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クリーピングタイムで後悔しない!植えてはいけない理由とデメリット

2024年6月3日

クリーピングタイムはグランドカバーとして人気の植物ですが、時々「クリーピングタイムは植えてはいけない」と言われることがあります。

この記事では、これからクリーピングタイムを植えようか検討している方向けに、後悔しないためのクリーピングタイムのデメリットや植えてはいけないと言われる理由についてご紹介します。

編集長 ひろ
編集長 ひろ
我が家でクリーピングタイムをグランドカバーとして植えている体験談も交えてお伝えしていきますね。

なお、クリーピングタイムは育毛剤にも使われています。クリーピングタイムなどの32種類のハーブが配合された育毛剤については別のページでご紹介しています。

クリーピングタイムを植えて後悔しないために

クリーピングタイムを植えて後悔するのは、クリーピングタイムの性質を知らないままに植えていることが主な原因です。

デメリットを知った上で植えることで、後悔するようなことはほとんど発生しないはずです。

この記事でご紹介するクリーピングタイムのデメリットと、植えてから後悔した事例を参考にしていただければ、特に心配することはないでしょう。

次から、クリーピングタイムのデメリットや失敗例についてご紹介していきます。

クリーピングタイムは植えてはいけないと言われるデメリット4選

クリーピングタイムは植えてはいけないと言われることがありますが、その原因として挙げられるデメリットを4つご紹介します。

  1. 繁殖力が強い
  2. ハチが集まりやすい
  3. 木質化すると見た目が悪くなる
  4. 維持管理に手間がかかる

それぞれの理由について次に詳しくお伝えしていきます。

繁殖力が強い

クリーピングタイムは、地面を這うように広がるほふく性の植物です。 他の植物の根や茎を覆ってしまい、日光や水分、栄養を奪い枯らせてしまうこともあります。

また、根がどんどんと広がっていくため、隣近所の敷地にまで繁殖してトラブルの原因になる可能性も否定できません。

ハチが集まりやすい

クリーピングタイムは、花が咲くと花蜜を多く分泌するので、ミツバチやマルハナバチなどのハチが集まります。

ハチは花粉を運んで受粉を助ける役割を果たしますが、同時に花の美しさや香りを楽しむこともできる一方で、ハチに刺されると痛みや腫れ、アレルギー反応などの症状が出ることがあります。

特にハチアレルギーの人は重篤なショック症状を起こす可能性があるので注意が必要です。

木質化すると見た目が悪くなる

クリーピングタイムは、多年草として長く生きる植物ですが、その代償として枝が硬くなって木のようになる現象が起こります。これを木質化と呼びます。

木質化した枝は、緑色から茶色に変色して葉が少なくなります。また、新しい芽が出にくくなり、成長が停滞します。

木質化は、タイムの自然な生態であり健康の証拠でもありますが、見た目はあまり美しいとは言えません。

新芽が出やすい春から初夏に、新芽のもとが残るように剪定することで見た目の悪化は防げます。剪定後は、殺菌剤を散布して、病気の予防をしましょう。

維持管理に手間がかかる

クリーピングタイムは、繁殖力の強さや木質化する性質から、定期的に剪定や根止めを行う必要があります。

また、水はけの悪い土壌や湿気の多い環境では根腐れや病気の発生に注意する必要があります。さらに、品種によっては木質化や花の品質の低下を防ぐために、切り戻しや植え替えを行う必要があります。

これらの維持管理は、クリーピングタイムの美しさや香りを長く楽しむためには欠かせませんが、手間がかかると感じる方も多いでしょう。

以上が、クリーピングタイムを植えてはいけないという理由として挙げられることが多い4つのデメリットです。

個人的には植えてはいけないと言うほど大きなデメリットとは感じませんがいかがでしょうか。これからクリーピングタイムを育ててみたいと感じる方は、クリーピングタイムの育て方についても参考にしてみてくださいね。

