広告 ハーブの知識

ハーブの増やし方完全ガイド:挿し木・株分け・挿し芽や種まきの方法

ハーブはミントのようにどんどん増えていく品種もありますが、他のハーブも比較的簡単に増やすことができます。

ハーブを増やすには、挿し木や株分け、挿し芽や種まきといった方法がありますが、それぞれ適した方法で増やすことで、自分の好きなハーブをたくさん育てられるようになります。

この記事では、ハーブの増やし方として、挿し木・株分け・挿し芽・種まきの4つの方法を詳しくお伝えします。ハーブの種類や特徴、増やし方のコツや注意点などを参考に、ハーブを増やしてみてくださいね。

ハーブの増やし方の概要

ハーブの増やし方には、挿し木、株分け、挿し芽、種まきの4つの方法があります。

  • 挿し木:親の植物から枝を切り取り、新しい株を作る方法
  • 株分け:成長した植物を分割して新しい株を作る方法
  • 挿し芽:親の植物から茎を切り取り、新しい株を作る方法
  • 種まき:種から新しい株を作る方法

それぞれの方法には適したハーブの種類や時期、手順、土の選び方、ポイントがあります。それぞれの増やし方の比較や選び方も考慮して、自分に合った増やし方を選ぶことが大切です。

挿し木でハーブを増やす方法

ここでは、ハーブを増やす方法の一つとして挿し木で増やす方法をご紹介します。

  • 挿し木とは何か?
  • 挿し木に適した主なハーブの種類一覧
  • 適した時期
  • 具体的な手順
  • 適した土
  • 失敗しないポイント

挿し木でハーブを増やす基本から成功させるポイントまでお伝えしますので、参考にしてみてください。

挿し木とは何か?

挿し木とは、親の植物から茎や葉を切り取り、根が生えるような環境に置くことで新しい植物を作り出す方法です。

挿し木は比較的簡単に行うことができ、多くのハーブに適用することができます。挿し木を行うことによって、親の植物と同じ特徴を持つ新しい植物を短期間で増やすことができます。

また、挿し木は種まきと比べて比較的高い成功率を持っています。適切な時期や土の準備、手順などを考慮する必要がありますが、ハーブを増やす方法として非常に便利で効果的な手法です。

挿し木に適した主なハーブの種類一覧

挿し木は多くのハーブで使える増やし方です。挿し木に適した主なハーブの種類を以下にご紹介します。

  • ローズマリー
  • ミント
  • セージ
  • タイム
  • ラベンダー

これらのハーブは挿し木に適しているだけでなく、日本国内でも比較的手に入りやすい種類です。ぜひ、自宅でハーブを増やす際には挿し木を試してみてください。

適した時期

ハーブを挿し木で増やす際には、適切な時期を選ぶことが重要です。

一般的に、ハーブの挿し木に適した時期は春と秋です。春は成長期に入る前の時期であり、新しい根を作りやすい状態です。また、秋は成長が落ち着く時期であり、根がしっかりと成長しやすいです。

具体的な時期としては、春は3月~5月、秋は9月~11月が適しています。ただし、地域やハーブの種類によって適した時期は異なる場合がありますので、それぞれのハーブについて調べることをおすすめします。

具体的な手順

挿し木を行う手順は以下のとおりです。

挿し木に適したハーブの枝を選ぶ 健康な枝で、長さは10〜15cm程度が理想です。
枝の下部の葉を取り除き、切り口を斜めに切る 斜めに切ることで水分の吸収がしやすくなります。
切り口に根を生やすための発根促進剤を塗る 市販の促進剤を使用するか、ハチミツやアロエベラのエキスを塗る方法もあります。
挿し木用のポットやプランターに用土を入れ、湿らせる。 目が幾分小さく保水性の良いもので栄養分がない用土を用います。
培養土に穴を開け、挿し木を挿す。 穴の深さは切り口が埋まる程度が適切です。
挿し木をしっかりと固定する。 周囲の土を軽く押さえて固定します。
挿し木を日陰に置く。 直射日光や強い風から守ります。
挿し木の周囲を湿らせる。 毎日挿し木の周囲を湿らせるように水やりを行います。

約4〜6週間すると発根してくるので、根が十分に成長したら新しい鉢に植え替えるか庭や畑に植え付けます。

挿し木はハーブの増やし方の一つで、比較的簡単に行うことができます。ぜひ試してみてください。

適した土

挿し木に適した土は、通気性が良く保水力のある土壌です。ハーブは根が弱いため、水はけの良い土を選ぶことが重要です。

園芸店やホームセンターで販売されている「挿し木・種まき用の土」を用いるのが簡単ですが、自分で土を配合して挿し木に適した土を作ることも可能です。

挿し木に適した土を作る場合は、赤玉土7:腐葉土3の割合で混ぜて作るのが基本ですが、バーミキュライトだけ、赤玉土だけ、鹿沼土だけでも発根させられるケースはあります。

