ローズヒップはビタミンCが豊富で美肌や健康に良いとされるハーブですが、毒性が気になる人や効果がないという口コミの真偽を調べている人は多いと思います。
この記事では、ローズヒップの効果や副作用に関する最新の研究やエビデンスをもとに、その真偽を検証していきます。
ローズヒップを飲んでいる方や、これから飲もうと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
ローズヒップの毒性について
ローズヒップには毒性はありません。ハーブティーやジャムなどに加工されて食用にされているほどですので、安心して摂取することができます。
ただし、ローズヒップの実の中には種の他にかなり細かい毛が詰まっていて、これを食べると下痢をする危険性があります。
また、アレルギーがある人(シラカバやハンノキなどの花粉症アレルギー、バラ科の植物アレルギーのある人)は、ローズヒップを摂取することで下痢、便秘、胃痙攣、吐き気、膨満感などの消化器系の症状が起こることもあるのでご注意ください。
副作用について
ローズヒップは基本的には安全に摂取できる植物ですが、少なからず副作用を引き起こす可能性があります。
ビタミンCを豊富に含んでいるため、ビタミンCの過剰摂取によって倦怠感や胸焼け、下痢や嘔吐などを引き起こす可能性が指摘されています。
なお、ローズヒップティーの副作用として子宮収縮を引き起こす可能性があるか心配する声がありますが、こうした副作用はないとされています。
森下仁丹のローズヒップには副作用の可能性があるか
上記のとおり、ローズヒップには副作用の可能性はないとは言い切れないため、全く心配いらないとは言い切れません。
ただし、森下仁丹のローズヒップの口コミを探してみても副作用について挙げている人はいないため、大きな心配をする必要はないでしょう。
過剰摂取せず、アレルギーについて確認しておくことで安全に摂取することができるでしょう。
ローズヒップに含まれるティリロサイドの効果
ティリロサイドは、ローズヒップの種子に含まれるポリフェノールの一種で、脂肪燃焼効果があることが知られています。
肝臓や筋肉での脂肪代謝を促進する酵素の発現を増やし、脂肪酸をミトコンドリアに運びやすくすることで、体脂肪を減少させると考えられています。
ティリロサイドの脂肪燃焼効果は、動物実験やヒト臨床試験で確認されており、特に内臓脂肪や腹部脂肪に対して有効であることが示されています。
また、ティリロサイドは、肝臓からのVLDL(超低密度リポタンパク質)の分泌を抑制することで、血中のコレステロールや中性脂肪の濃度を低下させる可能性もあることが最近の研究で明らかになっています。
ローズヒップティーを飲み過ぎることによる弊害
ローズヒップティーは基本的には安全なハーブティーですが、飲み過ぎることによって以下のような弊害が生じる可能性があります。
消化器系の不調 | 水溶性食物繊維が多く含まれており、大量に摂取することで下痢や腹痛などの症状が起こる可能性があります。 |
腎結石の発症 | ビタミンCを豊富に含んでいますが、ビタミンCの過剰摂取は、腎臓に負担をかけて、結石を発症するリスクがあります。特に、既に腎結石の症状がある人は、ローズヒップの摂取を控えるか、医師に相談してください。 |
ローズヒップティーに限った話ではありませんが、目安の摂取量としては1日3杯程度であれば問題ありませんので、適量が気になる方は参考にしてみてください。
ローズヒップティーは効果ないという口コミについて
ローズヒップティーは効果ないという人は、飲み方に理由があることが多いです。
効果を実感するためには継続して飲み続けることが大切なので、すぐに飲むのをやめてしまうと、効果ないと感じてしまう可能性があります。
ローズヒップティーには美肌効果や疲労回復効果などのさまざまな効果が期待できます。ぜひ継続して飲み続けて効果を実感してみてくださいね。
🍹「ローズヒップティーってのはな、美肌効果がすげぇらしいぜ」
📕「(また始まったな……)」後日
📕「あれ?もう飲むのやめたのか?」
🍹「効果全然分かんねぇし」
📕「そりゃ2日しか経ってねぇからな」— にこごり🦍 (@nkgr73) May 10, 2023
なお、ローズヒップティーの効果・効能については、こちらのページで詳しくお伝えしています。
まとめ:ローズヒップの毒性と副作用のリスク
ローズヒップは一部では毒性や副作用の心配がされますが、適正な量を摂取する分にはそれほど心配する必要はありません。
ただ、過剰摂取をしたりアレルギーがある人がハーブティーやジャムなどを摂取することで体に悪影響を与える可能性があるのでご注意ください。
基本的にはビタミンCが豊富で美肌や健康に良いとされるハーブなので、体への好影響が得られるように上手に活用して欲しいと思います。