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カモミール(カミツレ)の花言葉は怖い?意味や由来を紹介【3月14日の誕生花】

2024年8月10日

カモミールは優しい白と黄色が可憐な花です。3月14日の誕生花としても知られていますが、その花言葉が怖いと言われることがあります。

その理由は、カモミールの持つ薬効に由来しています。カモミールは古くから民間薬として用いられており、鎮静効果や抗炎症作用などがあります。そのため、逆境に耐える強さや、心を癒す力を持つ花として認識されるようになりました。

ですが、カモミールの花言葉は怖さを連想させるものばかりではなく、ポジティブな意味を持つものもあり、使い方によっては最高の贈り物となるケースもあります。

この記事では、カモミールの花言葉の意味について、由来などを交えながらご紹介していきます。贈り物をする時などの参考にしてみてくださいね。

カモミール(カミツレ)の花言葉の意味と由来

カモミール(カミツレ)の花言葉は、「逆境に耐える」、「あなたを癒す」、「仲直り」などがあります。どれもカモミールの持つ、苦いながらも薬効があり人を癒す力、また花びらが散らばっても根はつながっているといった性質に由来します。

カモミールは、古代エジプトやギリシャで薬草として使用されてきました。その名前は、ギリシャ語で「大地のりんご」を意味する「chamaemelon」に由来しています。これは、カモミールの香りがリンゴに似ていることから付けられたと言われています。

中世ヨーロッパでは、カモミールは「聖母マリアのハーブ」と呼ばれ、聖母マリアが十字架のふもとに咲いていたカモミールを踏んだことから、その花びらが白くなったという伝説があります。

カモミールは、鎮静作用、抗炎症作用、抗菌作用など様々な薬効があり、古くから民間療法で使用されてきました。現在でも、お茶やアロマテラピー、化粧品などに広く使用されています。

これらのことから、カモミールの花言葉は、その薬効や伝承にちなんだものが多く、苦難を乗り越えて人を癒す力、そして仲直りの象徴として、人々に愛されてきたことがわかります。

カモミール(カミツレ)の花言葉は怖いと言われる理由

カモミール(カミツレ)は、可憐な白い花びらと黄色い中心部が特徴的な花です。その可愛らしい見た目から、花言葉もポジティブで優しいイメージを持たれがちですが、中には「逆境に耐える」「苦難に負けない」といった少し怖い意味合いも含まれています。

この「怖い」と言われる花言葉の由来は、カモミールの原産地であるヨーロッパの伝説にあります。

ある男性がカモミールの花を踏んでしまったところ、花が「私を踏むとは何事か!」と怒り、花びらを閉じてしまいました。その後、男性が謝罪すると花は再び開き、それ以降は踏まれることがなくなったという逸話です。

このことから、カモミールの花言葉は、屈せず困難に立ち向かう強さを表すと同時に、傷つきやすい繊細な心も併せ持つ、という複雑な意味を持つようになったと言われています。

一見可愛らしい花言葉の裏に隠された、少し怖い意味を知っておくことで、カモミールの花の魅力をより深く感じることができるかもしれません。

カモミールの花言葉は本数によって意味が変わる?

カモミールの花言葉は特に本数によって意味が変わるわけではありませんが、カモミールの花言葉の一つにある「ごめんなさい」と謝罪を表す花言葉を表すのに、15本のカモミールを渡すのが良いとされる意見があります。

理由は、15本の花束には「ごめんなさい」という意味があり、なかなか言い出せない気持ちを15本のカモミールによって伝えるという表現方法があるというものです。

しかし、花言葉はあくまでもその花にまつわる伝説や逸話に基づいたものであり、明確な根拠があるわけではありません。そのため、本数によって花言葉が変わるという説も、あくまでも一つの解釈として捉えておいて欲しいと思います。

カモミールの花を贈るのに最適なシーン

カモミールの花は、その可憐な見た目とリラックス効果のある香りから、様々なシーンで贈り物として喜ばれます。ここでは、カモミールの花を贈るのに最適なシーンをいくつかご紹介します。

  • 励ましや応援の気持ちを伝えたい時
  • 仲直りをしたい時
  • お見舞いの時
  • 感謝の気持ちを伝えたい時

これらのシーン以外にも、カモミールの花は様々なシーンで贈り物として喜ばれます。可憐な見た目と優しい香りは、受け取った人の心をきっと癒してくれるでしょう。

励ましや応援の気持ちを伝えたい時

カモミールには「困難を乗り越える強さ」や「試練の中での成長」といった、勇気づけられるメッセージが込められているため、仕事や学業に励む人々への励ましの気持ちを込めた贈り物として最適です。

忙しい時間を過ごす中でも、カモミールによってリラックスした休憩時間を過ごしてもらえるかもしれません。心身をリフレッシュさせる香りと味わいは、きっと喜ばれることでしょう。

