もこもことした可愛らしいフォルムで人気の高いコキアですが、時に「植えてはいけない」と言われることがありますがどういった理由があるのでしょうか?
当然ながら植えること自体は問題ないのですが、管理する上で問題になることもあるため、これからコキアを植えてみたいと考えている方は、特に気になることだと思います。
ここでは、コキアを植えてはいけないと言われる理由として挙げられる3つの点と、コキアの育て方についてご紹介します。
事前にしっかりと対策しておけばコキアを植えて後悔することもなくなるはずなので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
コキアとは?
コキアとは、夏に緑色の葉を茂らせ秋に紅葉する一年草です。ヒユ科の植物で、西アジアや中央アジアが原産地です。
日本ではほうき草やイソボウキとも呼ばれます。コキアは丸くてかわいらしい草姿が特徴で、庭園や公園などで観賞用に栽培されます。
コキアはハーブとしても利用されることがあります。コキアの種はとんぶりという食用になるもので、山のキャビアとも呼ばれます。とんぶりは茹でて塩漬けにしたり、酢漬けにしたりして食べられます。
とんぶりにはビタミンB1やカルシウムなどの栄養素が豊富に含まれています。また、血液をサラサラにする効果や、胃腸の働きを整える効果があると言われています。
また、コキアの葉や茎もハーブティーにすることができ、リラックス効果やデトックス効果が期待できます。
コキアを植えてはいけないと言われる理由
コキアは日本国内で人気のある植物ですが、時には「植えてはいけない」と言われることがあります。
厳密に言うと、コキアの特性を知らずに植えると大変な目に遭ってしまう可能性があるので植えてはいけないというもので、植えること自体は特に問題はありませんし、適切に管理すれば栽培を楽しむこともできます。
ここでは、コキアを植えてはいけないと言われる理由として挙げられる3つの理由とその対策についてご紹介します。
こぼれ種が発芽して勝手に増えるため
コキアを植えてはいけない理由の一つは、こぼれ種が発芽して勝手に増えてしまうことです。
コキアは種子が非常に小さく、風や動物によって運ばれやすいため、庭や周囲の土地に散らばってしまうことがあります。その結果、自然繁殖し、勝手に増えてしまう可能性があります。
こぼれ種による増殖は、管理が行き届かない場合に特に起こりやすくなります。そのため、コキアを植える場合は、こぼれ種の管理に注意が必要です。定期的な除草や、こぼれ種の収穫などを行うことで、増殖を抑えることができます。
また、こぼれ種が発芽して勝手に増えることによって、庭や周囲の環境が乱れる可能性もあります。他の草花や樹木とのバランスが崩れてしまい環境への影響も懸念されるため、庭や公共の場所などでのコキアの植え付けには注意が必要です。
ただし、定期的な管理と収穫を行い、こぼれ種による増殖を防ぐことで、コキアを適切に育てることは可能です。
害虫がつきやすいため
コキアを植えてはいけない理由の一つに、害虫がつきやすいという点があります。コキアは害虫にとって魅力的な植物であり、特に葉や茎につくことが多いです。害虫はコキアの葉や茎を食べることで栄養を得ようとします。
特によく見られる害虫としては、アブラムシやハダニなどがあります。アブラムシは葉や茎の汁を吸い取り、ハダニは葉の裏側に集まって吸汁します。これらの害虫が大量につくと、コキアの成長に悪影響を及ぼす可能性があります。
害虫がつきやすいということは、コキアを育てる際には虫除けや駆除方法に注意が必要です。例えば、虫除け効果のある植物を一緒に植えることで害虫の侵入を防ぐことができます。また、害虫がついた場合には早めに駆除することも重要です。
強風や強い雨に弱いため
コキアを植えてはいけない理由の一つに、強風や強い雨に弱いという点が挙げられます。コキアは比較的細い茎で成長し、そのため風や雨の影響を受けやすい特徴があります。
強風が吹くと、茎が折れたり倒れたりすることがあるほか、強い雨が降ると土が水浸しになり、根が腐ってしまう可能性もあります。
