センブリは古くから民間薬として利用されてきたハーブで、肝臓や胃腸の働きを高める効果があると言われています。
その反面、非常に苦い味が特徴で、テレビ番組の罰ゲームに使われるほどの苦みがあります。
この記事では、センブリ茶はどれくらい苦いのか、センブリ茶の味について解説します。また、センブリ茶の作り方や飲み方のコツもお伝えします。
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センブリ茶はどのくらい苦いのか
センブリ茶の苦さは、人によって感じ方が異なるものの、一般的には「非常に苦い」と表現されることが多いです。
テレビ番組の罰ゲームでも「苦いお茶」として使われることもあるほどで、センブリ茶の苦さを表す言葉としては、「千回振り出してもまだ苦い」という意味の「千振(センブリ)」という名前が由来になっているという説もあります。
なお、センブリ茶の苦みの成分は、スウェルチアマリン、キサントン、ゲンチオビクロシド、スウェルチアニン、スウェルチアノリン、スウェロシド、アマロゲンチン、アマロスウェリンなどの苦味配糖体(セコイリドイド配糖体)と呼ばれる成分です。
センブリ茶の味を試してみた
どれくらい苦いのかと単純な好奇心からセンブリ茶を飲んでみました。
茶葉の形が小さくて細かく、色は緑がかった茶色でした。香りは、やや草っぽくて、少し酸っぱい印象を受けました。
煮出したセンブリ茶は、色は濃い黄色で透明感がありました。香りは、煮出したことで強くなり、鼻にツンとくる感じがします。
味は「想像を超えるほど苦い」というのが第一印象。舌の先から奥まで、全体に苦みが広がりました。甘みや酸味、渋みなどはほとんど感じられません。ただ、苦いだけではなく後味にはさっぱりとした清涼感がありました。何杯か飲んでいるうちに、だんだんと慣れてきました。
センブリ茶の味は、正直言って美味しいとは言えませんでしたが、健康に良いということを考えると、飲み続ける価値はあると思いました。実際、センブリ茶を飲んだ後は、胃がすっきりとして気分が良くなりました。
センブリ茶の作り方
センブリ茶を自分で作る場合の方法は次のとおりです。
- センブリの茶葉を水洗いして水気を切る
- やかんに水とセンブリの茶葉を入れる(一人分の目安は水300mlに対して茶葉0.8g程度)
- 沸騰させる
- 沸騰したら火を弱めて、10分ほど煮出す
- 水の量が半分になるくらいまで煮詰める
- 火を止めて、茶こしでこして湯飲みに注ぐ
センブリ茶は、ホットで飲むのが一般的ですが、冷やして飲むこともできます。ただし、冷やす場合は、腐敗を防ぐために冷蔵庫に入れて保存してください。
ドンキで売ってる「罰ゲーム茶」はセンブリ茶ではないという事実
ドンキホーテではセンブリ茶は販売されていません。
ドンキホーテでは恐ろしく苦い「罰ゲーム茶」というお茶が販売されているので、これがセンブリ茶だと思われがちですが、実はこの罰ゲーム茶はセンブリ茶ではありません。
この罰ゲーム茶はセンブリ茶と同じく苦いお茶である「苦丁茶」という中国茶が使われています。
センブリ茶と苦丁茶はどっちが苦いのか?
センブリ茶と苦丁茶はどっちが苦いのかというのは気になる人も多いと思いますが、どちらも非常に苦いお茶としての共通点はあるものの、苦みの種類や成分も違います。
苦み成分 | |
センブリ茶 | スウェルチアマリン、キサントン、ゲンチオビクロシド、スウェルチアニン、スウェルチアノリン、スウェロシド、アマロゲンチン、アマロスウェリンなど |
苦丁茶 | ウルソール酸、サポニン、β-シトステロールなど |
成分の違いもあることから、センブリ茶と苦丁茶の苦さの強さは人によって感じ方が異なりますが、一般的にはセンブリ茶の方が苦丁茶よりも苦いと言われています。