ストレスや環境の変化などで眠りが浅くなったり、寝つきが悪くなった時におすすめなのが、安眠効果が期待できるハーブティーです。
ハーブティーの中には、リラックスした気分にさせてくれる香りや神経を落ち着かせてくれる成分が含まているものがあるので、なかなか寝付けない・眠りが浅くてつか疲れが取れにくいという方にとって、とても助けになるはずです。
また、カフェインが少なく夜飲んでも興奮しにくいというメリットもあります。
この記事では、数あるハーブティーの中から、睡眠の質を高めるのにおすすめの3種類を紹介します。
それぞれの特徴や効能、飲み方などを詳しく解説していきますので参考にしてみてくださいね。
ハーブティーには色んな効果があって、日常の悩みを軽減できる種類がいっぱいあるよ。
生理痛などのPMSや更年期のお悩み、ツラい便秘を解消したい人はチェックしてみてね!
安眠ハーブティーが持つリラックスと睡眠効果
ハーブティーにはリラックス効果や自律神経を整える効果など、睡眠に役立つ効果を持つものがたくさんあります。
ノンカフェインでノンカロリーなので、寝る直前に飲んでも睡眠の邪魔はしません。
ハーブティーの中でも、特に安眠効果が高いとされるのが、サフラン、カモミール、ラベンダー、セントジョーンズワート、ローズ、リンデン、レモンバーベナ、パッションフラワーなどです。
これらのハーブには、鎮静作用や抗不安作用があり、気分を落ち着かせてくれる働きのほか、筋肉の緊張をほぐしたり血行を良くしたりして身体を温めてくれる働きや女性ホルモンのバランスを整えたり美肌効果も期待できます。
また、ハーブティーは香りも重要なポイントで、リラックス効果がある香りによって、寝る前に飲むと心地よい眠りに誘われます。好みの香りや風味を探してみるのも良いでしょう。
ただし、妊娠中や授乳中の方は医師と相談する必要がある点にはご注意ください。
寝る前にハーブティーを飲むことで心身ともにリラックスできる入眠儀式になりますので、ぜひ試してみてくださいね。
主なハーブティーがもたらす睡眠への効果について次にご紹介します。
サフランティー
サフランに含まれる「クロシン」と「サフラナール」は物事をやり遂げるのに必要な意欲を維持する機能があることが報告されています。
サフランは古くから香辛料や染料、健康食として重宝されてきた希少なハーブで、鎮静作用や抗不安作用、抗うつ作用などがあると言われています。
ビタミンBやビタミンCを豊富に含み、イキイキとした健康な毎日を送る上で欠かせない成分が豊富に含まれているため、サフランのハーブティーは不安やストレスを和らげ、心身ともにリラックスしたい時に飲むと良いと考えられます。
また、サフランは覚醒作用や利尿作用を持つカフェインを含んでいないので、就寝前でも安心して飲むことができます。
カモミールティー
一般的には睡眠のハーブティーとしてよく知られるのがカモミールのハーブティーです。
カモミールは、不眠や不安、ストレスに効果があり、気分を落ち着かせてくれる働きがあります。
また、消化促進や胃腸の調子を整える効果もあります。
独特の甘くて優しい香りと味も魅力的なハーブティーです。
ラベンダーティー
ラベンダーは、鎮静や抗不安、抗うつなどの効果があり、心身ともにリラックスできます。
また、抗菌作用や消化促進作用もあり、胃腸の不調にも効果的であるほか、美肌効果や女性ホルモンのバランスを整える効果も期待できます。
芳香で爽やかな香りと味も多くの人に好まれるハーブティーです。
リンデンティー
リンデンのハーブティーは甘い香りとやさしい味が特徴で、心身の緊張を和らげてくれる効果があります。
フラボノイド配糖体と精油(ファルネソール)の相乗効果により、ストレスやイライラ、不安な気持ちを落ち着かせて質の高い睡眠をもたらします。
レモンバーベナティー
レモンバーベナのハーブティーはレモンのようにさわやかな香りが特徴で、心を元気づけてくれる効果があります。
鎮静作用や抗うつ作用も期待されており、不安や緊張を抱えている時や気分の高まりによる不眠におすすめです。
甘みと苦味がバランスよく、後味がすっきりしているのが特徴です。
睡眠の質を高める安眠ハーブティー3選
ハーブティーには、リラックス効果や自律神経を整える効果など、睡眠に役立つ効果を持つものがたくさんあります。また、ノンカフェインでノンカロリーなので、寝る直前に飲んでも睡眠の邪魔はしません。
ここでは、安眠効果が高いとされるハーブティーを3つご紹介します。
ハーブティー名 | 配合ハーブ |
ハーブブレンドほうじ茶 すやすや | ラベンダー、ジャーマンカモミール、マローブルー、リンデン |
HERB 熟睡したいとき | ラベンダー、カモミール、リンデン、レモンバーム |
ぐっすり眠れますかtea | カモミール、ラベンダー、リンデン、レモンバーベナ、マローブルー |
要注意!安眠ハーブティーのデメリット
安眠ハーブティーは基本的にはノンカフェインですが、それでも寝る前に飲むと夜中のトイレが心配という方は多いでしょう。
せっかくリラックスして入眠できても、夜中にトイレに起きてしまっては睡眠の質を高めることはできません。