挿し木を成功させるためには適切な土壌の選択が欠かせませんが、清潔で通気性が良く保水力のある土壌であれば発根させられるので色々と試してみても良いでしょう。

失敗しないポイント

挿し木でハーブを増やす際には、以下のポイントに注意することが重要です。

ポイント
健康な親株を選ぶ 挿し木の親株は健康で、病気や虫害のないものを選びましょう。また、成長が早く、根がよく張るハーブを選ぶと良いです。
適切な時期を選ぶ ハーブによっては、挿し木に適した時期が異なります。一般的には春から秋にかけてが適していますが、各ハーブの特性に合わせて選びましょう。
適切な枝を選ぶ 挿し木には健康な新しい枝を選びましょう。枯れた枝や病気の痕跡がある枝は避けます。
発根促進剤を使用する 市販の成長促進剤を使用するか、自家製の天然成長促進剤を使用しましょう。
適切な湿度と温度を保つ 湿度を保つためには霧吹きを使用したりビニール袋で覆うことが有効です。また、温度はハーブによって異なりますが一般的には20度前後が適しています。

挿し木したハーブを水耕栽培する方法

挿し木したハーブを水耕栽培することは、根を発展させるために効果的です。

水耕栽培の具体的な手順は次のとおりです。

  1. 挿し木したハーブの株を水耕栽培用の容器に入れる
  2. 根を容器の底に固定する
  3. 水に酸素を供給する

それぞれの手順についてもう少し詳しくご紹介します。

まず、挿し木したハーブの株を水耕栽培用の容器に入れます。容器には、根が水に浸かる程度の深さの水を入れます。水は清潔で、ミネラル分を含んだものが良いです。

次に、ハーブの株を容器に浸け、根が水に浸かるようにします。株が浮かないように、根を容器の底に固定することが重要です。また、水の温度は、ハーブの種類によって異なるので、適切な温度に調節しましょう。

ハーブの根は水から酸素を吸収するため、酸素供給が重要です。酸素供給を確保するために、水に酸素を溶かす方法や、水を定期的に入れ替える方法があります。

ハーブの根が水中に浸かっているため、根の状態を観察しやすく、根の成長を促すことができます。根が十分に成長したら、水耕栽培から土に植え替えることもできます。

挿し木したハーブを水耕栽培することで、根の成長を促し、より多くのハーブを増やすことができます。水耕栽培は手軽で効果的な方法なので、ぜひ試してみてください。

株分けでハーブを増やす方法

ここでは、ハーブを増やす方法の一つとして株分けで増やす方法をご紹介します。

  • 株分けとは何か?
  • 株分けに適した主なハーブの種類一覧
  • 適した時期
  • 具体的な手順

挿し木でハーブを増やす基本から実際の手順までお伝えしますので、参考にしてみてください。

株分けとは何か?

株分けとは、ハーブを増やすための一つの方法で、成長したハーブの株を分割してそれぞれを新しい鉢に植え付けることです。

この方法を使うことで、一つのハーブから複数の株を作ることができます。

ハーブの成長を促し、より多くのハーブを収穫するための効果的な方法です。また、株分けによってハーブの成長を均等にすることもできます。

株分けを行う際には、ハーブが健康で成長していること、適切な時期と手順を守ることが大切です。

株分けに適した主なハーブの種類一覧

ハーブの株分けは、株を分けて新たな株を作る方法です。株分けに適した主なハーブの種類は以下のとおりです。

1. ミント
2. セージ
3. タイム
4. ローズマリー
5. オレガノ
6. カモミール
7. レモンバーム
8. ラベンダー
9. パセリ
10. シソ

これらのハーブは株分けに適しており、繁殖力が強いため、比較的簡単に増やすことができます。

株分けは、ハーブの成長を促進させるためにも効果的な方法です。ハーブの株分けを行う際には、適切な時期や手順を守り、株分けでハーブを増やすポイントにも注意しましょう。

適した時期

株分けに適した時期は、春と秋がおすすめです。春は新しい成長が始まる時期であり、株分けによって新たな株を作ることができます。秋は成長が落ち着き、株分けによって株を分けることで冬に備えることができます。