これらの理由から、風の強い場所や雨の多い地域では、コキアの栽培は避けた方が良いとされていますが、風よけや雨よけの対策を行うことで、上手に栽培することも可能です。
例えば、風除けのために支柱を立てたり、雨よけのために屋根のある場所に植えるなどして、コキアを育てるのに適した条件を整えることができます。
コキアの種まき時期と方法
コキアの種まき時期は春から初夏が最適で、4月中旬から5月にかけて種まきを行うと適温となり発芽率が高くなります。7月までに種まきすれば発芽しますが、株は小さくなる傾向にあります。
また、コキアは日当たりの良い場所を好むため、種まき場所は風通しの良い場所を選びましょう。
コキアの種まき方法は以下のとおりです。
- 種を蒔く場所を耕し、土を緩める
- 種を均等にまく。(種を深く埋めすぎないように注意)
- 軽く土をかけて覆う。
- 水やりを行う。
コキアの種まきについて、もう少し詳しくご紹介していきます。
発芽条件
コキアの発芽適温は15℃以上で、20℃以上の温度が生育に必要です。
日光をよく浴びることで発芽しやすくなる好光性種子と呼ばれる性質を持つため、種を蒔いたら軽く土で覆う程度が適しています。
また、種を播く前に、種子の表面を削るなどして硬い種皮を傷つけることが必要です。これによって水分の浸透がしやすくなり、発芽率が向上します。
さらに、種まきの際には適切な土壌を用意することも重要です。コキアは水はけの良い土壌を好みます。肥料はあまり必要ありませんが、有機質の堆肥を混ぜると成長を促進する効果があります。
直播きに適している理由
コキアは、直播き(じきまき)が適している植物です。
直播きとは、種を直接地面にまく方法のことで、コキアの場合は種を地面にまくことで育てることができます。
直播きが適している主な理由として、コキアの根が直根性であるため、移植を嫌う点が挙げられます。
移植をすると根を傷めてしまい、成長が悪くなったり枯れたりする可能性があります。直播きすると根を傷つけることなくそのまま育てることができるため、直播きが適しています。
以上のことから、庭や花壇にコキアを植える際は直接地面に種をまくことをおすすめします。
コキア栽培に適した環境づくり
コキア栽培はそれほど難しいことはありませんが、栽培に適した環境づくりを行うことは必須です。
ここでは、コキア栽培に適した感情づくりとして用土づくりと水やり・肥料の与え方についてご紹介していきます。
用土づくり
コキアを栽培するためには、適切な用土づくりが必要です。コキアは水はけがよく乾燥に強い植物ですので、排水性の良い土壌が必要です。また、肥料も適切に与えることで、健康な成長を促すことができます。
土のpHも重要な要素です。コキアは中性からアルカリ性の土壌を好みますので、土壌のpHを調べて必要に応じて調整しましょう。
なお、用土づくりやpH調整の方法についてはこちらのページで詳しくご紹介しているので参考にしてみてくださいね。
水やり・肥料の与え方
コキアの水やりは、成長期には特に注意が必要です。成長期のコキアは水分をたくさん必要とし、土が乾いてしまうと根が弱くなります。
水やりのタイミングは、土の表面が乾いてきたら与えるようにしましょう。ただし、水やり過ぎも禁物です。過湿になると根腐れの原因となりますので、土がしっかり乾いてから水を与えるように心がけましょう。
肥料の与え方についても注意が必要です。コキアは栄養をたくさん必要とする植物ですが、肥料を与えすぎると茎や葉が伸びすぎることがあります。
成長期には、窒素やリン酸などの栄養素をバランスよく含んだ肥料を与えると良いでしょう。与える頻度は、1か月に1回程度が目安です。ただし、肥料を与える際は必ず水をたっぷりと与え、根にダメージを与えないようにすることも大切です。肥料の与え方については、パッケージの指示に従うことをおすすめします。
水やりと肥料の与え方を適切に行うことで、コキアは健康的に成長し、美しい姿を楽しむことができます。水やりと肥料のバランスを保ちながら、コキアを育ててみてくださいね。
庭へ地植えする正しい方法