クリーピングタイムは芝生の代わりに最適か

クリーピングタイムは芝生の代わりになるという意見もありますが、一概には言えません。 クリーピングタイムのメリットとしては、以下のようなものがあります。

  • 草刈りの必要がない
  • 踏みつけにそこそこ強い
  • 香りがよく、蚊を撃退する
  • 花が美しい
  • 料理やティーに使える

芝生のように小まめに草刈りをする必要はなく年に数回の剪定で済むこと、芝生にはない香りや花、活用先があることは大きなメリットです。(踏みつけに関しては芝生ほどの強さはないのでご注意ください。)

上記のようなメリットがある一方で、クリーピングタイムにも先述したとおりデメリットは存在します。

したがって、クリーピングタイムが芝生の代わりに最適かどうかは、以下のようなことを考慮する必要があります。

  • 踏み入れる頻度や目的
  • 花の色や形の好み

クリーピングタイムは芝生とは異なる特徴を持つ植物なので、そのメリットとデメリットを理解して、自分の庭に合うかどうか判断することが大切です。

ここまでくると圧巻ですね。香りも楽しめますし、個人的には芝生を超えるグランドカバーだと感じます。

グランドカバーとしては、こうした使い方もGOODですね。クリーピングタイムの良さが引き立ちます。

グランドカバーにして失敗したという口コミ

クリーピングタイムをグランドカバーにして失敗したという口コミは、以下のようなものがあります。

  • 庭の他の植物を覆ってしまい枯らせてしまった
  • クリーピングタイムの間から雑草が生えて、雑草対策にはならなかった
  • 暑さに弱く、夏場に枯れてしまった
  • ハチが集まってしまい、刺された

Xに投稿されているポストの中では特に失敗したという口コミは挙げられていませんでしたが、以下のような口コミが見つかりました。

クリーピングタイムの繁殖力は強いですが、負けじと雑草もその間から繁殖してきます。

雑草だけを抜くのはなかなか大変ですし、抜いてもまた生えてくる可能性はかなり高いです。

他のグランドカバーを駆逐するほどの繁殖力があるので、植える場所には注意が必要です。

「植えた覚えがない」という点もクリーピングタイムの繁殖力の強さを感じさせますね。もしかすると近隣で植えられていたクリーピングタイムが根を張ってきたのかもしれません。

ナメクジやカメムシなどの害虫忌避効果

クリーピングタイムには一部の害虫を忌避する効果がありますが、それほど強くはありません。

クリーピングタイムの葉にはティモールという成分が含まれており、これが爽やかな香りを放ちます。 この香りは、人間にとっては心地よいものですが、害虫にとっては好まない香りであると言われています。

しかし、この効果は、ナメクジやカメムシなどの害虫にはあまり効果がないという報告もあります。また、クリーピングタイムは、アブラムシやハダニなどの小さな害虫にも被害を受けることがあります。(口コミを見ていると、クリーピングタイムの根元にナメクジがいたという話もあったほどです)

編集長 ひろ
編集長 ひろ
うちの玄関先にクリーピングタイムを植えてますが、カメムシは毎年たくさんやってきます…。

クリーピングタイムを植えてはいけない理由とデメリット

この記事では、クリーピングタイムの植えてはいけない理由とデメリットについてお伝えしました。

繁殖力が強く、他の植物の生育を阻害したり、雑草化したりする可能性があります。また、管理に手間がかかることもあります。

クリーピングタイムは、グランドカバーとして魅力的な植物ですが、植える場所や目的によっては、後悔することもあるかもしれないので、植える前に参考にしてみてください。

なお、クリーピングタイムの適切な育て方については、こちらのページで詳しくお伝えしています。

  • この記事を書いた人

「ハーブ民」編集部

北海道でハーブ苗の販売を行っている合同会社リンクウィットのハーブブログ編集部。 「初心者にもわかりやすく・楽しく」をモットーに、ハーブの魅力や育て方をハーブ愛MAXでお伝えしています! 姉妹サイト「ハーブティータイムズ」も楽しく運営中^^

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