株分けには、ハーブの成長状況や天候によっても適した時期が変わることがあります。一般的には、春の終わりから夏の初め、または秋の始めが最適です。この時期は、ハーブの成長が活発であり、株分けによって新たな株を作りやすいです。

ただし、厳密な時期はハーブの種類によって異なるため、事前に調査や情報収集を行うことが重要です。ハーブによっては、春や秋以外の季節でも株分けが可能なものもあります。

適した時期を見極めるためには、ハーブの成長状況や天候を注意深く観察することが必要です。また、ハーブの種類ごとに特性が異なるため、それぞれの特性を理解し、適切な時期を見極めることが大切です。

株分けはハーブを増やすための効果的な方法です。適した時期に株分けを行うことで、ハーブの成長を促し、より多くのハーブを収穫することができます。是非、ハーブの株分けに挑戦してみてください。

具体的な手順

株分けは、ハーブを成長している株から分けて新しい株を作る方法です。株分けを行うことで、ハーブを増やすことができます。

株分けの手順は以下のとおりです。

成長したハーブの株を選ぶ 株分けをするためには、成長したハーブの株を選ぶ必要があります。健康な株を選びましょう。
株を掘り起こす 株分けをするためには、ハーブの株を掘り起こす必要があります。株全体を傷つけないように注意しましょう。
株を分ける 株を分ける際には、株全体を根元から分割します。株分け用の道具を使って、株を優しく分けていきましょう。
分けた株を植える 分けた株を新しい場所に植え付けます。植え付ける際には、株の根元をしっかりと土に埋め込むようにしましょう。
水やりと管理 分けた株を植え付けた後は、十分な水やりと適切な管理が必要です。株がしっかりと根付くように、適切な環境を整えましょう。

株分けは、ハーブを増やすための効果的な方法です。株分けを行うことで、ハーブの成長を促進させることができます。ぜひ、株分けを試してみてください。

挿し芽でハーブを増やす方法

ここでは、ハーブを増やす方法の一つとして挿し芽で増やす方法をご紹介します。

  • 挿し芽とは何か?
  • 挿し芽に適した主なハーブの種類一覧
  • 適した時期
  • 具体的な手順

挿し芽でハーブを増やす基本から実際の手順までお伝えしますので、参考にしてみてください。

挿し芽とは何か?

挿し芽は、ハーブを増やす方法の一つです。挿し芽とは、親植物から取った茎や葉を切り取り、それを新しい土に挿して根を出させることです。

簡単にハーブを増やせるだけでなく、ハーブの特徴的な香りや味を継承させることができるメリットがあります。

次から、挿し芽で増やすのに適したハーブや実際の手順についてお伝えしていきます。

挿し芽に適した主なハーブの種類一覧

挿し芽に適した主なハーブの種類を以下にご紹介します。

1. ミント
2. バジル
3. セージ
4. ローズマリー
5. タイム
6. オレガノ
7. ラベンダー
8. レモンバーム
9. パセリ
10. シソ

これらのハーブは、挿し芽に適した種類であり、環境によっては比較的簡単に根を出すことができます。

適した時期

挿し芽に適した時期は一般的に春から初夏にかけてです。この時期は、気温が安定し、新しい根が発生しやすい環境です。また、ハーブの成長が活発になる時期でもあります。

ただし、ハーブの種類によって適した時期は異なる場合もありますので、それぞれのハーブについて調べてから挿し芽を行うようにしましょう。挿し芽に適した時期を守ることで、成功率を高めることができます。

具体的な手順

挿し芽は、ハーブを増やすための簡単な方法です。以下に挿し芽の手順をご紹介します。

  1. 親株から側枝を切り取る。
  2. 側枝の下部の葉を取り除く。
  3. 切り口を斜めに切る。
  4. 発根促進剤をつける。
  5. 挿し芽用の用土を湿らせて穴をあける。
  6. 穴に挿しこむ。
  7. 日陰において湿度を保つ。