そのため、ハーブによって安眠を得るにはハーブティーよりもハーブ配合のサプリメントがおすすめです。
生活の木の眠れるハーブティー
生活の木で取り扱いのある安眠ハーブティーをご紹介します。
私の30日茶 おやすみ前のカモマイルブレンド
カモマイルジャーマンやレモンバーム、パッションフラワーやバレリアンなど全10種のハーブを配合したティーバッグです。一日の緊張をほぐし、心地良い朝を迎えたいときにおすすめです。
おいしいハーブティー ムーンガーデン
「大地のリンゴ」とも呼ばれるカモマイルをメインにしたティーバッグです。心地良い香りに包まれてリラックスティータイムを楽しめます。
これらの商品は、オンラインストアや直営店で購入できます。
無印の眠れるハーブティー
安眠ハーブティーの中でも、シンプルで上質な商品が揃っているのが「無印良品」です。ハーブティーも、オーガニックや水出しにこだわった商品があります。
無印良品で取り扱いのある安眠ハーブティーをご紹介します。
オーガニックハーブティー カモミール&オレンジピール
カモミールとオレンジピールの爽やかな香りと味が特徴のティーバッグです。ストレス緩和や鎮静作用に効果があります。カフェインフリーで、就寝前に飲みやすいのが特徴です。
ハーブティー ペパーミント カモミール ラズベリーリーフ
ペパーミントとカモミールの清涼感とラズベリーリーフの甘みが調和したティーバッグです。ペパーミントには鎮静作用があります。
オーガニックハーブティー アップル&ルイボス
アップルとルイボスの甘く優しい香りと味が特徴のティーバッグです。ルイボスにはリラックス効果があります。
穀物のお茶 はと麦&レモングラス
血圧降下や利尿作用に効果があります。爽やかな香りでリフレッシュできます。
これらの商品は、オンラインストアや店舗で購入できます。
ルピシアの眠れるハーブティー
ルピシアは、紅茶や緑茶、烏龍茶などの茶葉や、フルーツティーやハーブティーなどのノンカフェインティーを提供するお茶専門店です。
ハーブティーも、西洋や東洋の伝統のハーブをルピシア流にアレンジした商品があります。
ルピシアで取り扱いのある安眠ハーブティーをご紹介します。
スウィートドリームス!
カモミールにジンジャーとドライアップルをブレンドしたティーバッグで体が温まるハーブティーです。お休み前のリラックスタイムにおすすめです。
プロヴァンス
ラベンダー、ローズマリー、セージなどの南仏のハーブがブレンドされたティーバッグです。ラベンダーにはリラックス効果があります。
エルダーフラワー&カモミール
鎮静作用や免疫力アップに効果があります。穏やかな香りで癒されます。
ジンジャー&レモンマートル
ビタミンCやポリフェノールが豊富で、美肌効果や風邪予防に効果があります。爽やかな味わいでリフレッシュできます。
これらの商品は、オンラインストアや店舗で購入できます。
眠りを誘うハーブはカモミールがベストなのか
眠りを誘うハーブとしてよく知られているのがカモミールです。
カモミールは、リンゴのような甘い香りが特徴の白い花で、古くから薬草として利用されてきました。
カモミールには、鎮静作用や消炎作用があります。これらの作用は、カモミールに含まれるフラボノイドという成分によるものです。フラボノイドは、神経系の活動を鎮めたり、炎症やかゆみを和らげたりする効果があります。
また、カモミールにはアピゲニンという成分も含まれています。アピゲニンは、脳内のセロトニンという神経伝達物質の前駆体となります。セロトニンは、メラトニンという睡眠ホルモンに変化することで、睡眠の質やリズムを整える役割を果たします。
つまり、カモミールは、神経を落ち着かせてリラックスさせるとともに、睡眠を促進する効果があるのです。
そのため、寝る前にカモミールティーを飲むと、眠りやすくなったり深い眠りに入りやすくなったりすると言われています。
しかし、カモミールが眠りを誘う唯一のハーブではありません。他にも、レモンバームやラベンダーなどのハーブにも、リラックス効果や安眠効果があります。
また、カモミールには注意点もあります。例えば、キク科の植物にアレルギーがある人は使用を避けた方が良いですし、妊娠初期の人は子宮収縮作用があるため使用に注意が必要です。
したがって、眠りを誘う最適なハーブは個人差や体質によって異なると言えます。自分に合った香りや味のハーブティーを楽しみながら選ぶというのも良い方法だと思います。
寝る前にハーブティーを飲む場合の最適な時間
一般的には、就寝1時間前くらいに安眠に適したハーブティーを飲むと効果的だと考えられます。
ただし、ハーブの種類や個人差によっても最適な時間は変わる可能性があるため、自分に合ったハーブティーや時間を選ぶようにすると良いでしょう。
リラックス効果を得るために飲むわけですから、早すぎることもありませんし遅すぎることもありませんので、気楽に試してみることができます。
安眠ハーブティーに関するQ&A
ここでは、安眠ハーブティーに関するQ&A(質問&回答)を紹介します。
- 睡眠障害にもハーブティーは効果があるのか?