コキアを庭へ地植えする際には、土壌の状態を確認することが重要です。コキアは好きな土壌を選ばない植物ですが、水はけの良い土壌が適しています。また、日当たりと風通しの良い場所を選びましょう。
コキアは、花壇や庭の一角に植えることが一般的です。そのため、他の植物との相性も考慮しましょう。コキアは比較的大きくなるので、他の植物とのバランスを考えながら配置することが大切です。
コキアは他の植物と競争することがあるため、周囲の植物との距離を適切に保つことが地植えでの育て方のポイントです。
植え替え時期と方法
まず前提として、コキアは植え替えを嫌う植物なので、できるだけ植え替えの必要のないように育てたいところです。
それでも、事情によりコキアを植え替える場合、実施する時期は春と秋が最適です。春は気温が上がり始め、秋は気温が下がり始める頃が適しています。植え替えの方法は以下のとおりです。
- コキアの根が広がる余裕がある程度の大きさのプランターを用意する。
- 古い鉢から、根を傷つけないようにコキアを取り出す。
- 根が絡まっている場合は、優しくほぐしてから取り出す。
- 取り出したコキアを新しい鉢に植え付ける。
根が広がるように土を追加していきますが、根の上に土がかからないように注意しましょう。
植え付けが完了したら、水やりを行います。十分に水を与え、根がしっかりと水を吸収できるようにします。
植え替え後のコキアは、新しい土壌に慣れるまで特に注意が必要です。水やりや日当たりをしっかりと管理し、根が張るまでの期間は風の影響を避けるようにしましょう。
以上が、コキアの植え替え時期と方法です。植え替えには慎重さと注意が必要ですが、適切な方法で行えば、より健康的に成長することができます。
室内で育てる方法と注意点
コキアは室内でも育てることができますが、いくつかの注意点があります。
用土や水やりなど基本的な育て方は屋外の場合と同じですが、室内で育てる際には、適切な場所に置く必要があります。
コキアは十分な日光を必要としますので、室内で育てる場合は明るく風通しのよい場所に置くようにしましょう。暗く湿った場所では、根腐れや灰色かび病などの病気にかかりやすくなります。
屋外の方が育てやすいですが、上記の注意点を押さえることで室内でも育てることができるでしょう。
次は、室内で育てる際に必須となる、コキアの鉢植え・プランターでの育て方についてお伝えしていきます。
コキアを鉢植え・プランターで育てる方法
コキアを鉢植えやプランターで育てる方法についてご紹介します。
基本的にはこれまでお伝えしてきた地植えで育てる方法と変わりはありませんが、鉢・プランターのサイズ選びが重要になってきます。
適正なサイズ選びや、人気の高い玄関の前で育てる場合のポイントについてお伝えします。
鉢・プランターの適正なサイズ
コキアを鉢植えやプランターで育てる場合、適正なサイズの鉢を選ぶことが重要です。
コキアは根が広がるため、小さすぎる鉢だと根が詰まってしまい、成長が妨げられます。一般的には直径30cm以上、深さも20cm程度の大きな鉢が適しています。
素材は、プラスチック製の鉢やセラミック製の鉢がおすすめです。鉢の底に穴を開けておくことで余分な水が流れ出るので、根腐れを防ぐことができます。
浅い鉢だと大きくならない理由
コキアは根が深く伸びるため、根の発育にはスペースが必要です。浅い鉢では根が狭くなり、栄養や水分を吸収する力が弱まってしまいます。
その結果、コキアの成長が妨げられ、大きくならずに小さいままのコキアになってしまう可能性が高いです。
コキアは植え替えを嫌う植物なので、始めの段階で深い鉢に植えるようにしておくと良いでしょう。
玄関前に置くなら鉢植えがおすすめ
コキアを玄関前に置くと、一気に玄関周りの印象が変わります。
最も目立つところ、邪魔にならないところを選んで置けるのは鉢植えでないとできません。
また、強風や強い雨が降る場合でも、屋内に取り込んでコキアを守ることができます。玄関前にコキアを置きたいという場合は鉢植えで育てることをおすすめします。
植えっぱなし・ほったらかしだとどうなる?
