデメリットとなることはなく、ちょっとした対策をすることで自宅の庭でネモフィラを楽しむことが可能です。
それぞれの理由についてもう少し詳しくお伝えしていきます。
こぼれ種で増えすぎるから
ネモフィラは種子の生産量が多く、風に飛ばされやすいため、こぼれ種によって周辺に勝手に広がってしまう可能性があります。
生育条件に合った環境だと、予期しないところでネモフィラが増えすぎてしまうこともあるので注意が必要です。
根が傷みやすいから
ネモフィラは根が弱く、植え付けや移植の際にダメージを受けやすいです。
また、踏みつけられると枯れてしまうため人やペットが通る場所には向きません。
徒長しやすく倒れやすいから
ネモフィラは肥料や水を与えすぎると、徒長して草丈が高くなってしまいがちです。
自分の重さに耐えずに、根元がぐらぐらしたり倒れてしまうことがあります。
ネモフィラを植える際に気をつけること
上記のデメリットを踏まえて、ネモフィラを植える際には次の3点に気を付けましょう。
- 増えすぎないように対策をする
- 徒長を防ぐ
- 踏まれないところに植える
このうち、1と2についての具体的な方法については以下に補足していくので参考にしてみてください。
ネモフィラが増えすぎるのを防ぐ方法
ネモフィラを増やしすぎないためには次の2点が大切です。
- 花がらを早めに摘む
- 種を採取して保管する
ネモフィラはこぼれ種で増えるので、花がらを摘んでおくと種ができないため、こぼれ種も発生しません。
花がらを摘まなかった場合は、茶色く枯れた実から種を採取すれば大丈夫です。茶色くなった実ごと採取するようにしましょう。
やりがちな失敗!ネモフィラの徒長を防ぐには
ネモフィラを育てる際に失敗しやすいのが徒長です。徒長するとせっかくのかわいらしい花も見た目が悪くなってしまうので注意しましょう。
ネモフィラがひょろひょろすると徒長する原因は主に次の3つが挙げられます。
- 日光が不足している
- 水やりや肥料が多すぎる
- 密集している
一つひとつ原因を探って対処していくことで、徒長を防ぐことができます。
密集して風通しが悪くなっても徒長の原因になるので、適切に剪定することも大切です。
ネモフィラの育て方の基礎知識
育成環境・日照・置き場所
- 日当たりが良く、涼しい気候を好む。
- 適温は5~20℃。秋に播く一年草だが、寒冷地では春に播くことも可能。
- 冬は防寒が必要で、移植を嫌うため直まきやポットでの育苗が適している。
水やり
- 過湿は根腐れや病気の原因となるため、水はけを良くし、土が乾いたら十分に水を与える。
肥料
- 庭植えでは肥料はほとんど不要で、肥料が多いと徒長しやすい。
- 鉢植えでは成長に応じて液体肥料を追肥。
病気と害虫
- 病気:日当たりや風通しが悪く、多肥多湿の環境で灰色かび病が発生しやすい。
- 害虫:春にアブラムシが発生しやすく、早期に防除することが重要。
なお、ネモフィラの基本的な育て方についてはこちらのページに詳しくまとめているので、あわせて参考にしてみてください。
まとめ:ネモフィラは植えてはいけない理由と対処法
ネモフィラを植えてはいけないと言われる理由としては、主に以下に3つが挙げられます。
- こぼれ種で増えすぎるから
- 根が傷みやすいから
- 徒長しやすく倒れやすいから
いずれも適切に育てることでそれほど難しいことなく防ぐことができるので、育てるのを躊躇するほど大きな問題とはなりません。
生育条件に合った環境づくりと種の収穫をすることで、ネモフィラを育てるデメリットを感じることなく楽しめるはずです。
ぜひネモフィラを育てて、可愛らしい花を咲かせてみてくださいね。
なお、ネモフィラの種まきの方法についてはこちらのページで詳しくお伝えしているので、種から育てたいという方は参考にしてみてください。