広告 ハーブの育て方

パイナップルセージの育て方|水やり・冬越しや剪定方法をご紹介!

パイナップルセージは、パイナップルのような香りがするハーブです。花は秋に咲き、鮮やかな赤色で目を引きます。

料理やお茶に使ったり、花壇や鉢植えにしたりと、さまざまな楽しみ方ができる魅力的な植物です。

しかし、パイナップルセージは日本ではあまり一般的ではなく、育て方に悩む方も多いかもしれません。水やりの頻度や冬越し方法、剪定の時期や方法など気になる点はたくさんあるでしょう。

この記事では、パイナップルセージの育て方について、基本的なことから上手に育てるためのコツについてもご紹介しています。

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パイナップルセージを育てるのに最適な環境づくり

パイナップルセージは、日当たりが良く、水はけの良い場所で最もよく成長して沢山の花を咲かせます。

そのため、基本的には直射日光が六時間以上当たる日向が望ましいですが、三時間から五時間まで当たる半日影でも育てることは可能です。

栽培に適した用土づくり

パイナップルセージは、通気性・排水性・保水性のバランスが良く、有機物の入る肥沃な土壌を好みます。

水分が停滞するようなジメジメした土壌では生育不良を引き起こしたり根腐れする事もあるため粘土質な土壌は避けた方が良いでしょう。

庭植えの場合は、腐葉土を混ぜ込んだあとに、元肥として少量の緩効性化成肥料を混ぜ込んで適した土を作ります。

水やりと肥料の与え方

パイナップルセージの水やりは、土の表面が乾いたらたっぷりと行います。鉢植えの場合は特に注意が必要ですが、庭植えの場合は自然の雨だけで十分です。

水やりの際は根腐れや病気の原因になる可能性があるので、株元に直接水をかけないようにしましょう。

パイナップルセージの肥料はあまり多く必要としません。肥料が多いと大きく育ちすぎて草姿が乱れるので注意して下さい。

庭植えの場合は、よほどのやせ地でない限り、肥料は必要ありませんが、生育が悪いようであれば、様子を見て固形の油粕や緩効性化成肥料を株元に置き肥して下さい。鉢植えの場合は、春と秋に、緩効性化成肥料を施すようにします。

種まき時期と方法

パイナップルセージは、種から育てることができるハーブです。

種まきの適期は、春(3月~4月)か秋(9月~10月)です。種は小さくて細かいので、育苗ポットにバーミキュライトや赤玉土を入れて、3~4個ずつ重ならないようにまきます。

上から薄く土を被せて、霧吹きで水を与えて土を湿らせながら、風通しのよい日陰で管理します。発芽すると、1~2週間で芽が出るので適度に間引きし、本葉が3~4枚出てきたら鉢や庭に植え替えます。

なお、採取した種を7~8月に冷蔵庫に入れて1ヶ月冷やしておくと発芽率が高くなります。また、発芽後は十分に日光があたる場所に移動させると生育が良くなります。パイナップルセージは日当たりと水はけのよい場所を好むので、植え付ける際にはその点に注意しましょう

地植え時期と方法

パイナップルセージの地植え時期は、春(4月~5月)か、秋(9月頃)が適しています。

この時期なら根付きやすく生育も良くなります。冬に地上部が枯れる前に植え付けると、翌年には花が咲く可能性が高まります。

パイナップルセージの地植え方法は、以下のとおりです。

  1. 日当たり時間を考慮して植え付ける場所を選ぶ
  2. 植え穴を掘る(株の大きさの2倍程度の深さと幅になるように)
  3. 土壌が粘土質で水はけが悪い場合は、砂利や軽石などを敷いて排水を改善する。
  4. 用土を作る。
  5. 株を鉢から取り出して根をほぐす。
  6. 株を植え付ける。
  7. 用土で埋めて軽く手で固める。
  8. たっぷり水やりをする。

地植え後は、土の表面が乾いたら水やりを行います。水やりの際は、株元に直接水をかけないようにしましょう。

なお、植え付ける際は、根元は少し高くなるようにすると根腐れの防止に繋がります。

用土は先述したとおり、市販の草花用培養土を使うか、赤玉土 (小粒)6・腐葉土4などの配合土に緩効性化成肥料を混ぜ込んで作ることも可能です。

鉢植え・プランターで育てる方法

パイナップルセージは、鉢植えやプランターでも育てることができます。

根が広がるので、少なくとも30センチメートルの深さと幅がある鉢やプランターを選びましょう。底には水はけの良い穴が必要です。

水はけが良く、有機質に富んだ土を好むので、市販の野菜用土やハーブ用土が適しています。さらにパーライトを混ぜると良いでしょう。

1日に6時間以上の直射日光が当たる日当たりの良い場所に置くのが適しています。

水は、土の表面が乾いたらたっぷりと与え、肥料は長期には月に1回程度、液体肥料を薄めて与えると良いです。ハーブ専用の肥料が推奨されます。

剪定・切り戻しする目的と方法・時期

パイナップルセージは、秋の開花まで株が大きくなり続けるので、剪定か切り戻しを行い株の大きさをコントロールします。

夏以降の剪定は開花に影響がでるため、特に草丈を低く抑えたい場合は6月~7月に株元から切り戻しを行います。

剪定・切り戻しする目的は、以下のとおりです。

  • 株の形を整える
  • 茎や葉の密集を防ぐ
  • 風通しや日当たりを良くする
  • 病害虫の発生を抑える
  • 花付きや花色を良くする
  • 根や枝の若返りを促す