コキアを植えっぱなし・ほったらかしにしてしまうと、植物の成長や健康に悪影響を与える可能性があります。
手入れや管理を怠ると、コキアは十分な栄養を得られず、元気がなくなってしまいますし、害虫や病気にも弱くなり枯れる可能性も高まります。
さらに、強風や強い雨にも弱いため、倒れたり折れたりすることもあります。
コキアを美しく育てるためには、定期的な手入れや管理が必要です。適切な水やりや肥料の与え方、枯れた部分の処理などを行うことで、健康的な成長を促すことができます。
コキアを長く楽しむためには、植えっぱなしでほったらかしにすることなく、丁寧に育てることが大切です。
コキアが増えすぎるのを防ぐ方法
コキアはこぼれ種が発芽しやすく勝手に増えていく性質があるため、増えすぎることを防ぎつつ育てる必要があります。
気を付けるポイントは、こぼれ種です。
こぼれを防ぐためには花が終わった後にしっかりと収穫することが大切です。こぼれ種さえ拡散しなければコキアが増えすぎることはありません。
また、収穫した種は乾燥させて袋に入れて保存しておくと次の年に使うことができるので、毎年楽しむことができるようになります。
コキアを小さく育てる方法
コキアを小さく育てるには、鉢やプランターで育てると良いです。
鉢やプランターで育てると根がコンパクトに制限されるので、樹形がコンパクトになります。
ただし、小さすぎる鉢などで育てると根が詰まって枯れてしまうこともあるのでご注意ください。目安として8号から10号くらいの大きさは確保して欲しいと思います。
丸くならない時の対処法
コキアは、その特徴的な丸い形が魅力の一つですが、時には丸くならないこともあります。そのような場合には、以下の対処法を試してみましょう。
コキアは日当たりと水はけの良い場所を好みます。日当たりが悪いと枝葉が太陽の光を探してヒョロヒョロと徒長した形状になるため、コキアが丸い形状になりません。徒長してしまった場合は、上部を切り落として丸く剪定することで、仕立て直すことができます。
また、鉢植えよりも地植えの方が丸く育ちやすいです。鉢植えでは根の成長が制限されてしまう可能性があるためです。
コキアを丸く育てるためには、株間をあけて植えることが大切です。株間が狭すぎると、根が制限されて縦に伸びてしまいます。最低でも30cm以上、50~60㎝くらいの株間をあけましょう。
枯れる原因と枯れた後の処置
コキアが枯れる原因は様々ですが、主に以下の3つが挙げられます。
- 水やりのしすぎ
- 日当たりの悪さ
- 寒さ
それぞれ、もう少し詳しくお伝えしていきます。
1.水やりのしすぎ
コキアは多湿を嫌うので、水やりをしすぎると根腐れや病気の原因になります。土が乾いてきたらたっぷりと水やりをするのが基本です。
2.日当たりの悪さ
コキアは日当たりの良い場所を好みます。日当たりが悪いと枝葉が太陽の光を探して伸びてしまい、丸くならなくなります。また、紅葉も鮮やかになりません。
3.寒さ
コキアは耐寒性がなく、冬には枯れてしまいます。コキアは一年草なので、秋の紅葉が終われば枯れるのは自然なことです。ただし、早めに枯れてしまう場合は、水やりや日当たりを見直してください。
コキアが枯れた後の処置についてですが、上部だけ切り落として来年の芽吹きを期待してみるのも良いですが、一年草なので株は弱くなってしまいます。その場合、コキアは耐寒性は低いのでしっかりと冬越しの対策が必要となります。
そのため、一般的にはコキアが枯れてしまったら根元から刈り取ることが多いです。コキアは乾燥させると、草ほうきとして利用できます。また、種子が残っている場合は、収穫して来年の種まきに使えます。
ひょろひょろする理由と対処法
コキアがひょろひょろする理由はいくつかあります。まず、コキアは日当たりの良い場所で育つことが好ましいですが、日陰で育ててしまうと伸びすぎてしまい、ひょろひょろとした姿になってしまいます。また、水やりの管理が不十分だと根が弱くなり、支える力が弱くなるため、ひょろひょろとした状態になることもあります。
コキアがひょろひょろする場合の対処法としては、まずは日当たりの良い場所に移動させることが重要です。日光を十分に浴びることで、コキアはしっかりと成長し、ひょろひょろとした姿を改善することができます。また、水やりにも注意が必要です。適切な水やりを行い、根がしっかりと育つようにすることで、コキアの強さが増し、ひょろひょろとした状態を改善することができます。
以上がコキアがひょろひょろする理由と対処法についての説明です。コキアを美しい姿で育てるためには、適切な環境づくりや水やりの管理が重要です。ぜひ、これらのポイントを守りながら、コキアを育ててみてください。
夏越し・冬越しの方法
コキアは暑さに強く、真夏でも日向で元気に育つので夏越しについてはそれほど心配はいりません。しかし、直射日光が強すぎると葉が焼けてしまうことがあるので、必要なら日除けをしてあげましょう。
水やりは土が乾いたらたっぷりと行いますが、昼間の高温時に水やりすると株が弱ってしまうので、朝か夕方以降にすると良いです。
なお、コキアは寒さに弱く、一年草なので冬越しはできません。紅葉した後は枯れてしまいますが、そのまま放置すると翌年に種から発芽してくれることがあります。鉢植えの場合は、枯れた株を取り除いて鉢を屋内に保管しておきましょう。
コキアの育て方に関するQ&A
ここでは、コキアの育て方に関するQ&A(質問&回答)を紹介します。
- 多年草ですか?
