広告 ハーブの知識

ねむの木を庭に植えてはいけない3つの理由とエバーフレッシュとの違い

2024年6月1日

ねむの木を庭に植えてはいけないと言われる3つの理由についてご紹介します。

また、ねむの木に似ているエバーフレッシュとの違いについてもお伝えしているので、ねむの木やエバーフレッシュを植えてみたいとお考えの方はぜひ参考にしてみてください。

ねむの木とは

ねむの木とはマメ科ネムノキ属の落葉高木で、夜になると葉を閉じる就眠運動をすることや、水鳥の産毛のようなふわふわとしたピンク色の花を咲かせることが特徴です。

日本では東北地方以南に自生し、庭木や街路樹としても利用されます。

中国では夫婦円満の象徴とされ、合歓木という漢字で書きます。花や樹皮は不眠や不安に効くとされる生薬としても使われます。

なお、稀にネムノキの毒性について心配する声が聞こえますが、毒性はありません、ネムノキの毒性や活用法についてはこちらのページで詳しくお伝えしています。

ねむの木を庭に植えてはいけない3つの理由

ねむの木を庭に植えてはいけないと言われることがありますが、主な理由としてに次の3つが挙げられます。

  1. 繁殖力が強いため
  2. 成長が速く巨木になるため
  3. 剪定や植え替えに弱いため

それぞれの理由について、以下に補足をします。

繁殖力が強いため

ねむの木は秋に種の入った豆を作り、風に飛ばされて周囲に広がります。

地面に落ちた豆は割れて発芽し、意図しない場所にいくつも生えてくる可能性があります。

また、巨木なるので広範囲に広がりやすく、隣近所の庭にまでねむの木が繁殖していくことがあります。

成長が速く巨木になるため

ねむの木は成長が速く、高さ10m以上にもなる巨木です。庭に植えると、周囲の景観を損ねたり、日当たりを遮ったりする可能性があります。

大きくなると幹の直径が80cmを超えることもあり、伐採に相当な費用と時間がかかります。

また、根が深くて強いので抜くのも難しいです。

剪定や植え替えに弱いため

ねむの木は剪定や植え替えに弱く、傷ついた箇所から再び根や枝が生えることが少ないです。

そのため、植木にするのはおすすめできません。

ねむの木に似た木3選と主な特徴

ネムノキに似た木は、同じマメ科の植物で、葉や花の形が似ているものがいくつかあります。

例えば、以下のようなものが挙げられます。

  1. エバーフレッシュ
  2. オオベニゴウカン
  3. トキワネム

それぞれの主な特徴について以下にご紹介します。

エバーフレッシュ

エバーフレッシュは、マメ科の常緑高木で中南米やエクアドルに自生します。細長い葉が羽のように見えるのが特徴です。

夜になると葉を閉じる就眠運動をします。春から夏にかけて、黄色いポンポンのような花を咲かせ、花後には赤いサヤの中に黒い種子の入った実を付けます。

日本では観葉植物として人気があります。

オオベニゴウカン

オオベニゴウカンは、マメ科ネムノキ亜科ベニゴウカン属の熱帯性常緑低木です。別名ヒネムとも呼ばれます。

高さは2~5m程で、葉は偶数羽状複葉で対生します。

12月から5月にかけて、雄しべの極端に長い鮮やかな緋色の花頭を付けます。

花は化粧パフに似ており、直径は7~10cm程です。花後には赤いサヤの中に黒い種子の入った実を付けます。

トキワネム

トキワネムは、ブラジル原産のマメ科ベニゴウカン属の常緑低木です。

葉は羽状複葉で、夜になると閉じます。花はピンク色の羽毛のような形で、ねむの木の花に似ています。

ねむの木とエバーフレッシュの違いについて

ねむの木とエバーフレッシュは、見た目が似ている植物ですが、以下のような違いがあります。

  • ねむの木はマメ科ネムノキ属の落葉樹で、日本や中国などに自生している
  • エバーフレッシュはマメ科ピテケロビウム属もしくはコホバ属の常緑樹で、南アメリカ原産

花は一目で違いがわかるほど異なっているほか、育て方も大きくことなるので注意が必要です。

花の違い

ねむの木とエバーフレッシュの花は大きくことなります。主な違いを表にまとめてみました。

花の色 花の形 花が咲く時期
ねむの木 ピンク とさか状に伸びたおしべが特徴的 6月から8月
エバーフレッシュ 茶黄色 真ん丸の小さな花が集まっている 4月から9月

育て方の違い

ねむの木は落葉樹で冬には葉を落とす一方で、エバーフレッシュは常緑樹で冬でも葉を保ちます。

育て方としては、耐寒性や日照・水やりについて以下のような違いがあります。

耐寒性 日照・水やり
ねむの木 耐寒性があり、-10℃でも枯れない 直射日光を好み、水切れに強い
エバーフレッシュ 非耐寒性で10℃以上を保つ必要がある 直射日光が苦手で、水を好む

まとめ:ねむの木を庭に植えてはいけない理由とエバーフレッシュとの違い

ねむの木を庭に植えてはいけないと言われる3つの理由についてご紹介しました。

  1. 繁殖力が強いため
  2. 成長が速く巨木になるため
  3. 剪定や植え替えに弱いため

庭に植えることで問題を引き起こす可能性があるので、庭に植えるか検討する際にはこうしたデメリットも考慮に入れて検討するようにした方が良いでしょう。

また、ねむの木ににたエバーフレッシュとの違いについてもお伝えしているので、ねむの木の代替案としてエバーフレッシュを植えようか検討している方は参考にしてみてください。

  • この記事を書いた人

「ハーブ民」編集部

北海道でハーブ苗の販売を行っている合同会社リンクウィットのハーブブログ編集部。 「初心者にもわかりやすく・楽しく」をモットーに、ハーブの魅力や育て方をハーブ愛MAXでお伝えしています! 姉妹サイト「ハーブティータイムズ」も楽しく運営中^^

人気記事

1

織田剛氏は、無料でハーブファスティングに関するセミナー動画を公開してくれているので、概要や具体的なやり方まで学ぶことができます。 ハーブファスティングを実践したおかげで、ずっと抱えていた体のダルさや寝 ...

2

庭にハーブを植えて、自分で収穫したり、鑑賞したりするのは素敵な趣味ですね。 しかし、ハーブには庭に植えるとトラブルになるものもあります。例えば、ミントやオレガノなどは根茎が強く伸びて、庭中に広がってし ...

3

蚊やブヨなどの対策には市販の虫除けスプレーは効果的ですが、化学成分が気になる方も多いのではないでしょうか。 その点、ハーブを使った虫除けスプレーだと化学成分を使わないだけでなく、香りが良くてリラックス ...

-ハーブの知識

You cannot copy content of this page