タンポポ茶(ダンデライオンティー)は副作用がなく安全に飲めると言われることが多いですが、少なからず副作用の危険性もありますし、飲み過ぎによるデメリットもあります。
この記事では、安心して飲むためにタンポポ茶の副作用や危険性をご紹介します。
これからタンポポ茶を飲んでみようという方や、飲んでいる人が危険性について心配になる話を聞いたというような方はぜひ参考にしてみてくださいね。
ハーブティーには色んな効果があって、日常の悩みを軽減できる種類がいっぱいあるよ。
生理痛などのPMSや更年期のお悩み、ツラい便秘を解消したい人はチェックしてみてね!
タンポポ茶の副作用と危険性について
タンポポ茶は基本的には副作用などの危険性は少なく安心して飲めるハーブティーですが、体質などによっては以下に挙げるような副作用が出る可能性があります。
アレルギー反応
キク科(アスター科)の植物にアレルギーがある人は、タンポポ茶を飲むことでアレルギー反応を示す可能性があります。
症状としては、かゆみ、発疹、息切れなどが現れることがあります。
胃腸の不調
タンポポ茶を飲むと、一部の人は胃痛、下痢、胃酸過多などの胃腸の不快感を感じることがあります。
高カリウム血症
特に腎臓の機能が低下している人は注意が必要ですが、高カリウム血症のリスクが増えることがあります。
薬との相互作用
タンポポ茶は以下のような薬との相互作用に注意が必要です。
利尿作用のある薬やハーブ | 利尿作用のある薬(フロセミド、ブキナ、ホーステールなど)やハーブ(ネトル、ハイビスカスなど)との併用は、薬効を増幅させてしまう可能性があります。 |
高血圧や心臓疾患の薬 | 高血圧や心臓疾患の薬との併用によって、血圧が下がりすぎる可能性があります。 |
血糖値を下げる薬 | 血糖値を下げる薬との併用によって、血糖値が低下しすぎる可能性があります |
抗凝固薬 | 抗凝固薬との併用は、出血のリスクを高める可能性があります |
適切な飲み方
タンポポ茶の効果を安全に得られるための摂取量や頻度、タイミングについてご紹介します。
得たい効果を効率的に得るための参考にしてみてください。
安全な摂取量と頻度
タンポポ茶はノンカフェインで副作用の心配も少なく安心して飲めるお茶ではありますが、どんな飲み物も大量に飲むと体に負担となります。
タンポポ茶の摂取量としては、1日に1~3杯程度飲んでおけば十分に効果効能が得ることができますし、「飲み過ぎ」ということにもならないので、おおよその目安と考えられます。
また、利尿作用があるのでトイレに行けない状況での飲用も止めたほうが良いでしょう。
飲む最適なタイミング
タンポポ茶を飲む最適なタイミングは、以下のような場合がおすすめです。
- 朝食前:空腹時に飲むと胃腸の働きを活発にし、代謝を上げる効果がある。
- 食後:食事による血糖値の上昇を抑える効果がある。
- 夜寝る前:血流を改善してリラックス効果がある。
この3つのタイミングに1杯ずつ飲んでも構いませんが、得たい効果が得られやすいタイミングに1杯飲むという飲み方でも充分に効果が期待できます。
飲み過ぎによるデメリット
タンポポ茶の飲み過ぎによるデメリットとしては、以下のようなものが挙げられます。
- 利尿作用が強くなるため、トイレが近くなったり脱水症状を起こしたりする可能性がある。
- 血圧が下がりすぎて、めまいや立ちくらみを感じたり、低血圧の症状が悪化したりする可能性がある。
- 胆汁分泌促進作用が強く出て、胆石や胆嚢炎などの胆道系の疾患を悪化させたり、腸の障害を引き起こしたりする可能性がある。
飲めば飲むほど早く効果が得られるものでもないので、飲み過ぎることなく適度な摂取を心がけてください。
禁忌
タンポポ茶の禁忌としては、以下のような人が挙げられます。
- タンポポやキク科の植物にアレルギーがある方
- タンポポ茶と薬の相互作用で記載した薬を服用している方
- 妊婦や授乳中の方
- 胆石のある人
副作用は少ないと言われるタンポポ茶ですが、上記の方は接種を控えた方が良いでしょう。
まとめ:タンポポ茶の危険性と副作用
タンポポ茶の副作用や飲み過ぎのデメリットについて解説しました。タンポポ茶は、ノンカフェインで副作用もなく、安心して飲めるお茶ですが、以下のような場合は注意が必要です。
- タンポポやキク科の植物にアレルギーがある人
- 胆道閉鎖、胆嚢炎、閉塞性イレウスなどの胆管や腸の障害がある人
- 利尿作用のある医薬品やハーブを摂取している人
- 高血圧や心臓疾患、躁病治療薬を服用している人
タンポポ茶を安全に飲んで得たい効果を得るためにも、危険性を知って適切に摂取するようにしてくださいね。
なお、タンポポ茶の効果・効能については、こちらのページで詳しくお伝えしているので、ぜひご参照ください。