以上が、挿し芽の手順です。挿し芽は比較的簡単に行える方法なので、初心者にもおすすめです。ぜひ試してみてください。

種まきでハーブを増やす方法

ここでは、ハーブを増やす方法の一つとして種まきで増やす方法をご紹介します。

  • 挿し芽に適した主なハーブの種類一覧
  • 種まきの手順
  • 種まきでハーブを増やすポイント

種まきでハーブを増やす基本から成功させるポイントまでお伝えしますので、参考にしてみてください。

種まきに適した主なハーブの種類一覧

ハーブを種まきで増やす方法は、比較的手軽であり、多くの種類のハーブに適しています。

以下は、発芽率が高く種まきに適したハーブの種類一覧です。

1. バジル
2. パセリ
3. シソ
4. ローズマリー
5. タイム
6. セージ
7. オレガノ
8. ディル
9. マジョラム
10. カモミール

これらのハーブは、種から育てることで独特の香りや風味を楽しむことができます。また、種まきは比較的簡単であり、初心者でも挑戦しやすい方法です。

具体的な手順

種まきの方法は種の大きさなどによって多少異なりますが、基本的な種まきの手順は以下のとおりです。

  1. 種まき用のポットやトレーに肥料入りの培養土を入れる。
  2. 種を均等にまく(種の大きさによってまく量を調整します)
  3. 軽く土をかけ、水を与える。

水やりの際は、種まき用のポットやトレーを水に浸けるようにしてください。これにより、種がしっかりと水を吸収し、発芽しやすくなります。また、水やりは乾燥しないように注意しましょう。

種まき後は、日当たりの良い場所に置き、適切な温度と湿度を保ちます。発芽までには時間がかかる場合もありますので、根気よく待ちましょう。

種まきでハーブを増やすポイント

種まきに適したハーブの種類はさまざまですが、一般的には乾燥に強く、種子が小さく、発芽しやすい種類が適しています。

適した時期はハーブによって異なりますが、一般的には春が最適です。暖かくなり、土の温度が上がると、種子の発芽率が高まります。土は、排水性が良く栄養豊富な土で、市販の培養土を使用するか自家製の堆肥を混ぜることで、適切な土を作ることができます。

種まきでハーブを増やすポイントは、種子の質や種まきの時期に注意することです。質の良い種子を選び、適切な時期にまくことで、高い発芽率を期待することができます。

各増やし方の比較と選び方

ハーブを増やす方法には、挿し木、株分け、挿し芽、種まきの4つの方法があります。それぞれの方法の特徴やメリットについてまとめました。

増やし方 メリット 向いているハーブの例
挿し木 比較的簡単で成功率が高い ローズマリーやラベンダーなどの木質のハーブ
株分け ハーブの成長が早く、すぐに新しい株ができる ミントやオレガノなど
挿し芽 水栽培や水耕栽培として行うこともできる バジルやセージなど
種まき 手軽にたくさん増やせる シソやパセリなど

ハーブを増やす方法は、それぞれの特徴やメリットを理解し、自分の目的や環境に合わせて選ぶことが重要です。適した方法を選ぶことで、より効果的にハーブを増やすことができます。

ハーブの増やし方に関するQ&A

ここでは、ハーブの増やし方に関するQ&A(質問&回答)を紹介します。

  • 発根した後の土は何を使うべき?
  • 発根日数や発芽条件は?
  • しおれる原因と対策は?
  • 根が出ない時はどうしたら良い?
  • 発根しているかの確認方法は?
  • 根が出るまで水を与えるべき?
  • 水挿しで発根しない場合の発根させるコツは?

上記の問いについて詳しく回答していますので、参考にしてみてくださいね。

発根した後の土は何を使うべき?

挿し木や挿し芽で発根した後の土には、通気性の良い培養土を使用することが重要です。ハーブは根が弱いため、水はけの良い土を選ぶ必要があります。

また、有機質の豊富な土壌を好むため、堆肥や腐葉土を混ぜると良いでしょう。さらに、pH値が中性から弱酸性の土を選ぶこともポイントです。

土の中には、根を支えるための骨材や砂を混ぜることも有効です。これにより、根がしっかりと成長し、ハーブを健康に育てることができます。

発根日数や発芽条件は?

挿し木の発根日数や発芽条件は、ハーブの種類や環境によって異なります。一般的には、挿し木の発根には2週間から1ヶ月程度の時間がかかります。

発芽条件としては、適切な湿度と温度が必要です。湿度は高めが良く、挿し木を保湿するために霧吹きなどで水を与えると良いでしょう。温度は種類によって異なりますが、一般的には20℃から25℃程度が適しています。

また、光の条件も重要であり、直射日光を避けた明るい場所で育てると良いです。

しおれる原因と対策は?

挿し木でハーブを増やす際にしおれる原因は、主に以下の2つです。

  1. 水不足
  2. 日光不足

まず、水やりの不足です。挿し木は根が未発達なため、水分を十分に吸収できません。そのため、こまめな水やりが必要です。また、水やりの際には土が乾いているか確認し、十分に水を与えましょう。

次に、日光不足です。ハーブは日光を必要としていますので、十分な日光を浴びるようにしましょう。特に冬場は日照時間が短いため、日光が不足しがちです。その場合は、人工的な光源を使用するなどして補うことが大切です。

根が出ない時はどうしたら良い?