- 刈込みなどの手入れ方法は?
- 種の取り方は?
- 支柱の立て方は?
上記の問いについて詳しく回答していますので、参考にしてみてくださいね。
多年草ですか?
コキアは多年草ではなく一年草なので、冬には枯れてしまいます。
しかし、種から発芽して翌年に再び芽吹くことがあります。コキアは種が非常に多くこぼれ種でも増えやすいので、ご注意ください。
刈込みなどの手入れ方法は?
コキアの手入れ方法は比較的簡単です。
特に刈り込みは必要ありませんが、成長が進んで茂りすぎた場合や形を整えたい場合には、軽く刈り込むことができます。刈り込む際は、枝を根元から切り取るようにしましょう。
また、除草も重要な手入れの一つです。コキアの周りの雑草を定期的に取り除くことで、コキアの成長を促すことができます。水やりは土壌の状態や天候によって異なりますが、基本的には土が乾いたらたっぷりと水を与えるようにしましょう。
コキアは日当たりが好きなので、日光がよく当たる場所に置くことも大切です。手入れをしっかり行い適切な環境を整えることで、美しいコキアを育てることができます。
種の取り方は?
コキアの種は、紅葉が終わり枯れ始めて枝や茎がパリパリになったら取ることができます。
コキアの種は、葉の先端あたりにあります。とても小さい種なので、白い紙や新聞紙などを下に敷いて取ると良いでしょう。取り方は簡単で、コキアの株を抜く前に白い紙などを下に敷いてゆすって取ります。また、白い紙などを敷いてそのうえで根元から切り取ったコキアの株を振ったり軽くたたいて、種を落とす方法もあります。
採取した種は、紙袋などに入れて日陰の通気性のよいところで翌年の種まき時期まで保管しておきましょう。
支柱の立て方は?
コキアは地上部が大きくなる割に、それほど深く根が張らないのが特徴です。風や雨の影響でコキアが倒れてしまわないよう、場合によっては支柱を立てて補助してあげる必要があります。とくに苗が幼いうちや、大きめに育ったときは注意が必要です。
支柱を立てる方法は、株ごとに垂直方向の支柱を挿し、主茎を支柱に誘引していきます。1本だけだと強度がないので、横方向に支柱を渡して隣同士の支柱を繋いで補強します。さらに両端に支柱を2本斜めに挿しておくと頑丈になります。
支柱は株元に土を寄せてぐらつかないようにした上で立てます。土を寄せると根が張りやすくなり、倒れにくくなります。
なお、支柱は木製や竹製のものがおすすめです。金属製のものは熱くなって根を傷める可能性があるので避けた方が良いでしょう。
まとめ:コキアを植えてはいけないと言われる理由と簡単な育て方
この記事では、コキアを植えてはいけないと言われる主な理由と、コキアの育て方・管理のコツについて紹介しました。コキアは、日当たりの良い場所で水はけのよい土に植えることがポイントです。また、種まきや植え付けの際には根を傷めないように注意しましょう。
コキアは外来種であるため、自然環境に影響を与えないように管理することが大切です。種子や花粉が飛散しないように刈り取りや剪定を行い、適切に処分することが必要です。
コキアは、春から秋まで長く楽しめる魅力的な植物です。紅葉時期には圧巻の美しさを見せてくれます。ただし、花粉症の方やアレルギー体質の方は、接触や吸入に注意してください。コキアを育てる際には、自分の体調や周囲の環境を考慮してください。
コキアを育てることで、季節の移ろいを感じることができます。ぜひこの記事を参考にして、コキアの育て方と管理のコツをマスターしてくださいね。