仲直りをしたい時

喧嘩をしてしまった相手や、誤解が生じてしまった相手との関係を修復したいときに、カモミールを贈ると良いでしょう。

カモミールの花言葉には「仲直り」や「友情」といった意味が込められています。この花は、相手との関係修復や心からの謝意を表すのに適した贈り物として知られています。

意見の相違や行き違いがあった後、関係を元に戻したい時、この花の持つメッセージは非常に有効です。

カモミールから作られるハーブティーや、花そのものを束ねたブーケを用意して、和解の糸口を見つけるのはいかがでしょうか。優しい香りと共に、新たな関係の始まりを祝福することができるかもしれません。

お見舞いの時

カモミールの花言葉には「あなたを癒す」という意味が込められており、これは相手を思いやる気持ちを表現するのに最適で、病気見舞いやストレスを抱えている方への贈り物として非常に適しています。

可愛らしい見た目や良い香りでも癒される贈り物として喜ばれるのではないでしょうか。

しかし、お見舞いの際には鉢植えでの贈呈は避けるべきとされている点はご留意ください。

感謝の気持ちを伝えたい時

カモミールの花言葉は「苦難に耐える」や「逆境に耐える」など、一見ネガティブな印象を与えるものが多いです。しかし、その裏には「どんな困難にも負けず、強く生きていく」という力強いメッセージが込められています。

感謝の気持ちを伝えたい時、カモミールの花は相手が困難を乗り越えたことを称え、これからも強く生きていってほしいという思いを伝えるのに最適です。

カモミールが誕生花なのはいつ?

カモミールは、3月14日と2月14日、11月3日の誕生花とされています。

この日の誕生日ギフトにカモミールの花を添えるのもオシャレな贈り方ですね。

カモミールは3月14日の誕生花として知られていることの方が多いですが、2月14日と11月3日の誕生花としての認知度も上がって欲しいと思います。

カモミール(カミツレ)ってどんな花?

数あるハーブの中でも知名度が高いカモミールの主な特徴や開花時期は次のとおりです。

カモミールの特徴

カモミールは、キク科の植物で、白い花びらと黄色の花芯が特徴的な花です。世界中で約20種類以上存在し、日本国内では、主にジャーマンカモミールとローマンカモミールが栽培されています。

この花は、草丈が20~50cmで、花期は5~7月です。花色は白で、葉の形は羽状複葉です。リンゴのような甘い香りが特徴で、鎮静、抗炎症、抗菌などの薬効があります。

カモミールは、ハーブティーやアロマテラピー、化粧品など様々な用途で利用されています。特に、ジャーマンカモミールは、薬効が高く、ヨーロッパでは古くから民間薬として用いられてきました。

カモミールの開花時期

カモミールは、ヨーロッパでは5月から8月頃、日本では4月から6月頃とされています。春から初夏にかけて、白や黄色のかわいらしい花を咲かせます。

カモミールは、寒さにとても強い植物です。そのため、日本では冬の間も枯れずに緑の葉を茂らせており、比較的長い期間楽しむことができます。

また、カモミールは多年生植物であるため、一度植えれば毎年花を咲かせることができます。花期が終わった後に、株を少し切り戻してあげると、翌年もまた元気に花を咲かせてくれます。

カモミールの英語名と和名

カモミールは英語で”Chamomile”、学名で”Matricaria recutita”または”Chamaemelum nobile”と呼ばれます。

日本語では、カモミールは”カミツレ”とも呼ばれます。カミツレは、”噛み付く”と”痛み”を組み合わせた言葉で、噛むと苦い薬草であることから名付けられたと言われています。(漢字では「加密列」と表記されます)

カモミールは、ハーブティーやアロマテラピーなど、様々な用途で利用されています。その優しい香りや鎮静効果は、心と体を癒してくれると言われています。

まとめ:カモミールの花言葉は怖いと言われる理由

カモミールの花言葉に「怖い」イメージがあるのは、その意外な意味合いのためです。

一般的に、カモミールは「逆境に耐える」「忍耐」という花言葉を持っています。これらは、穏やかで優しいイメージのカモミールからは想像しにくい、強さや覚悟を感じさせる言葉です。

しかし、この「怖さ」は必ずしもネガティブではありません。むしろ、人生の真理を表現しているとも言えるでしょう。困難や逆境は誰にでも訪れるものであり、それらに立ち向かう勇気の大切さを教えてくれているのです。

同時に、カモミールには「癒し」「安らぎ」という花言葉もあります。つまり、困難に立ち向かう強さとその後の癒しの両方を象徴する、バランスの取れた花という見方もでき、決して怖いという側面だけではないハーブと言えるでしょう。

  • この記事を書いた人

「ハーブ民」編集部

北海道でハーブ苗の販売を行っている合同会社リンクウィットのハーブブログ編集部。 「初心者にもわかりやすく・楽しく」をモットーに、ハーブの魅力や育て方をハーブ愛MAXでお伝えしています! 姉妹サイト「ハーブティータイムズ」も楽しく運営中^^

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