ラムズイヤーは、羊の耳のようなふわふわした葉を持つ可愛らしい植物です。
ハーブの一種で、昔は食用にしていたということですが、現在ではあまり食用には使われていないもののサラダや天ぷらにして食べることは可能です。
この記事では、ラムズイヤーの使い方について、天ぷらなどの料理レシピのほか、グランドカバーやドライフラワーとしての利用法をご紹介します。
ラムズイヤーを状に活用するための参考にしてみてくださいね。
食用としてのラムズイヤーの使い方
ラムズイヤーは、以前は食用としても利用されていたこともあるようですが、現在はあまり食べられることはなくなりました。
食用として用いた場合の効能なども目立ったものはなく、食べるメリットもそれほど多くありません。
とはいえ、全く食べられないわけではないので、食べてみたいという方は基本的な調理方法や天ぷらの作り方をご紹介するので参考にしてみてくださいね。
基本的な調理方法
ラムズイヤーは食用としても利用する場合、サラダやスープに入れて食べるのが基本的な使い方です。
調理方法は簡単で、よく洗ってから必要に応じて葉を刻んでサラダやスープ、パスタなどに加えます。それによりほのかな香りと風味をプラスすることができます。
葉は柔らかい若い葉を使うのがおすすめです。
また、ラムズイヤーの花をジャムやシロップにすることも可能です。摘んだ花を良く洗って砂糖とレモン汁で煮詰めればジャム、砂糖で煮詰めることでシロップが作れます。
天ぷらの作り方
ラムズイヤーを天ぷらにして食べる人もいるようです。独特な風味と食感は、天ぷらにマッチすると言われています。
ラムズイヤーの天ぷらの作り方をご紹介します。
- ラムズイヤーをよく洗い、水気をしっかりと切る。
- 適当な大きさに切る(サクサク感を出すために、細めに切ることがおすすめ)
- ボウルに天ぷら粉を入れ、水を少しずつ加えながら混ぜる。
- 衣の中にラムズイヤーを投入し、全体に衣をまとわせる。
- フライパンに油を熱し、ラムズイヤーを入れる。
- 中火で両面をきつね色になるまで揚げる。
- 揚げ上がったら、キッチンペーパーの上に取り出し、余分な油を取る。
揚がった天ぷらは、塩や天つゆなどお好みの調味料を添えるとさらに美味しく食べられます。
グランドカバーとしての利用法
ラムズイヤーは、グランドカバーとしても活用することができます。その利点は、他の植物が育ちにくい場所でも頑健に成長し、地面を覆うことで雑草の発生を防ぐことができることです。
ラムズイヤー自体の管理の手間も少なく、グランドカバーとして活用しやすいハーブの一つに挙げられます。
ここでは、ラムズイヤーがグランドカバーとして植える理由やガーデニングに用いる際のアイデアについてご紹介します。グランドカバーに適しているハーブをお探しの方はぜひ参考にしてみてくださいね。
グランドカバーとして植える理由
ラムズイヤーがグランドカバーとして適している理由としては、まず第一に非常に繁殖力が強く、広がりやすい特徴が挙げられます。一度植えてしまえば、手入れをすることなく広がっていくため、手間がかからず管理が容易です。
また、ラムズイヤーの葉は密生しており、地面をしっかりと覆うことができます。そのため、雑草の発生を抑える効果があります。庭やガーデンの美しさを保ちながら、雑草の生育を防ぐことができるのです。
さらに、日陰にも強く日当たりの悪い場所でも育てられる点も魅力です。一般的なグランドカバーとして使われる植物は、日光が十分に当たる場所が好まれますが、ラムズイヤーはその点でも優れています。
以上のような理由から、ラムズイヤーはグランドカバーとして非常に適しています。手入れが簡単で、雑草の発生を抑えることができるため、庭やガーデンの美しさを保つことができます。ぜひ、ラムズイヤーをグランドカバーとして活用してみてください。
ガーデニングのアイデア
ラムズイヤーを使ったコンテナガーデンもおしゃれでおすすめです。
小さな鉢に植え付けることで、ベランダやテラスなどでも手軽に楽しむことができます。ラムズイヤーの葉がコンパクトに広がる姿は、まるで絨毯のようであり、視覚的な魅力を与えてくれます。
また、ラムズイヤーを使ったアレンジメントも素敵です。花壇やフラワーボックスに植え付けるだけで、一気に華やかさが増します。他の花との組み合わせも自由自在で、季節ごとに変化させることもできます。
なお、ラムズイヤーの育て方についてはこちらのページで詳しくお伝えしています。
ラムズイヤーリースの作り方
ラムズイヤーリースは、季節のイベントやインテリアのアクセントとして人気があります。作り方は簡単で、以下の手順に従って作ることができます。
必要な材料
- ラムズイヤーの枝
- リースの土台
- ワイヤー
- ワイヤーカッター
- リボン
これらの材料は、ホームセンターやインターネットで手に入れることができます。
それでは次に、ラムズイヤーリースの作り方についてお伝えしていきます。
ラムズイヤーリース作りの手順
- リースの土台にラムズイヤーの枝を巻きつける。
- 枝を均等に配置し、リースの形になるように巻きつけていく。
- ワイヤーを使って枝を固定すると、より安定したリースにできる。
- 形が完成したリースにリボンや飾りを付ける。
ラムズイヤーリースは、玄関やリビングルームなどに飾ることがおすすめです。その美しい姿は、お客様や家族を楽しませてくれることでしょう。
ドライフラワーの作り方
ラムズイヤーは、その独特の形状と美しい葉っぱで人気のある植物です。ドライフラワーとしても利用することができ、簡単に作ることができます。
作り方の手順は次のとおりです。
- 新鮮なラムズイヤーを切り取る。(長い茎の部分を切り取り葉っぱを残します)
- ラムズイヤーを束ねる。
- 茎の部分を束ね、ゴムバンドやワイヤーでしっかりと固定する。(同じ向きに揃えると良い)
- ラムズイヤーを逆さまに吊るす。
- 風通しの良い場所に吊るして乾燥を促す。
約2週間ほどで、ラムズイヤーは完全に乾燥します。葉っぱがパリッとした感触になるまで待ちましょう。完全に乾燥したら、ドライフラワーの完成です。
まとめ:ラムズイヤーの使い方のポイント
この記事では、ラムズイヤーの使い方について、天ぷらや料理レシピ、グランドカバーとしての利用法をご紹介しました。
以前はラムズイヤーを食用にしていたようですが、現在では一般的ではなく、主に観賞用としてガーデニングに用いられた理ドライフラワーやリースとするのが主な使い方となっています。
また、ラムズイヤーはグランドカバーとしても優秀で、乾燥や寒さに強く、病害虫にもあまりかからない点が適しているので、ガーデニングにも使いやすい植物の一つです。