- 寝る前のハーブティーは、むくみの原因になる?
- 精神を落ち着かせる飲み物はハーブティーがベスト?
上記の問いについて詳しく回答していますので、参考にしてみてくださいね。
睡眠障害にもハーブティーは効果があるのか?
睡眠障害とは、入眠困難や中途覚醒、早朝覚醒など睡眠の質や量に問題がある状態のことです。
睡眠障害は、日中の眠気や倦怠感、集中力や記憶力の低下、イライラや不安など、さまざまな身体的・精神的な影響を及ぼします。
睡眠障害の原因は、ストレスや生活習慣、病気や薬物など多岐にわたりますが、その中でもストレスが大きな要因となっていることが多いと言われています。
ハーブティーの中にはストレスを軽減する働きがあるものもあり、就寝前に飲むことで心身をリラックスさせて睡眠を促進する効果が期待できます。
ただし、ハーブティーにも注意点があります。例えば、カモミールはキク科アレルギーの人や妊娠初期の人には向かない場合がありますし、オレンジフラワーは吐き気やむかつきを伴う偏頭痛や関節炎の人には逆効果になる場合があります。また、ハーブティーは1日3杯までにしておくことも大切です。
したがって、睡眠障害にもハーブティーは効果があると言えますが、自分の体質や症状に合わせて適切なハーブティーを選び、適量を飲むことが重要です。ハーブティーだけに頼らずに、ストレスの解消や生活習慣の改善も心がけましょう。
寝る前のハーブティーは、むくみの原因になる?
寝る前にハーブティーを飲むとリラックス効果や安眠効果が期待できますが、むくみの原因になるのではないかと心配する人もいるかもしれません。しかし、実はハーブティーにはむくみを解消する効果があるものも多く、逆にむくみの予防や改善に役立つ場合があります。
むくみとは、体内に余分な水分や老廃物が溜まってしまうことで起こる症状です。むくみの原因はさまざまですが、血流の悪化や冷え、塩分の摂り過ぎなどが挙げられます。むくみを解消するにはこれらの原因を改善し、体内の水分や老廃物を排出させることが必要です。
ハーブティーには、利尿作用や血行促進作用を持つものが多くあります。利尿作用では水分の排出、血行促進では新陳代謝の向上といった効果を狙うことができます。つまり、これらの効果を持つハーブティーを飲むことで、むくみを解消が期待できるのです。
これらのハーブティーは、寝る前に飲むことで、睡眠中に体内の水分や老廃物を排出させることができます。ただし、飲み過ぎてしまうと尿意によって睡眠が妨げられてしまうこともあるので注意しましょう。寝る前のハーブティーは1杯程度にしておきましょう。
したがって、寝る前のハーブティーはむくみの原因になるということはありません。むしろ、むくみ解消に効果的なハーブティーを選べば、むくみの予防や改善に役立つ可能性があります。自分の体質や好みに合わせて、ハーブティーを楽しみましょう。
精神を落ち着かせる飲み物はハーブティーがベスト?
ハーブティーの精神安定効果の秘密はその香りにあります。
ハーブティーの香りは、自律神経のバランスを整えてストレスを和らげる効果がありますし、味や色もリラックス効果に影響するので、精神を落ち着かせる飲み物はハーブティーがベストと言っても差し支えないでしょう。
なお、精神安定効果が高いハーブティーには、サフランやカモミールやラベンダーなどがあります。ハーブティーは副作用や依存性の心配は少ないですが、過剰摂取や体質によっては注意が必要です。
まとめ:くっすり眠れる!睡眠の質を高める安眠ハーブティー
この記事では、ぐっすり眠れるおすすめのハーブティーをご紹介しました。
それぞれには、サフランやカモミール、ラベンダーなどの安眠効果があるハーブが配合されており、香りや味も楽しめます。
また、カフェインが少ないので、夜飲んでも安心です。睡眠不足やストレスでお悩みの方はぜひ試してみてください。
安眠ハーブティーで、心身ともにリフレッシュするための参考になれば幸いです。