ミルクシスルティーの効果について注目されるようになってきました。
例えば、脂肪肝など肝臓のケアや二日酔い対策、ダイエット効果など、ミルクシスルティーの効果について興味を持って調べている人が増えています。
この記事では、これまであまり知られていなかったミルクシスルティーの効果に加えて、副作用や禁忌についてお伝えしています。
カルディを始めとした、ハーブティーを扱っている店舗での取り扱い状況についてもご紹介しますので、これからミルクシスルティーを飲んでみたいという方もぜひ参考にしていただけたらと思います。
ハーブティーには色んな効果があって、日常の悩みを軽減できる種類がいっぱいあるよ。
生理痛などのPMSや更年期のお悩み、ツラい便秘を解消したい人はチェックしてみてね!
ミルクシスル(マリアアザミ)とは
ミルクシスルとは、キク科の植物で紫色の花を咲かせる二年草のハーブです。ミルクシスルの種子には、シリマリンという成分が含まれており、肝臓の機能をサポートすると言われています。
ミルクシスルは、抗酸化作用や抗炎症作用などが期待でき、ハーブティーとして飲んだり、サプリメントとして摂取することが可能です。
ミルクシスルティーの効能・効果
ミルクシスルティーは、肝臓の機能をサポートすると言われているハーブティーです。
種子には、シリマリンという成分が含まれており、様々な効果・効能が期待できます。
ここでは、主な効果として挙げられる
- 脂肪肝への効果
- 美肌への効果
- 二日酔いへの効果
- ダイエット効果
- 乳がん患者への効果
この5つの効果についてお伝えしていきます。
脂肪肝への効果
ミルクシスルの効果の中でも、肝臓を守る効果が高いと言われています。
ミルクシスルに含まれるシリマリンという成分は、肝細胞を保護・再生し、肝機能を改善してくれます。
シリマリンの有効性に関しては多数の研究究論文があり、脂肪肝だけでなく肝炎や肝硬変などの肝機能障害の治療に用いられています。
美肌への効果
肝臓は、体内の毒素や有害物質を解毒し、血液をきれいにする役割を果たしています。血液がきれいになると、肌にも栄養や酸素が行き渡りやすくなり、肌の新陳代謝やバリア機能が高まります。
これにより、肌荒れやシミ、しわなどの老化サインを予防・改善することができます。
また、ミルクシスルティーには、抗酸化作用があります。ミルクシスルに含まれるシリマリンは、体内で合成される抗酸化物質のグルタチオンの生成を促進してくれます。
グルタチオンは、美肌・美白に欠かせない成分で、メラニン色素の生成を抑制し、シミやそばかすを防ぎます。また、コラーゲンやエラスチンの生成を促進し、肌のハリや弾力を保ちます。
さらに、肌の水分保持能力を高め、乾燥や小じわを防ぐ働きもしてくれる成分です。
二日酔いへの効果
二日酔いとは、アルコールの過剰摂取によって肝臓に負担がかかり、アセトアルデヒドという毒素が体内に残ることで起こる体調不良のことです。
ミルクシスルに含まれるシリマリンは、アルコールの代謝に関わる酵素の働きを助け、アルコールの分解を早めます。
また、アセトアルデヒドの生成を抑制し、体内に残ったアセトアルデヒドを解毒するため、二日酔いの症状を緩和する働きがあるとされています。
ダイエット効果
肝臓は体内の脂肪の代謝に関わる臓器です。肝臓の働きが低下すると脂肪が蓄積されやすくなるので、ミルクシスルティーによって肝臓の働きを良くすることはダイエットにも効果的です。
また、ミルクシスルティーはカフェインや糖質がほとんど含まれていません。1杯あたりのカロリーは約50カロリーと低いのも魅力的です。
乳がん患者への効果
乳がん患者にとって、肝臓の働きは非常に重要です。肝臓は、体内の毒素や有害物質を解毒し、血液をきれいにする役割を果たしています。
乳がんの治療によって肝臓に負担がかかり、肝機能が低下することがあります。肝機能が低下すると、血液中の毒素や老廃物が増え、全身の健康に悪影響を及ぼします。
また、肝臓はエストロゲンの代謝にも関与しています。エストロゲンは、乳がんの発生や進行に影響するホルモンです。肝臓の働きが悪くなると、エストロゲンの分解が遅れ、乳がんのリスクが高まる可能性があります。
効果が出るまでの期間
ミルクシスルの効果が出るまでの期間は、使用する目的や個人差によって異なります。
例えば、二日酔いの症状緩和のために飲む場合、数時間程度である程度の効果は期待できますが、肝臓の機能向上を目的とする場合は、一般的には6ヶ月以上の継続的な使用が必要とされています。