剪定・切り戻しする時期は、以下の通りです。

時期 剪定・切り戻し
春(4月~5月) 新芽が出始めたら、冬越しした枯れた茎や傷んだ茎を剪定する。
夏(6月~7月) 草丈が高くなったら、株元から切り戻しを行う。この時期に切り戻すと、秋に再び花が咲きます。
秋(9月~11月) 開花期間中は、花がら摘みと同時に茎ごと剪定する。花が咲き終わったら、地際で地上部を刈り取って冬越しに備える。

切った茎や葉は、ハーブティーや料理などに利用できます。

耐寒性と冬越しの方法

パイナップルセージは、耐寒温度が-10℃以上とあまり高くない多年草です。関東以南の地域であれば、戸外での冬越しが可能ですが、凍結や霜・寒風に注意が必要です。

寒冷地であれば鉢上げして室内で冬越しする必要があります。冬越しの方法は、以下のとおりです。

状況 冬越しの方法
庭植えの場合 花が咲き終わったら、地際で地上部を刈り取る。敷き藁や落ち葉などで株元を覆って霜よけをしておきます。
鉢植えの場合 花が咲き終わったら、地上部を刈り取る。鉢が凍らないように、鉢底にスタイロフォームなどを敷いたり、麻袋やビニールなどで鉢全体を包んだりします。日当たりと風通しの良い場所に置く。

夏越しは水やりに注意する

パイナップルセージは夏の暑さに強いため、基本的に夏越しせずに育てる事が可能です。ただし、水やりや肥料は適切に行う必要があります。

夏期の留意点は以下のとおりです。

留意点 補足
水やり 土が乾いたらたっぷりと与える。水切れを起こすと葉がしおれたり枯れたりする恐れがあります。ただし、水やり過ぎも根腐れの原因になるので注意が必要です。鉢植えの場合は鉢底から水が出るまで与えます。
剪定 株が大きくなりすぎると花付きが悪くなったり風通しが悪くなったりするので、適宜行う。夏以降の剪定は開花に影響がでるため、特に草丈を低く抑えたい場合は6月~7月に株元から切り戻しを行います。

パイナップルセージの増やし方

パイナップルセージは種まきで増やす方法以外には、

  • 挿し木で増やす方法
  • 株分けで増やす方法

上記2つの方法があります。

挿し木で増やす方法と時期

パイナップルセージの挿し木の適期は春(5月~6月)、秋(9月~10月)です。

挿し木の手順は次のとおりです。

  1. 茎を先端から10~15cm切り取る。
  2. 上から2~3枚の葉を残して切り落とす。
  3. 切り口を1時間ほど水につける。
  4. 湿らせたバーミキュライトや赤玉土に挿す。
  5. 2~3週間で発根する。

十分に根が出たら鉢や庭に植え替えることで、増やしていくことができます。

株分けで増やす方法と時期

パイナップルセージの株分けの適期は春(4月~5月)です。

大株に育っていれば、株分けをすることが可能です。地下茎で増えて新しい芽が出てくるので、切り分けて植え付けることで増やせます。

パイナップルセージの育て方に関するQ&A

ここでは、パイナップルセージの育て方に関するQ&A(質問&回答)を紹介します。

  • 毒性はある?
  • 草丈はどれくらい?

上記の問いについて詳しく回答していますので、参考にしてみてくださいね。

毒性はある?

一般的に、パイナップルセージには毒性はなく食用や化粧品として安全な成分とされています。FDA(米国食品医薬品局 )からも食品として認可されていることからも安全性は伺い知れます。

しかし、パイナップルセージは薬のような強い香りがあり、過剰摂取すると胃腸障害や神経系の影響を及ぼす可能性があります。また、妊娠中や授乳中の女性は摂取を避けるべきです。さらに、アレルギー体質の人や敏感肌の人は、パイナップルセージに対して皮膚刺激や発疹などのアレルギー反応を起こすことがあるのでご注意ください。

草丈はどれくらいになる?

パイナップルセージの草丈は、約100~150cmになります。茎は直立または斜上し、よく分枝します。地下茎で増えて新しい芽が出てくるため、株が広がる特徴があります。

ただし、品種によっては草丈が小型のものもあります。例えば、’ハニーメロン’や’タンジェリン’は、草丈が約70cmにしかならない品種です。鉢植えや小さな花壇で育てる場合に向いています。

まとめ:パイナップルセージの育て方のポイント

この記事では、パイナップルセージの育て方について、水やり・冬越しや剪定方法をご紹介しました。パイナップルセージは、適度な水やりと日当たりを好みます。冬は寒さに弱いので、霜よけや室内への移動が必要です。剪定は花後に行って、枝を整えます。

パイナップルセージは、香りと花だけでなく、食用や薬用にもなる万能なハーブです。料理やお茶に使ってみたり、花束やドライフラワーにしてみたりと、工夫次第でさまざまな楽しみ方ができます。ぜひパイナップルセージを育ててみてくださいね。

 

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  • この記事を書いた人

「ハーブ民」編集部

北海道でハーブ苗の販売を行っている合同会社リンクウィットのハーブブログ編集部。 「初心者にもわかりやすく・楽しく」をモットーに、ハーブの魅力や育て方をハーブ愛MAXでお伝えしています! 姉妹サイト「ハーブティータイムズ」も楽しく運営中^^

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