挿し木で根が出ない時は、以下のような対策を試してみると良いです。

対策 説明
挿し木の切り口を再度切り直す 挿し木の切り口が乾燥していると根が出にくくなるため、切り口を再度切り直して鮮度を保つことが大切です。
切り口に発根促進剤を塗る 切り口に塗ることで、根の発生を促すことができます。市販の発根促進剤を使用するか、自然のホルモン剤である蜂蜜やアロエベラジェルを利用する方法もあります。
挿し木を保湿する 根が出にくい場合は、挿し木を適度に湿らせることが重要です。乾燥しないように注意し、必要に応じて霧吹きで水を与えるなどして保湿環境を整えましょう。
温度管理をする 挿し木の根の発生には適温が必要です。ハーブの種類によって異なりますが、一般的には20〜25度程度が最適です。温度が低すぎる場合は、温室や保温器を使用して温度を上げることができます。
根が出るまでの時間を待つ 挿し木の根が出るまでには時間がかかることもあります。焦らずに根の発生を待ちましょう。通常は数週間から数ヶ月程度かかることが多いです。

これらの対策を試しても根が出ない場合は、挿し木の状態や環境を再度見直す必要があります。根が出ない原因としては、挿し木の切り口が不適切だったり、湿度や温度が適切でなかったりすることが考えられます。

問題点を見つけ出し、適切な対策を行う際の参考にしてみてください。

発根しているかの確認方法は?

挿し木をしていると発根しているかどうか気になってきますが、土の上からは根の状態を確認することはできません。

発根しているかどうかを確認するのに簡単な方法は、新しい葉が出てきているかを確認することです。新しい葉が出てきている場合は、発根が進んでいる証拠となります。

また、挿し木を触ってみて、しっかりとした感触でぐらつかないようであれば、発根している可能性が高いです。新しい葉が出てくるまでそのまま様子を見ても良いでしょう。

根が出るまで水を与えるべき?

挿し木は根が出るまで水を与える必要があります。水は根の成長に欠かせない要素であり、根が出るまで水を十分に与えることが重要です。

挿し木をしている期間中は土が乾かないように注意し、必要に応じて水を与えましょう。ただし、水を与えすぎると根が腐る可能性があるため、適度な水やりが重要です。

ハーブによっては発根するのに1ヶ月を超える場合もあるので、根気よく水やりを続けてみてくださいね。

水挿しで発根しない場合の発根させるコツは?

水挿しで発根しない場合、以下の対策を試してみると良いでしょう。

水の温度を調整する 水の温度が低すぎると発根が遅れることがあります。ハーブの種類によって適切な水温は異なるため、それぞれのハーブに合った温度に調整しましょう。
根が出やすいハーブを選ぶ 水挿しに適したハーブは、葉が柔らかく、根が出やすいものです。例えば、ミントやバジルなどが水挿しに適しています。
茎の切り口を処理する ハーブの茎を水に挿す前に、切り口を斜めに切り、水につける前に根が出やすくするためのホルモン剤を塗ると良いでしょう。
適切な水の量を保つ 水の量が少ないと根が出にくくなるため、適切な水の量を保つようにしましょう。また、水を定期的に交換することで、水質の悪化を防ぐことも大切です。
日光の当たる場所に置く ハーブは日光が必要な植物です。水挿しをする際は、日光の当たる明るい場所に置くことで、発根を促すことができます。

ハーブの増やし方のまとめ

ハーブを増やす方法には、挿し木、株分け、挿し芽、種まきの4つがあります。

挿し木は、親株から枝を切り取り新しい株を作る方法で、挿し木に適したハーブの種類や時期、手順、土の選び方などに注意が必要です。

挿し木のほか、株分け、挿し芽、種まきの方法も紹介しました。それぞれの方法には特徴やポイントがありますので、自分の環境や好みに合わせて選びましょう。

ハーブを育てる楽しみのほか、増やす楽しみや活用する楽しみもあるので、上手に増やしてハーブ栽培を楽しんでくださいね。

  • この記事を書いた人

「ハーブ民」編集部

北海道でハーブ苗の販売を行っている合同会社リンクウィットのハーブブログ編集部。 「初心者にもわかりやすく・楽しく」をモットーに、ハーブの魅力や育て方をハーブ愛MAXでお伝えしています! 姉妹サイト「ハーブティータイムズ」も楽しく運営中^^

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