ただし、効果を早く得たいからと飲み過ぎは禁物です。次の項ではミルクシスルの危険性や副作用についてお伝えしていきます。
ミルクシスルは危険なのか?副作用の可能性や禁忌について
ミルクシスルは基本的には安全で副作用の少ないハーブですが、以下のような場合は注意が必要です。
胃腸の弱い人 | 胃が荒れたり、胃が重くなったり、下痢や吐き気、腹痛などの症状が出ることがあります。 |
キク科植物にアレルギーがある人 | キク科の植物なので、キク科に対するアレルギー反応が起こる可能性があります。 |
妊娠中や授乳中の人 | ホルモンのバランスに影響する可能性があるので、妊娠中や授乳中の人は摂取を避けるべきです。 |
ホルモン感受性の疾患がある人 | エストロゲンのような作用を持つ可能性があるので、乳がん、子宮がん、卵巣がん、子宮内膜症、子宮筋腫などのホルモン感受性の疾患がある人は摂取を避けるべきです。 |
血糖降下薬などを服用している人 | 血糖値や薬物の代謝に影響する可能性があるので、血糖降下薬やインジナビルなどの薬を服用している人は、事前に医師に相談してください。 |
ミルクシスルのハーブティーの飲み方
ミルクシスルのハーブティーの飲み方は、以下のようにします。
- ミルクシスルの種子をスプーン山盛り1杯砕いてつぶす。
- 砕いた種子をポットに入れる。
- 水をカップ1杯半入れ火にかける。
- 沸騰したら、弱火にして静かに5分ほど煮出す。
- 茶こしを通してカップに注ぐ。
ミルクシスルのハーブティーは、味や香りがほとんどないので、他のハーブとブレンドして飲むと美味しく楽しめます。ローズヒップやハイビスカス、ペパーミントなどがおすすめです。
なお、ミルクシスルの種子を砕く際は、ラップに包むかジッパー付保存袋などに入れると便利です。
いつ飲むのが良いのか
ミルクシスルティーは、お酒を飲む前や飲んだ後に飲むと、肝臓に負担をかけないようにすることができます。また、毎日飲むことで、体内に溜まった毒素の排出を助ける効果も期待できます。
お酒を飲む前 | 飲む30分~1時間前に飲むと、肝臓を守る効果が高まります。 |
お酒を飲んだ後 | 飲んだ直後や就寝前に飲むと、二日酔いの予防や緩和に効果があります。 |
毎日飲む場合 | 朝食前や夕食後に飲むと、肝臓の働きを正常に保つ効果があります。 |
カルディではミルクシスルティーの取り扱いはない
カルディでは様々なハーブティーの取り扱いがありますが、ミルクシスルティーの取り扱いは現在のところありません。
ブレンドティーを探してみても、ミルクシスルが配合されているハーブティーはないので、ミルクシスルティーを探す際はカルディ以外で探す必要があります。
次の項では人気のミルクシスルティーについてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
人気のミルクシスルのハーブティー・サプリ
ミルクシスルはハーブティーはいくつか販売されていますが、生活の木で販売されている「有機ミルクシスル」の人気が高いです。
なお、ミルクシスルはハーブティー以外にもサプリで摂取することもできます。店頭ではあまり見かけることがありませんが、ネット販売では様々な製品が販売されています。
シリマリンとの違い
シリマリンとミルクシスルの違いは、以下のようになります。
ミルクシスル | キク科の植物で、紫色の花を咲かせる二年草。肝臓の機能をサポートすると言われている成分が含まれている。ハーブティーとして飲んだり、サプリメントとして摂取できる。 |
シリマリン | ミルクシスルの種子に含まれるフラボノイドの総称。抗酸化作用や肝機能亢進作用などが期待できる。ルクシスルのサプリメントの主要成分として表示されることが多い |
つまり、ミルクシスルは植物の名前で、シリマリンはその植物の有効成分の名前ということになります。
まとめ:ミルクシスルティーの効能・効果
ミルクシスルティーは、肝機能のサポートから抗酸化作用に至るまで、多岐にわたる健康効果を持っています。
しかし、特定の状況下では副作用や禁忌があるため、使用前には注意が必要です。
残念ながらカルディでは今のところミルクシスルティーの取り扱いはありませんが、他の店舗で販売されているミルクシスルティーやサプリメントをご紹介していますので、気になる方はぜひ試してみてくださいね。