この記事では、自宅で簡単にできるよもぎ茶の作り方についてご紹介します。
自分で収穫したよもぎを使ってよもぎ茶にするのはそれほど難しいことはありませんので、初心者の方でも気軽に挑戦してみることができると思います。
また、よもぎ茶の美味しい飲み方やアレンジ方法もご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
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よもぎ茶の作り方
よもぎ茶は、春から初夏に採取したよもぎの葉を乾燥させて煮出したお茶です。
よもぎ茶の作り方はいくつかの方法がありますが、主な作り方としては次の5つの方法があります。
- オーブンを使って作る方法
- レンジを使って作る方法
- 生のよもぎを使った方法
- よもぎの粉末を使って作る方法
それぞれの方法について、具体的な作り方をご紹介します。
オーブンを使って作る方法
オーブンを使って作る場合の手順は次のとおりです。
- よもぎを天日干しして乾燥させる。
- オーブン皿に均等に広げる。
- 120度のオーブンで、15分に1回ぐらい混ぜながら、約1時間かけてカラカラになるまで乾燥させる。
- 乾燥させた葉を保存容器に入れて、湿気が入らないように保管する。
オーブンで作るよもぎ茶は、香ばしくておいしいのが特徴です。
レンジを使って作る方法
レンジを使って作る場合の手順は次のとおりです。
- よもぎを天日干しして乾燥させる。
- 耐熱皿に載せる。
- 水を小さじ1杯かけて、ふんわりとラップをして、500Wの電子レンジで1分加熱する。
- 加熱した葉を保存容器に入れて、湿気が入らないように保管する。
レンジで作るよもぎ茶は、時間がないときや手軽に作りたいときに便利です。
生のよもぎを使った作り方
生のよもぎを使ってよもぎ茶を作る方法は、以下のようなものがあります。
- よもぎを天日干しして乾燥させる
- 厚手の鍋に乾燥させたよもぎを入れて、弱めの中火で5分ほど乾煎りする。
- よもぎが柔らかくなるまで弱火~中火で煮出す。
- 急須によもぎ茶葉を3g入れて熱湯を注ぐ。(茶葉はお茶パックに入れると便利)
自宅で栽培したよもぎを使ってお茶を作るのも楽しいですね。
よもぎの粉末を使って作る方法
よもぎの粉末を使ってよもぎ茶を作る方法は、以下のようなものがあります。
- やかんや鍋で煮出す方法
- 急須やティーポットで淹れる方法
- 水出しで作る方法
それぞれの方法について少し補足していきます。
やかんや鍋で煮出す方法
水1Lに対してよもぎの粉末5~10gを入れて沸騰させます。
弱火にして1~2分ほど煮出したら、茶こしで濾して完成です。
この方法で作ることで、よもぎの香りや成分をしっかりと抽出できるメリットがあります。
急須やティーポットで淹れる方法
急須またはティーポット一杯分のお湯に対して、よもぎの粉末15gを入れ、沸騰したお湯を注いで3~4分ほど置きます。
この方法は、他の方法に比べて茶葉の消費量が増えてしまいますが、短時間で淹れられることとクリアな味わいを楽しめるメリットがあります。
水出しで作る方法
水1Lに対してよもぎの粉末5gを用意し、1Lのうち200mlの水を沸騰させます。
ボトルにティーバッグなどに入れた粉末を入れて、その沸騰させたお湯を注いで蓋をして5分ほど蒸らします。
5分後、残りの水をすべて注いで冷蔵庫で一晩置きます。この方法は、冷たくてさっぱりとしたよもぎ茶ができます。
よもぎ茶の美味しい飲み方
よもぎ茶は温かいままでも美味しくいただけますが、冷やしてもおいしいです。暑い季節にはアイスよもぎ茶として楽しむのも良いでしょう。
ただ、よもぎ茶には苦味があるため、人によってはそのままだと飲みにくいと感じることもあるでしょう。そういう場合はさまざまなアレンジを加えることで美味しく飲めるようになるはずです。
そのほか、おすすめの飲み合わせについてもご紹介していきます。
よもぎ茶とレモングラス
よもぎ茶には、独特の香りがありますが、苦手な方もいるかもしれません。そんな方には、レモングラスを加えると、レモンのような爽やかな香りが広がり、飲みやすくなります。
レモングラスには、リラックス効果や風邪予防効果もあると言われています。
よもぎ茶とハトムギや玄米などの健康茶
よもぎ茶は香りが強いため、他の健康茶とブレンドすると味がぶつかり合うことがあります。そこで、ハトムギや玄米などのマイルドなクセのない健康茶とブレンドすると、よもぎ茶の香りの良さが引き立ちます。
ハトムギや玄米にも、美肌やダイエットなどの効果があります。
よもぎの天日干しのやり方
新鮮なよもぎを使ってよもぎ茶を作るためには、よもぎを乾燥させる必要があります。よもぎを風通しの良い場所に置いて天日干しすることで、簡単に乾燥させることができます。
よもぎの天日干しのやり方については、以下のような方法があります。
- よもぎの葉の部分だけを摘む。
- 水を替えながら綺麗に洗う。
- しっかり水気を切る。(サラダ脱水機を使うと簡単)
- 蒸し器で10分程度蒸す。
- 布巾などに並べて天日干しする(4~5日間)
- 完全に乾いたら、ミキサーで細かくする。
蒸す工程は省くことも可能ですが、仕上がりの緑色がきれいになると言われています。
よもぎを天日干しする期間は、天候や湿度によって異なるので目安として4~5日程度としておいて様子を見るようにしてください。
よもぎの天日干しをすることで、よもぎ茶の風味がより豊かになります。ぜひ試してみてください。
出がらしを有効活用する方法
よもぎ茶の出がらしには、まだまだ栄養価が残っています。捨てずに利用することで、より効果的に健康効果を得ることができます。
ここでは、よもぎ茶の出がらしを無駄にせずに有効活用する方法をご紹介します。
よもぎ湯
よもぎ茶の出がらしが入ったティーバッグを10個くらい湯船に入れることで、よもぎの香りと成分を浴びることができます。
よもぎ湯は、血行を良くして冷え性や肩こりを改善したり、肌をきれいにしたり、リラックス効果があります。
よもぎ佃煮
よもぎ茶の出がらしを細かく刻んで、ごま油で炒めてから、水、かつおぶし、醤油、しらす干しを加えて煮詰めると、美味しい佃煮ができます。
作った佃煮は、おにぎりの具やおかずになります。
よもぎ化粧水
よもぎ茶の出がらしを水に浸して冷蔵庫で保存しておくと、残りの成分が抽出されて自然な化粧水ができます。水は精製水や浄水を用いるようにしてください。
よもぎ化粧水は、肌のくすみやニキビの予防のほか、美白効果があるとされています。
よもぎ掃除
よもぎ茶にはタンニンやクロロフィルなどの抗菌成分が含まれているので、除菌効果もあります。
よもぎ茶の出がらしを使って菌が気になるところの掃除に使えますし、鏡やシンクや蛇口を拭くと、ピカピカになる効果もあります。
まとめ:よもぎ茶の作り方と美味しい飲み方
この記事では、自宅で簡単に作れるよもぎ茶の作り方とレシピをご紹介しました。
よもぎ茶は、ノンカフェインで栄養豊富な健康茶でさまざまな効果があります。自分で作ると、より安心できるだけでなく、香りや味も楽しめるのでおすすめです。
そのまま飲んでも十分美味しく飲めますが、より美味しく飲めるアレンジ方法もご紹介しているので、苦みが苦手な方でもぜひ挑戦してみてくださいね。